納豆人気

      2016/08/08

納豆が人気が出た、そうで、めでたい事はめでたい。テレビで放送があったらしいが、めでたいが、おめでたいにならないように願いたい。以前、「今日の卵をくれ」という電話が成り続けたことがあった。テレビでたちの悪い占い師が、何とかの日の卵を食べれば、金が貯まる。と言ったのだそうだ。金が貯まるなどと、言う事を得々と占う根性が厭だ。卑しい占師なことか。もちろん一つも分けてあげなかった。私は食べたが占いは外れている。納豆の方はきっと健康方面だろう。発酵食品が健康に良い。これはもう当たり前に成ったが、もう一ひねりあったかもしれない。納豆がきっとダイエットにいいとでも言ったのだろう。納豆を食べていれば、O-157や、サルモネラ菌が大丈夫と言うのもあった。今年の場合はノロウイルス予防に効果がある。これかもしれない。

大豆はいい。大豆が褒められたら、たとえダイエット関連であっても嬉しくなる。大豆の会では、ダイエット食品の大豆を栽培しましょうとか、一項入れれば、人気になるのか。人気が出るのもまずいから、大豆は脂肪まである作物だから、食べると太ると言う方を入れておけばいいか。大豆はともかく、面白い作物だ。味噌醤油に、納豆に豆腐。どれも面白い食べ物だし個性がある。料理の作り方の工夫が中々で、作者の個性や力が出やすい。古くからの各民族の伝統食の、主材料だ。農の会では大鍋で煮るのだが、これが、アルミの大寸胴鍋で煮たものと、鉄の伝統的な大釜で煮た物とでは、味がはっきり違うのだ。大豆が釜の中でぐるぐる廻る形状が良い。それと鉄との相性が良い。

来年は大豆畑を倍増すると中原さんが張り切っていた。今年で味を占めたのだ。私も大豆があんなに簡単に出来るのなら、是非やりたい。5畝で91キロ位とれた。これは普通の農家の半分だが、すごい出来だと思う。味噌作りで一番難しいのが、大豆作りだ。ずーと、こう思っていた。それが今年は何の苦労もなく出来たのだ。だから、大豆に相当費用がかかっていた。味噌作りが、本当に格安で出来そうだ。そうだ納豆だ。大豆に余剰が出たら、今度は納豆をやって、みんなにも食べてもらおう。納豆とブロッコリーを食べていれば、完全栄養食だ。そう納豆学会で言っている。

大豆はやはり栽培の問題がある。品種によっても、相当に土地を選ぶように感じる。各地各地に在来種があるようで、神奈川にもいくつかあったようだ。地元の方に伺うと、秦野在来と言うのがあってそれを作ったものだ。と聞いたので、探したが、見つからなかった。今少し有名になって、県でも奨励品種と言う事にしたのが、津久井在来種と言うものだ。しかし、山がちの津久井地域と、この辺の大豆では違うような気がする。写真で見ても乾いた畑で栽培している。田んぼの畦に作る畦豆が、この辺では中心だったと思う。1反の田んぼがあると1軒はやってゆけた。こう聞いた。1反の田んぼの畦にぐるっと作って、40メートル。これが一軒分の味噌醤油。1株100グラムの収穫で、150株植えたとして、15キロ。こんなものだったのだろうか。それで田んぼの方でも、大豆は作る事は作って来た。それなら確かに作り安い。その経験から、田んぼの転作で、大豆をやってみて、上手くいった訳だ。

 - 保存食, 大豆, 自給