297 水彩画 日曜展示
297 水彩画 日曜展示

682「睡蓮池」
2025.4 中判全紙

683「赤崎貝塚」
2025.4 中判全紙

684「赤い耕作地」
2025.4 中判全紙
耕作地の赤い土は沖縄に来て一番印象に残ったものだった。レンガのような色だと思った。これが赤土だと思えた。家の壁の色もこの色にしたかったのだが、実現できなかった。この土の色を描きたいと思っている。何度も描いてはいるのだが、少し見ている色になったかもしれない。
絵では見ていると言うことは、葉色版で4とか5とか正確に比べて、見るという意味ではない。自分の頭の中の絵の色を見つけられるかである。赤い赤い土の色、鮮血のような土の色。燃える太陽のような土の色。言葉にしてみれば赤い土の色も様々である。
その様々ある赤さの中で、自分がこうだという土の色を作り出そうとしている。その見いだそうという「見る」なのだ。だから私の沖縄の赤土なのだ。この赤土に腐植を増やし、耕土にしようとしている。簡単なことではない。亜熱帯の太陽と風と気温が作り出した土を変えようとしているのだ。