アメリカが世界を崩壊させる
2026/01/30

舟原の畑から見る明星岳
トランプは金正恩やプーチンと同類の独善人間である。アメリカ人の横暴な悪いところを凝縮させている。世界から民主主義を後退させた。この流れは、日本にも及ぼうとしている。高市政権が日本を軍事国家にしようとしている。これが高市氏のいうところの日本を2分する議論なのだろう。
そうしなければ、荒ぶる世界についていけないと考えているようだ。それは高市氏だけではなく、多分国民の多くがそう思い込まされている。それが、台湾有事発言の目的である。こうして中国と緊張を高めて、日本の国防を変えようという戦略と考えられる。今度の選挙は高市戦略の選挙だ。高市を勝たせてはならない。
若い人を中心に高市政権を後押ししているようだ。ここがどうにもわからないのだが、本当に軍国主義にならなければ、日本がやられてしまうと考えているのだろうか。もしそうだとすると、それは間違いである。軍国主義になったところで、中国よりはるかに弱い軍隊で対抗などできない。日本は専守防衛しか道はない。
日本の安全保障は相手を攻めないという姿勢だ。だから、攻めることができない状態でいなければならない。原爆など持たない方が安全なのだ。武力に対する武力の対抗が戦争を起こす。81年前の敗戦で日本人は懲りたはずだ。戦争は何も解決にはならないものだ。銃よりも花を。
高市氏はアメリカが頼りなのだろうが、アメリカは日本の危機を傍観するはずだ。それがアメリカに漁夫の利をもたらすからだ。アメリカファーストなのだから当然のことだ。なぜこんな当然のことを、高市支持者は気づかないのだろうか。アメリカさえよければいいと、トランプは宣言しているのだ。
アメリカが台湾の防衛に加わることはない。台湾防衛にアメリカ軍が出動することもあり得ない。高市はアメリカが出動したときには日本軍も出動すると言っているのだが。見当違いもいいところだ。アメリカは台湾有事で日本を巻き込みたいだけだ。台湾のことなど少しも考えていない。
中国と日本が対立して疲弊するのを期待しているのがトランプだ。ウクライナ戦争は、当事者であるウクライナ、アメリカ、EU、ロシアは大きな被害を受けた。その反面、中国やインドが漁夫の利を得ている。台湾有事で漁夫の利を得られるアメリカが、直接軍事行動に出るはずがない。
日本は弱いもの連合を目指す以外にない。アジア版EUである。アセアンに入れてもらうというのもあるだろう。アセアン拡大版に、韓国や台湾も入るといい。オーストラリアやインドなども入れば直いい。EUに匹敵する経済圏になるはずだ。中国が独裁政権を辞めれば、入ってもらえばいい。22世紀のことかもしれない。
トランプはカナダを51番目の州にしてやる発言から、アメリカから距離をとると判断をした。賢明である。このままではアメリカの属国にされてしまう。トランプはグリンランドの住民にはお金をあげるから、アメリカになればいいと説得している。人間の尊厳、国の尊厳など、トランプにはない。今のうちにグリーンランドに大量の避難民の収容を行えばどうだろう。
日本もメリカの奴隷国家が嫌ならば、カナダを見習う必要がある。カナダと連携をとる必要がある。そして、同じような立場の韓国ともさらに友好関係を強める必要がある。韓国はまたアメリカに脅されている。何でもアメリカに強制される屈辱には耐え難いのだろう。そうしたアメリカに反感を持つ国々は世界中に広がり始めている。
EUも同様である。アメリカの横暴にはいつまで耐えられるか疑問である。アメリカを除いた弱い国連合が連携してトランプの暴虐に対抗する必要がある。世界中が対アメリカで連携できれば、トランプは焦って、横暴を抑えることだろう。世界の枠組みの変化を日本が先導する必要がある。
それが平和憲法を持つ日本の役割である。日本は専守防衛である。81年間侵略戦争をしてこなかった。その実績は一応ではあるが、かすかに世界に認められているだろう。だからあくまで専守防衛の主張が日本の安全保障になる。台湾有事は日本の安全保障とは関係がない。
日本が中国に対して、台湾有事発言を撤回して、謝罪をする。そして日中貿易を復活させる。トランプは日本に100%の関税をかけるぞと言い出すのではないだろうか。それが本音だ。トランプには思想とか、方向性というものはない。ただ人を痛めつけて、得をできればいいというだけの人間である。
これほど愚劣な人間が選挙で選ばれるとは思わなかった。ヒットラーではないが、どれほどひどい人間であっても、アメリカ社会の中にある、どす黒い流れがある以上、トランプの登場は必然だったのかもしれない。そうは思いたくないが、世界は崩壊に進んでいる。競争主義の限界である。
この流れは資本主義の限界が生み出している混乱である。経済競争に負けそうになった時に、破れかぶれで何でもやるわけだ。アメリカは中国に敗れるという予測が出てきて、変わった。世界一でいられない不安が、アメリカを独善国家にしたのだろう。余裕がなくなったということだろう。
世界中におこってきているこの独善の武力主義は、当然日本にも及んでいるのだろう。まさかなことであるが、選挙で高市政権が選択される可能性が出てきている。生きているうちにこうしたことが起こるとは思わなかった。国民が不安の幻覚に誘導されている気がしている。不安を演出したのは、高市発言である。
目を覚ましてもらいたい。中国は謝罪すれば済む問題である。高市内閣が選挙で負ければ、台湾有事発言も撤回できるだろう。もし高市政権が続くことになれば、日本経済は必ず行き詰まる。積極財政どころではない。ひどい不況になるはずだ。心底怖い。国民の生活を危機に陥れたのは、高市氏だ。
高市氏を支持する人は、謝罪をすることを負けたと考えるからできない。トランプなど、毎日前言を翻している。勝つためには、発言を変更するぐらいどんな問題があるのか。高市が発言を変えない以上、高市氏を選ばない以外にない。高市氏がいなくなることが、日本経済唯一の活路だろう。これからの生活を考えると、高市氏に本当にやめてもらいたい。
会社が倒産するか、高市氏を辞めさせるかの選択である。わかりやすい構図である。このまま、レアーメタルが止められていれば、積極財政どころでないのは誰でもわかる。トランプ関税で痛めつけられ、今度は中国からの締め付けである。これで日本経済に未来があるはずがない。
日本経済の危機的状況を高市氏は理解できていないのではないか。消費税減税まで言い出した。選挙に勝つためなのだろうが、こんな適当に政策を変えてしまうくせに、なぜ台湾有事発言が撤回できない。高市氏の個人的な思惑のために日本国民を困窮に追いやっていいのか。
高市氏の幼稚な誇りのために日本が疲弊してよいのか。確かに野党は頼りない。能力不足かもしれない。しかし、このまま中国と対立を深める高市氏より、はるかにいい。たとえ自民と維新で過半数割れしたとしても、高市氏は降りるが、自民党は第一党で継続する。そこで考えればいいではないか。