衆議院選挙
徐々に衆議院選挙が近づいている。麻生自民党か、小沢民主党か。選びようがない選挙である。「次善の人」「究極の選択」と言う事になりそうだ。共産党が全選挙区にはでないと言う事で、選択の巾は狭まる。小田原が属する、神奈川県17区は現在、3名が正式に立候補表明している。私のように、露木開成町長の立候補を期待する声は、あちこちにあるらしく、立候補のうわさは届くが、どうなのだろう。もし、立候補となれば協力もしたい。
政治にはお金がかかる。これはよく言われることだが、この意味は実の所「政治家には、」お金がかかる、と言う事。何故インターネットでの選挙運動を禁止しているのだろうか。自分の考えを伝える方法として、ネットほどお金のかからないものはない。むしろ、ネットだけで選挙をしてもらいたいぐらいだ。静かで良い。こんなことを書けば、すぐネット環境が無いものはどうすると言うのだろうな。ともかくネットでの選挙活動を禁止しているのは、憲法違反だ。
現在、西湘地域の衆議院選挙では、3名プラス1名の名が挙がっている。
民主党の神山洋介氏
自民党の牧島かれん氏
元安倍首相の秘書をされていた、井上義行氏
プラス1は露木開成町長である。当人は出馬にどうお考えかは知らないが、3名の方よりよほど考え方は分かっている。それは町長のティータイムというブログ
である。露木町長は国の地方分権審議会の委員でもあり、とても忙しい方である。それにもかかわらず、相当の頻度で明確な考え方を示されている。
正式候補3名が、ホームページでかかれていることを衆議院議員の政策だと本気で考えているとしたら、国民として全く悲しくなる。ここには抽象的な「明るい日本を作ります。」的な、私にはどうでも良いことしか書かれていない。具体的に何をしたいのかがほとんどない。ネットだから、いくら長文でもかまわない。自分の情熱を表現してもらいたい。どこかの業者にお願いして作ったようなホームページで足れりとしている精神が物足りない。まだまだ民主主義には程遠い状況である。ネットでの意見を読み比べると、大体の人間がわかるものだ。政策を知る事が出来る。申し訳ないが、この3人では、麻生氏と小沢氏のどちらを選ぶかという「究極の選択」と同じことである。悲しいが、どの人が、次善の人か。
ネットは実に本当の姿が見えてくる。3人は共に9条改憲派のようだ。そこが私の一番のチェックポイント。護憲派の河野氏の後継であるので、牧島氏にはメールで質問した所、回答を戴いた。――河野議長のすすめられた平和外交を学問としても学ばせて頂きました。戦後の社会において、憲法9条が果たした役割は大きいと思っています。一方で、国家対国家の衝突から9.11以降、対テロの国家戦略を築くべき時代であることも痛感しています。「真の平和とは何か」「如何にして平和を守っていくのか」ということを国民全体で考えていかなければならない時だとも思っております。――
それで、9条をどうするの。そこが質問である。この範囲の意見なら、ホームページに示しておいて欲しい。それすらないという事は、避けたいと言う事と読む。まだ、始まっていないのだから、各候補、その気があるなら、ホームページを作り変えたらどうか。
ネットを何故、選挙で禁止しているか。それは議員の政策が明確に見えるからだ。見えてしまうことを避けたいのだ。何しろ小田原の市議会では、投票の賛否行動が公開されることを、是としない市会議員の方が多いという。旧式な政治状況だ。自分の行動考えが明確に成ることを避けたいという心理。民主主義の最も大切な、志というものが既にない。政治はお金がかかる。確かにそうだろう。政策を持たないで、歓心を買うためにお金をかけている。ブログを議員の義務にして欲しい。言葉で表現できないものが、政治を行うことなど出来ないはずだ。忙しいから出来ないと言い訳する人もいる。自分の意見を伝えることこそ、政治のはずだ。これからの社会を作ってゆくのが、政治家の努めであるなら、ネットを避けたいなど、見当違いもいいところだ。