イラン戦争と日本経済

日本に関わる、エネルギー供給地である中東で泥沼戦争をアメリカが起こした。世界はウクライナに軍事侵攻をしたロシアには制裁を加え、プーチンは戦争犯罪者として、追求されている。しかし、イランを空爆してハメネイ氏を殺害したトランプは批判されることはない。
スペインのペドロ・サンチェス首相だけが、トランプの行為は国際法違反だと主張して引かない。トランプはスペインとは通商禁止だと息巻いている。高市氏は当然何も発言をしないが、日本人として恥ずかしいと思う。トランプ関税が怖くて黙ってしまう。エコノミックアニマルの姿が自分のことのようだ。
石油産油国であるアメリカとロシアは、大いに経済が潤うことになりそうだ。その辺の計算だけはトランプは小ずるい。アメリカはロシア石油の経済制裁を止めた。ロシアはこれで一息つき、息切れしてきたウクライナ戦争が持ち直しそうだ。アメリカはこれで中国との競争が有利に展開しそうである。
イランを攻撃すれば、戦争が泥沼化することは誰にも想像できたことだ。それはベトナムやアフガンやイラクで散々痛い目に遭ったアメリカは身に染みていたはずだ。イランを攻撃したとしても、地上戦をしない限りイランの降伏はないということは、以前から言われていたことだ。
さすがに地上戦まではトランプも出来ないだろう。2つの大きな戦争を抱えたまま、世界は苦しい状況を生きることになる。日本経済はどうなるかである。別段分析など読まないでも悪くなるに違いないと思う。円安物価高になることは確定された。石垣島ではガソリン価格が202円だった。
すでに日本経済は厳しい状況にある上に、格差社会が深刻化し始めている。これから泥沼戦争が続き、世界が疲弊して行くことになる。テロリズムも世界にまた広がることだろう。戦争では何も解決できないと言うことが、どうして人間には理解できないのだろうか。
戦争は人が死ぬから問題なのではない。恨みが増幅し、戦争を始める前より状況が悪くなる。問題がそれで終わるなどと言うことはあり得ない。ベネゼエラは上手くいったとトランプは考えて居るようだが、イラク戦争後の最悪の展開を思い出すべきだ。イラクの既存勢力を解体して国家建設を試みた結果、国は混乱。イスラム過激派組織「イスラム国」が出現した。
ホルムズ海峡の封鎖が続くことで、物価の上昇が起る。石油輸入国日本は円安が深刻化するだろう。さらに石油の値上がりが増幅され、物価全体に影響してくるはずだ。そして景気の後退が起る。それでもアメリカに従わざる得ない日本。尊厳を失った日本国。
アメリカ経済は悪くは成らない可能性が高いので、アメリカに依存している企業は影響が少ないのかも知れないが、そんなことまではよく分からない。ともかく身の回りでは厳しいことになることばかりだろう。格差がさらに広がり固定化される社会になる。
農業も石油に依存している。肥料も機械のエネルギーも上がる。農産物は値上がりするだろう。それでも輸入食品の値上がりは大きくなるはずだから、高い食料品を買わざる得ない暮らしになる。人間食べないわけにはいかない。人間のおごりがこういう事態を招いたのだろうか。
貿易赤字は拡大して行く。景気後退と物価高が同時に進む「スタグフレーション」が起ると言われている。具体的にはすべての物価が上昇するはずだ。どれほど切り詰めても食料品の高騰は生活苦を深刻化するだろう。水道、電気、燃料費も2,3割高くなると想像している。
政府がガソリン価格など抑制させるための政策は行うだろうが、ただでさえ借金まみれの財政状況の中で、やればやるほど財政破綻が近づいてくる。円安がさらに進むことで、輸入価格がまず増す上昇する。そして、日本も戦争に狩り出されるのではないか。高市政権に断ることが出来るだろうか。
食料品の上昇が生活を直接的に追い込むはずだ。給与が物価上昇に追いつかない状況はさらに長引いて行くことになる。戦争が長引けば長引くほど、世界経済が悪化して行くに違いない。高市積極財政がいかに茶番劇になるか、始まる前からネタバレである。
具体的には7月頃には物価高の影響が大きく現われてくるのだろう。今までもかなり厳しい生活苦が言われていたわけだが、その厳しさがさらに深刻化しているとみるべきだろう。いよいよ本気で自給的生活に入るほかない。戦時中も、戦後の食糧難時代も、食料生産者だけが何とか生き抜けた。
エネルギーが断たれる状況はまさに戦中戦後の社会の再現になる。松の根から燃料を取り出した時代があるのだ。今から自給農業に入ることだ。簡単には農業が始められない状況が生まれるかも知れない。40年前に想像していた社会状況がいよいよ訪れるのかも知れない。
早く自給農業に取りかかったものが生き残れる。と言っても何もない中での自給農業である。本当の農業技術が問われることになる。ネットに広がる妄想の良いことづくめの農業技術は消えて行くはずだ。化学肥料も使えない。農業機械も使えない。
こういう何も手に入らない状況でも可能な農業技術が意味を持つことになる。今更ながらシャベル一本で始めた自給生活の挑戦が思い出される。人間はそれでも生きて行ける。私自身が体験し実現した自給生活のことだ。そこまで覚悟して戻れる人間だけが安心立命できる社会になると言うことだろう。
一日も早く農地を確保することだ。都会生活を続けていれば、悲惨な暮らしが待っていると考えていた方が良い。政府の主張している自助社会が来る。今までの社会がまだまだ良かったと思えるほど、厳しい格差社会に落ち込んで行くはずだ。
のぼたん農園でも、参加者49人が暮らして行けるだけの食料生産を本気で考える必要が出てくると考えて進める。お米が最低でも1500キロ生産できなければならない。2反の田んぼで生産するとすれば、ひこばえ農法を本気でやる必要がある。
自給的農業が重要になる。ロシアが戦争を継続できるのは、ダーチャと呼ばれる自給農業が盛んだからだ。週末になると郊外の別荘、泊まれる家庭菜園に行き自給農業をする人が沢山いる。ダーチャでの食料生産が国の安全保障になり、各自の自立が確保されている
日本も農地で、泊まれる家庭菜園が可能な地域を作るべきだ。耕作放棄され原野に戻るよりも、日本人の暮らし方を見直す良い機会を作ることになるはずだ。都市近郊にもそういう場所はいくらでもある。都会に通わないでもいくらかでも収入があれば、自給生活が可能だ。
日本人は都会生活者になり、耐久性を失い始めている。これからの厳しい時代を生き抜くためには、自給生活を体験することが重要になる。今までも何度も自給生活を奨励してきたわけだが、いよいよそうせざる得ない状況がすぐそこまで来ている。
国が法律を変えてなど、待っていたところで、高市政権では農協支持者の鈴木大臣だ。到底無理なことだ。こうなれば、がむしゃらにやる以外にないだろう。まだ農地が借りられる内に借りることだ。そして1坪くらいの物置を建てて、そこに寝れば良い。私はそうした。
農地に物置小屋くらいならば、建てても大丈夫だ。見逃してくれる。それくらいの覚悟で始めるときが来ている。地方の行政によっては新規就農者に家まで準備しているところまである。日本全体が自給の国に戻れば何とか生きて行ける。
世界経済の戦時体制である。この戦争は続いて行く。さらに厳しさが増してくる。私の役割としては、自給農業技術の確立である。1反の田んぼで1トンのお米を確保するような技術を確立する。命の限り自給農業技術の確立を目指して行く。