コロナの時代の柿酢健康管理法
竹富島と船である。ヨットなども走っている。何故かぼけ写真になってしまったが、それもいいかと思う。見えるより見えない方が見えるものもある。梅雨明け以来、二週間も晴れが続いている。こんな晴天続きはめずらしいことだ。
コロナで注目されたのが、免疫力である。長年、自給的な生活を目指して心土不二を心掛けてきた。と言っても大して徹底したものではない。こだわっていると言うことになると、不健康なことになる。つまり、健康オタク病になりかねない。よい加減がいい。
免疫を高めるには食べ物には注意した方がいい。毎日柿酢を10CC飲む。柿酢は自分で作ったものだ。ブログの中の記事に連携したので見てもらえると写真で様子が分かる。作ると言っても、熟した柿をただ採ってそのまま甕や瓶に入れただけでできる。
木の下まで甕を運び、そこで木から充分に熟した柿をもぎながら、柿のへたも一緒につけ込んでしまう。もちろん洗わない。そのまま、寝かしておいて、飲んでいる。今飲んでいるのは2015年に作ったものを飲んでいるのだから、5年間熟成したものだ。柿酢でお腹が痛くなったというようなことは過去10年近く一度も無い。効果があるのか無いのかは、あと30年待って貰うしかない。100歳まで生きたら、柿酢のおかげだと言いたい。
柿酢はとても酸っぱくて、ただでは飲めたものではない。この時期の美味しい飲み方は、保温ボトルに氷と石垣島の黒砂糖をスプーン二杯入れる。そこに10CCの柿酢を加えて、水300CC入れる。これを絵を描きながら飲んでいる。前はファミマのカフェラテを飲んでいたのだが、コロナ対応でファミマに行けないので、柿酢飲料に変えた。週に一回ぐらいは泡盛ソーダーの代わりに柿酢ソーダーで我慢をしている。
朝食には、納豆卵キムチ入りを必ず食べる。納豆卵には買ってきたキムチを入れる。実は石垣島には美味しいキムチが売られているのだ。これは常備している。自家製味噌の味噌汁も食べる。今は海藻とタマネギを入れる。タマネギがある間はそれだけを食べる。今年はタマネギは余り採れなかったが、半年はあるだろう。
そして小食が決めてである。タンパク質はおおめで、デンプン質は少なめ。歳をとり若い頃と同じものを食べていたのでは、燃焼しきれない。それで、夜ご飯は食べないことにした。本当のところは夜のご飯は泡盛に変更しただけである。体重は55キロにコントロールしている。1日朝と晩に2回計測して、確認する。一応体脂肪や、内臓脂肪なども記録できるタニタの体重計である。55,5キロを超えたならば、食事を控える。それでも増えるなら、泡盛を自粛にする。
30年間ほぼこの状態を維持している。と言うかそれより前はひ弱な40キロ台だった。中学生の頃に40キロ台にやっとなって、そのままであった。せめて50キロを超えたいとは思っていたが、不健康な暮らしをしていたので、痩せこけたピーひょろだった。山北で始めた自給生活で、身体を酷使しよく食べた結果55キロまで体重が増加した。
毎日食べると言えば、果物とヨーグルトである。ヨーグルトは家で作っている。今はマンゴーヨーグルトか、パイナップルヨーグルトである。何しろマンゴーが一個300円で昨日は買えた。マンゴーというものは毎日食べても飽きないものだ。7月いっぱいは美味しいマンゴーがある。
そして運動である。運動は毎朝の太極拳、八段錦、スワイショウ、膝蹴り体操、腹筋80の一通りを50分間全力で行う。今できる自分の力を出し切るつもりで、本気でやる。形だけの健康体操ではない。終わったら鏡の前で、裸になりぬれタオルで体を良くこする。そして体組成計に乗って体を計測をする。常に変化を確認している。
体を拭きながら、体の状態を観察する。内観法で体の中を感じてみる。おかしなことは無いかぐるりと感じてみる。そして外観からも見苦しい体ではあるが、一応観察する。まるでボッシュの絵に出てくるような年寄である。それは情けないとしても受け入れるほかない。
この体操の主たる目的は今日の絵を描くためである。良い絵を描くということは自分らしく描けたときのことなのだ。自分になるためには、その時の心境が実に難しい。様々なことで心が揺らいで行く。朝の運動は気持ちを統一できる。絵を描いている間は、洗われた頭でいられる。
お寺では朝の一香の時間が参禅の時間である。俗人の合理主義者である私としては、参禅よりも運動を禅のつもりで行っている。立禅というが、動禅と言うつもりである。俗物には動禅の方が気持ちが静かになる。頭の中が洗えるという感触がある。
頭の中におかしなものが滞っていると、ろくな絵が描けない。見えているものも見えない。見えていないもの、隠れているものを感じて見なければならないのが、絵の描き方だから、よほど心落ち着けて、風景に反応しなければならない。反応を良くするための朝の運動である。
そして散歩をする。今は街の中は歩けないので、絵を描きに行った場所で歩く。絵をしばらく描いたらば、周りをうろうろしている。これを繰り返している。今はあまりの日照強さで長くは歩けないのだが、できるだけ日陰を見つけて歩く。
この散歩の不足分を夕方、拭き掃除をする。アトリエの床を磨く。歩数計で言えば、1000歩位は拭き掃除をやる。掃除はまさに健康法である。キレイになるのは床だけではない。アトリエで絵を見ると言うことは重要である。アトリエがキレイでなければ絵を見ることなど出来ない。
そしてよく寝ることになる。出来れば8時間は寝たい。昼寝もいい。絵を描いていて、車の中で寝てしまうこともある。24時間の内3分の1の8時間は寝る努力をしている。眠くなればいつでも寝る。最近は7時頃に寝る日も多い。まだ昼間のように明るいが眠くなる。
精神の健康が、絵を描くことになる。絵を描いていると、生きていることがすばらしいと思える。生きている自分が描いたものがある。その絵は自分である。良くとも悪くとも自分である。すこしづつであるが、自分に進んでいる。この充実が絵を描くことにはある。心の免疫力を高めている。
良いものを食べ、精一杯の運動をする。そしてよく眠る。最後に絵を描く。この4つと実はもう一つある。それが唄を唄う事である。三線を弾きながら、好きな歌を大声で歌う。大声を出すと言うことはとても良い。しかし、そんな機会はなかなか無い。
10曲ぐらい覚えた歌があるので、順番に唄う。そして新しい唄も練習する。今の練習している曲は「山河、今は遠く」作詞:岡本おさみ作曲:知名定男を練習している。楽譜がないので、聞いて唄うのだが、まだ工工四の拾い出しができない。岡本おさみさんの作詞で有名なものは襟裳岬である。文学的な詩になっている。
この5つの免疫を高める方法を達成できた日は何か充実感がある。こんな良い日が続くといいなあと思いながら眠れることになる。そうか、もしかしたらブログを書くというのも入れてもいいのかもしれない。そうなると6つのことになる。