好機を逃す

   

クマタカの鳥インフルエンザ感染の始末記。周辺のアカネズミ17匹から、ウイルス発見できず。やらないよりいいけれど。こんな仕事するのはホントにあほらしかっただろう。3ヶ月経って今更何を。インフルエンザのクマタカを3ヶ月隠していたのだ。バレタカラ、やらないわけにも行かないから、一応と言う事だろけど、何で最初に隠したのだろう。以前大分の趣味家の家で鳥インフルエンザが出た。そのとき、いち早く報告して、その趣味の飼育者は県知事さんから表彰された。何のこっとやら。ところが、そのチャボをすばやく県は燃やしてしまった。ウイルスの確認も保存もなし。何と言う隠蔽体質か。インドネシアでは大統領が、ウイルスの提供を断った。それぐらいウイルスは重要なのだ。それを、ひたすら燃やした、気の効いた愚か者はどこの誰だ。茨城では不法ワクチンだ。農水省はそれ以外考えられないと発表しながら、ついに曖昧に終了。どれも、これも、好機を逸失している。わざとかな。意図的かな。世界でのトリインフルエンザの流行は若干衰えを見せ始めた。

次に好機を逃したのが、原発の事故隠し。何と隠せる事故の殆どが隠されていたようなものだ。何故こう言う事になったかの方が、重要な事項。地域住民との約束など、全く無視して、平気で事故隠しを繰り返してきた訳だ。やはり、原発は東京の中心に作ればいい。新潟の原発から電気を持ってくるのに、30%の輸送ロスになるそうだ。問題の多い施設は、反対のいえない過疎地に持って行くと言う事が、すでに住民差別の発想だ。事故は、改善の第一歩のはずだ。間違いがより良いものを作る、原点である事を忘れている。そんな事は、どこの工場でも常識だろう。それが出来ないのは、技術者の中に、原発が安全な物にはならない、と言う諦めがあるからだと、聞いたことがある。この危険なものの中で働く人達は、危険に麻痺するしかない。大したことはない。こう気持ちを騙す以外、平静に働いていられないだろう。だから、事故があっても大した事じゃないから、言えば、大げさに扱われるだけだから、隠しておこう。こんな気持ちになるのだろう。もちろん経営者は、バレテ止められたら大変だ。と言う事だろう。

そしてタミフルの副作用。これも後から、後から出てくる。何故今更と言う事を良く分析しておく必要がある。何か言い出せない、空気があったのか。おかしいと思う人は何故、もっと強く発言しなかったのか。それでもタミフルを備蓄する。これって一年で、廃棄できる。正義をかざしながら堂々と税金の無駄遣いが出来る、すごいアイデアだ。タミフルの効果など、ほって置いても4日で治るインフルエンザが、3日で治る程度の効果だという人も居る。
いずれも理由は一つ。ダイオキシンが悪い。温暖化が問題だ。こうした正義をかざして、議論の余地を失くすことを、環境ファッショと言う。絶対悪を作っているのは、作っている人が居るのだ。疑う観点が必要だ。水戸黄門の印籠ではないが、ダイオキシンを持ち出せば、要らない溶融炉まで造れた。溶融炉等、日本に3機ほどあればいいものだ。それを各地域に作るなど、馬鹿げている事だ。温暖化を持ち出せば、全てが正義になる。新聞やテレビの正義面は大いに発揮できる。温暖化を騒ぐのもいいが、環境ファッショにしてはいけない。原発のお化けが必ずでてくる。

要するに報道陣が、後追いだけしているのだ。本来未然に告発するのが、報道の使命だ。コースターが危ないなら、事故の前に言え。その調査能力がないのだ。起きてからやいのやいの言うのは、誰にでも出来る。

 - 身辺雑記