南足柄でカラスの大量死
原因不明…カラス大量死 神奈川・南足柄市4月6日12時9分配信 産経新聞
神奈川県足柄上地域県政総合センター(開成町)に5日、市民から南足柄市壗下(まました)の山林でカラスが大量に死んでいるとの通報があった。原因は不明。センター職員が調査したところ、現場約50メートルの範囲に合計41羽の死体を確認した。外傷はなく、ほとんどきれいな状態だった。鳥インフルエンザの可能性もあり、対応マニュアルに従って保健衛生所で2羽を簡易検査したところ、陰性反応を示した。念のため、国立環境研究所へ採取した検体を運び確認検査を行う。
住民の話によると、現場周辺では餌付けなどはしておらず、普段から元気に100羽程度飛んでいたという。
養鶏業をやっているので、家畜保険所からFAXが入る。上記のものとほぼ同じ内容だが、6日の15時である。多分、元ネタは同じものと見られる。後段は「また、周辺にはカラスが100羽程飛んでいたとのことですが、特段、異常は見られないとのことです。」と成っている。残念なことに、報道機関の現在のレベルを良くあらわしていると思う。まさか、カラスに餌付けをするなどと言う認識はひどすぎる。「外傷が無く、きれいな状態、」と言う家畜保険所の文面に、ほとんどを加えている。何故だろう。それは、神奈川県の発表にしたがっている。記者は取材によって、「餌づけ」を加える気にさせたのか。「普段から元気に飛んでいた。」と言う書き方の報道もある。日経メディカルでは、ナイル熱との関連、毒性の関連にも触れている。一番内容がある。毒性多分、農薬の問題。意図的なもの可能性が強い。農薬問題への想像力があれば、「元気とか、餌付けとか」はでてこない。「我がもの顔にとか、恐いくらいに騒いでいた。」とか言う言葉がふさわしい。
カラスの事はそれでもいい。北朝鮮報道。各社一斉に「ミサイル発射に毅然とした態度をとれ」という類の社説を並べた。ミサイルという確証はどう言う情報源によるのだろう。言葉で伝える仕事である。皮肉にも北朝鮮では日本の報道各社の名前を挙げて、衛星の打ち上げ成功を伝えている。としている。さすがに、この抗議はできないだろう。自ら根拠のない、ミサイル発射を伝えている。この点麻生総理は正確に、ロケットあるいはミサイルと思われる飛翔物体、というような言い方をしている。報道は揚げ足を取られるようなことは書かないほうが良い。国連安保理の会議では意見の一致は出来ない。その程度の予測も出来ないで、ミサイルと騒ぐことは、相手の思う壺。衛星打ち上げまで、非難する難癖をつける国家「アメリカと日本」と言う事になりかねない。人工衛星失敗という発表。北朝鮮では成功報道。日本の報道はミサイルで信頼性を損ねているから、衛星失敗報道も、北朝鮮レベルのプロパガンダになりかねない。
自ら不愉快なことも、正確を期す。そして、カラスの集団死が何を意味するか。その背景にあるものへの想像力。これが不可欠である。カラスの害。報道の現場主義。何百羽のカラスが集団で群れ飛ぶ姿を、その目で見る必要がある。暮している身の回りで起きている現実を、自分の視覚で把握する、認識する。それは、南足柄と、たぶん記者の居る横浜ではカラスも違うということ。北朝鮮と日本は違う。現状を充分に認識する。少なくとも自分の目で、北朝鮮の現状を見てくる。想像力をもっと働かせて、平和に至る道を先ず、想像すること。その上で記事を書く。それが報道の役割ではないか。北朝鮮のミサイルの脅威など、妄想である。金正日の妄想に乗せられている。その恫喝が外交戦略であるなら、いかにも日本に落ちてくるようなイメージを作り上げる。麻生政権が危機を煽ろうと思って行動したのは、末期政権として当然の事である。報道の状況の判断できない、愚かさはひどすぎないか。