「いきものがかり」のコンサート

   

グリンパワーキャンペーンに東京国際フォーラムまで行ってきた。自然エネルギーには、非常に興味が強いので、このキャンペーンの中で、原子力発電が、どう扱われているか。まぁー、どう避けられているかかを、確認しておこうと言うのが主目的。それは、グリーン電力と言うのができてすぐ、登録をした。原子力発電を止めて、自然エネルギーに転換すること。原子力発電所で、大地震が起きる前に、片付けるためには、それしかない。それで、グリーン電力に登録した。登録すると、電気量から、一定金額が、クリーン電力購入として、新エネルギー財団に行くようになっている。私はそれを2年前止めた。原子力発電所の事故隠しの際。この対応を問い合わせたところ、全く何もしていないと言うのだ。する気もないというのだ。グリーンエネルギーのゆりかごに、ぬくぬくしていたいらしい。

「いきものがかり」の無料コンサート付だ。厚木辺りの若者達だ。今爆発的人気らしい。何となく名前が気に成っていた。この辺の若者が世間で評判になる。どういう感性なんだろうと、思っていた。なかなかパワフルだった。リーダーの一言「今そでで、話を聞いていたが、自分が知識を持ち、自分の頭で考えたい。」こう発言した。鵜呑みにしたくない。偉そうな先生の講演の直後、こう言う事を発言できる。何かをもっている。ボーカルの女性は、ブースでガスを30%節約できる、機器の説明を聞いた。「その仕組みをすこしづつ理解できると、説明してくれるおじさんが、本当に嬉しそうなので、私も嬉しかった。」なるほど。いい青年達だな。「いきものがかり」私も小学校では生き物係だった。飼育係と言った。ここが引っ掛かっていた。

何故、グリーン電力を考える時に、緊急的に迫っている、原子力の問題に触れないで居られるのだろう。政府が嫌がることを、財団法人としては、やりたくないという事だろうが。そんな生ぬるい態度ではなにも変わらない。柏崎原発では、活断層の調査の委員の一人は、知っていて資料をごまかした事を、告白している。そもそも日本のような巨大地震の多発地帯で、危険極まりない、不完全技術の原発と言うような施設に、エネルギーを依存する。こんな危ういエネルギー政策に触れずに、グリーン電力だけ、よくも正義のように言っていられるものだ。フォーラムでも、分科会でも原発に触れるものは全くない。もう一つの空気はエコビジネスのゆがみ。変えなければいけないのは暮し方の方だ。グリーンエネルギーだから、もっと使いましょう。違うのだけど、こんな空気のキャンペーンに見えなくもない。

竹村真一氏の話を聞いた。この人は大切な所をきちっと押さえて、わかり易く話してくれた。地球が、いかに素晴しい星であるか。地球の循環システムを発見したのが、20世紀の成果。太陽がくれるエネルギーは人間が毎年使うエネルギーの15000倍。大きなエネルギーを地球に降り注いでくれている。これを上手く取り入れれば、エネルギー問題の未来は開ける。しかし、基本は暮らしを変えること。分かり易く言われていた。と言っても、聞いていた人はいただろうか。ところで、風力発電に協力したくなった人居ます。と呼びかけたけど、あまり手は上がらなかった。どうしてああいう構成なのか。まず、KATの歌があり、その後竹村真一さんの話で、いきものがかりと続く。後がいきものがかりだから、誰も帰らないが、あそこで話すのはほとんど不可能だと思う。上の空。むしろ司会の王理恵さんの方が、目立たざる得なかった。

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