第23回 水彩画 日曜展示
第23回 水彩画 日曜展示
72「名蔵湾の畑と海と空と」1
中判全紙 クラシコファブリアーノ
2020.10
73「名蔵湾の畑と海と空と」2
中判全紙 クラシコファブリアーノ
2020.10
74「崎枝の畑」
中判全紙 クラシコファブリアーノ
2020.10
海と畑と空を全体で描いている。まだ出来たという訳ではないが、少し近づいたかという気持ちもある。ともかく逃げないでこの姿勢で行くつもりだ。自分の描き方を確立しないこと。自分の手法で解決しないこと。常に新しいやり方を探すこと。
どうしても分からなくなると、自分のやり方で解決しようとしている。これが危ういことになる。自分という一番始末の負えない壁を突破させないことになっている。どうやって自分を抜け出ることが出来るかである。
74の崎枝の畑の絵は相当に厚塗りになっている。めずらしい状態である。出来ないので、くりかえし描いている内に、何層にも重なる状態になった。こういうことは滅多に無いので、重なってあら表われてくる状態を探した。
72と73の絵は続けて同じ場所で描いたものだ。耕地整理をしていて、木が切り払われて、海がよく見えるようになった。以前から良い場所だと思っていたのだが、どうしても風よけの木が視界を遮っていて、描けなかった。
これからもここでもっと描いてみた。土の色が実に面白場所だ。向かいに見えているのがフサキ岬である。この半島が必要なのかいらないのか。これもよく分からないのだが、ともかく先ずは入れてみることにした。
其所が面白いのだが、なかなか難しい。まだどう入れるのが良いのか迷いがある。