原発ストレステスト
原発のストレステストと言う考えが出てきた。管総理が突然言い出したということで、内閣がてんやわんやであるが。出方が変でも正しいことは、正しい考え方だ。岡田幹事長はストレステストと原発再稼働と別問題だと発言しているが、何がどう別問題かが分からない。原発の安全性に問題があったから、福島第一原発は、悲惨な事故に成ったのだ。そのことをもう忘れたのかのようだ。わたしの意識の中では、今までの原発ではもう駄目だと言うことになっている。大地震などめったにこやしないなどと言う、偶然を願うことは政府のやることではない。最悪の場合を想定して、安全の確保をする。それが当たり前のことだ。それでストレステストをやろうというのがヨーロッパのやり方のようだ。さらに言えば、テロ集団が原発を襲った場合。ミサイルが撃ち込まれた場合。どういうことが起こるのか。それで日本は終わりに成るのか。そう言うことをしっかりと確認して欲しい。
原発は止めるしかないのだ。今問題となるのは、どのような手順で止めて行くかである。原発にしがみついて、金儲けしようと考えてきた方々は、もう諦めるしかない。原発はもう全く儲からない仕組みになった。もし万が一にも再開する原発があったとしても、せいぜい３０年ぐらいの事である。新しく作るなど、もうできる訳が無い。これから後始末にかかる膨大な費用が、各電力会社の負担となるだろう。それが電気料金の上乗せに成る。自然エネルギーだから高くなるのではない。死の灰の後始末に何万年の費用を見なければならない。原発は止め方だけでも難しい。早く地中深くにしまう以外にない。それも良いやり方とまでは言えないが、他よりましと言うだけである。原発事故が頻発しないとして、未来の皆さんがいるとして、今から誤らなければならない。
原発の再稼働は、福島第一の事故が収束するまで行ってはならない。日本の社会を襲って居る不安感を考えれば、まずは無事収束してもらうことだけである。なにしろ、後から後から、嘘が出て来る。初めから分かっていれば、対応が出来たことも多い。例えば、畑のことである。表土だけを剥ぐということは、耕す前ならできた。小田原でも３月中にその指示が出ていれば、畑の隅に穴を掘って、表土を埋めてしまった。今はすでに耕し終わっている。もう出来ない。パニックを起こさないためと言って、情報を抑えた。その為に政府の信頼はすっかり無くなった。当然である。政府は一部の住民を棄民したのだ。犠牲を承知で情報を抑えていた。こんな政府の言うことを誰が信用できるものか。政府と九電のやらせ説明会を見れば、何も変わっていない。嘘で固めて安全神話にしがみつく。めったなことで地震は来ない。安全に費用をかけるなど無駄金だ。本音ではこんな風に思っている。この程度の安全意識で、原発をやられるのではたまらない。
ストレステストとは何をやるのか。ＥＵのストレステストでは大地震や津波の規模を段階的に大きくした際に、原発の設備などがどこまで耐えられるのか限界を見極めをする。すべての電源や冷却機能が失われるという深刻な事態への対応策。これによって原発の設備の弱い部分を洗い出す。ミサイルやテロは無いのか、ＥＵ方式のストレステストだけではまだ心配だ。アメリカではテロ対策が議論されている。管首相は不思議な人間だ。もっとも友達にしたくないタイプだ。周りに人がいなくなる。そんな管氏ではあるが、まだ止めてもらっては困る。又原子力村の政治になったら大変なことだ。自民党など猫なで声を出し始めたが、騙されてはならない。河野太郎氏のような人を、処分している党だ。
昨日の自給作業：コロガシ２時間 累計時間：２０時間