キュウリパイプと絹さや花壇
11メートルのキュウリパイプを組み上げた。ここにキュウリ30本とさやインゲンを植えようと思っている。キュウリをこんなに作るのは初めてだが、塩漬けキュウリに挑戦するつもりだ。キュウリの栽培はそこそこにできる。問題は一時期に集中する、夏場の果菜類を上手く使いこなす方法だ。塩漬けにしておいて、戻して利用する方法があるらしい。奈良漬とか、福神漬けとか、著名なものがあるが、これを自分の技術にしたいと考えている。農の会オリジナル漬物である。別に商品化というほどではないが、野菜の保存技術は食の自給には、不可欠なものだ。時期によって、余るほどできるものを無駄にしない技も大切だと思う。塩漬けは一番簡単な方法だろう。加工してよりおいしくならなければ意味がないので、いいものができるよう挑戦したい。そのためのキュウリ栽培であり、キュウリパイプである。
インゲンやあずきもそれなりに作って、保存食に回したいと思ってはいる。豆類はまず栽培技術を磨かなければならない。今年始めての事で、小豆と大豆は麦の後作にやる予定でいる。30坪でどの程度できるのか。場合によって余裕があれば、養鶏場の方の平地がもう30坪あるので、こちらでも何か豆類の栽培を試みてもいい。本当は豆類は面白い作物だが、大豆ぐらいしかやったことがない。大豆でいまひとつ上手く栽培が出来いので、その次の豆類には手が伸びないで来た。花時の湿度が問題だと聞いたので、その辺を配慮しながら、今年は栽培してみる。豆といえばソラマメは毎年作る。塩茹での空豆は春の味覚の王様。一度は食べたい。問題は冬の間の長い期間、作らないとならないこと。風やら無視やら、何かの障害を受けやすい。今年もどうやらそろそろふくらんで空を向いている。この風情がなかなか良い。
写真は窓辺の花壇のサヤエンドウだ。なかなか良いものだ。これで毎日食べられる量が取れる。長ければ3週間食べれるだろうか。採れだしたら終わってしまう。花も綺麗だ。白と赤紫とが混ぜてある。畑の隅では苗かサヤエンドウが、勝手に出てきた。畑を片付ける時に、去年の株からこぼれた苗だ。これがいつの間にか大きくなってしまった。お陰で、味噌汁に入れて、炒めて、卵とじでと充分に食べれる。エンドウが終わったら、この花壇には、もらったユウガオを植えようと考えている。苗を作ってくれている。6月にはいったら、植え替える予定でいる。去年集荷場の小屋の脇でそらやさんが作ってくれて、なかなか美しかった。その種を分けて貰えた。さつまいもとは同じヒルガオ科で、葉っぱが似ている。もちろん朝顔もヒルガオ科である。
畑では、トオモロコシの3列が目に見えるようになってきた。草の間から顔を出しているのだが、やはり強いもので、グンとえばり出している。手前には、ピーマン、キュウリ、なす、の早植えの苗が勢いづいている。一番早く売り出されたものを、買って植えてみた。我が家の苗が出来るのはいつも1ヶ月半は遅いので、早く食べれる分だ。上手く行くだろうか。インゲン、や枝豆はきゅうに生育を早めてきた。これなら結構食べれそうだ。豆の類は採りたてに限る。味は時間勝負のもの。この美味しさはトオモロコシと同じで、作る人しか味わえない。サツマの種芋はまだ芽を出さないが、少々遅れても大丈夫だろう。麦は毎日黄色みを増す。朝日に耀く美しさは他の作物にはない見事さがある。立派な作物だ。まだ、スズメは来ていない。雨が5日も続いている。お茶摘が出来ない。9日の予定だけは何とかなってほしい。お茶工場も大変なことになりそうだ。