インフルエンザ上陸
水際対策も効を奏さず、インフルエンザは関西方面に上陸した。WHOは確定感染者数1万人を発表した。多分実際の感染者数は100万人まで行っているかもしれない。死亡者は100名は居ないようだ。今回の感染数がどうなるか。鳥インフルエンザのときの政府の予測では、3600万人が感染すると言っていた。つまり4人に1人。病原菌の毒性の強さは普通のインフルエンザと同レベルと考えて良いようだ。先ずは一安心だ。昨日風呂屋では、この話題で大笑いになった。「もう神奈川に来ているのかねぇー」「来ているかどうか、今週中には確かに来るだろう」「60こえてるから俺は大丈夫だ」「神戸では60って人が居たようだよ」「嘘だろうー」「いや、確かにいたぞ」「大事大事に育てられたようなものは、60こえたって駄目だ」「お坊ちゃんは駄目か」これが庶民感覚の正解だとおもう。免疫と言うものは普通こう考えられてきた。この考えで行けば、今回のインフルエンザは感染しておいた方がいいという事になる。
WHOはワクチンを秋までに作ると発表した。ワクチンを必要とする人も居る訳だから、無駄にはならないだろうが、泥縄。しかし、ワクチンによる免疫と、60歳以上にあるという免疫らしきものとは、どう違うのだろうか。あるいは同じなのか。強毒のトリインフルエンザの方も、感染者、死者とも若者子供中心である。これも何故だか分かっていない。免疫というものが解明されているわけではないので、今までの常識では判断出来ないことが起きている。感じとして、インフルエンザウイルスだけを見ていたのでは、解明できない。強毒鳥インフルエンザの人感染については、現段階ではきわめて特異なことである。これはWHOが間違った情報を流し、明日にでもパンデミックが起こるような恐怖感を煽って来た。私の予測では初期から人人感染に成るには、豚が介在すると主張して来た。感染の鳥を生で食べた場合、死亡するのは感染で死亡するのとは意味が違う。
今回の日本での流行の形を、詳しく分析することが重要である。初めて、流行してゆく形の細かな分析になる。どういう形で日本に入ったかは、今の所不明であるが、ここを集中して調べる必要がある。水際作戦のどこに、抜けるか。又、水際作戦が不可能なら、どの段階で国境閉鎖をするべきか。私はそのくらい、強毒のインフルエンザの登場を恐れる。現在鳥インフルエンザの人感染数は2003年からで417人感染、死亡者は257名である。7年間での事だから、いかに少ないかがわかる。1997年香港での死者が始まりとされる。普通のインフルエンザでの死亡者は世界では毎年、1万人は居るはずだ。今回の新型もここに含まれて違和感はない。強毒のインフルエンザが人人感染を始める時、今回の経験が生かされなければならない。病院というものが、すぐさま機能しなく成ると言う事。発熱外来への電話一つ通じなくなる。3時間待ちが普通だそうだ。ほとんどが発熱外来を拒否され、普通の病院でも断られることになって居る。
私個人としては、60と言う事で感染するのかどうか、きわどい所である。むしろ感染するなら避ける必要はないと考えている。持病も糖尿もない。ここで感染しておけば、次の強毒インフルエンザの流行に対し、免疫が高まる可能性が推測される。もちろん学問的には、有り得ないとされている考えだが。現実には60以上には感染しにくい事実がある。強毒のインフルエンザが流行して、この勢いで広がるとすれば、ワクチンは全く間にあわない。この秋と言っている間に、100万人の死者が出る。とすれば、豚を充分に調べる。中国香港周辺の豚を調べる。そんなことはもう45年前には言われていたことだ。大規模畜産が人間を滅ぼす、可能性があることを充分に認識すべきだ。各宗教が肉食を禁ずるには、根拠がある。