308 水彩画 日曜展示
2025/06/29
307 水彩画 日曜展示
695「海」
2025.6 中判全紙
696「水源林」
2025,6 中判全紙
697「海」
2025.6 中判全紙
698「海」
2025.6 中判全紙
699「海」
2025.6 中判全紙
海を描いたものである。石垣の海はそれは素晴らしい。光の強さが違う。特に夏至前後の中天から強烈な太陽光の下にある海は、壮絶なものだ。決定的で自然の力量を全面的に示している。人間など、この海の前では何物でも無いだろうと、主張している。
だから、ちょっと手が出せないでいた。この海を描くと言うことは、自然を描くと言うことになる。自然の総合を描くと言うことになる。つまり、含み込まれた自分を描くと言うことなのだろう。そんな海を描けるはずもない。しかし、確かに目の前にそんな海はある。
そこで、うつむいて田んぼの水の中を見ている。そこに小さな無数の虫がいることを発見した。何時間もうつむいてボーとしていると、ああここにも世界があると思えるようになった。海を描くことと、田んぼを描くことは何一つ違うことはない。世界の総合を絵にすると言うことなのだ。