オーマイニュース編集部天野さんからの電話

   

鳥インフレエンザについて書き送った記事について、オーマイニュース編集部から電話でご意見を頂いた。だいぶ前のことで、実は何を送ったか忘れてしまっていた。時々はオーマイニュースは読んでいるが、内容については全く失望している。いくつかのインタビュー記事は面白かったが、その他のものは、格別、マスメディアと今のところ違いを感じない。

オーマイニュースはまだスタート間も無いし、状況が落ち着いて、方向を考えるようになったら、もう一度記事を書こうと考えていた。有料ウエッブ新聞リベタにも同様なことをお願いしたことがあるが、リベタはその後、記事の方向付けを徐々に国際問題に絞ったので、私が鳥インフルエンザの記事を送るような余地はなくなった。

トリインフルエンザについては、実は「今が」猶予期間のようなもので、大切な時なのだが、日本の報道はすっかり忘れ去った。私は忘れさしてはならないので、粘り強く何処にでも発信して行くつもりだが、オーマイニュースの天野さんとしては、今起きている、厚生省の対応の問題などは、あまりに専門過ぎて、養鶏業者以外は関心を持たないだろう。もっと基本的な問題点を書いてもらえないかと言う事だった。

基本的というのは、もう4,5年前に、アチコチに、必死に載せてもらった内容だ。私の提起は、それなりに取り上げてもらえたが、浸透し、農水の方針に影響を与えると言うところまでは行かなかった。その後考え方の幅には加わったところもある。大規模養鶏の危険についてだ。100万羽と言う単位で、生き物を狭いところに押し込めて、飼う様な事が、導く危険についてだ。これが、トリインフルエンザを生み出したのだ。そして、更に手ごわい病気を生み出すに違いないと言う予測だ。

ブログでは、こんな事を書く事が出来る。更に、「「不法ワクチンはIあるいはA養鶏場がつかった。」だから、これからの対策としては、野鳥の飛来などより、人の行き来を考えなければならない。当然人→鶏感染も視野に入れるべきだ。以上は全て推測に基づく内容だ。しかし、養鶏業者にとっては現実的問題だ。所が、オーマイニュースでは、証拠の無いことを書く訳に行かない。これがブログより記事がつまらない原因だ。

ここに報道と情報の違いがある。養鶏の仲間は私の情報を有効なものと受け止めて、対策するだろう。それだけの今までの私の出してきた情報の真実性があるから、受け止めてくれると信じている。それは、推測が現実になった、事実の蓄積の実績だろう。

例えば、私のところの鶏が、強毒性の鳥インフルエンザに感染したとしても、生き残るものがいる。こう発言した時、どう受け止められるだろう。95%の獣医が有り得ないというだろう。しかし、自然養鶏をやる仲間の70%の人はそうかもしれないと考えてくれる。そして、その生き残った系統こそが、最も重要な系統になる。このように私は考えている。

こんな事はブログには書けても、現在のオーマイニュースでは掲載できないようだ。この辺の境目を掘り下げないと、オーマイニュースの存在意義は、無いだろう。

 - Peace Cafe