東国原氏の衝撃

   

久し振りの仰天報道だ。一世一代の勝負の場面。。政治を志すものなら、当然の心意気と言う所だろう。騒ぐ報道に、冥利が尽きる。面白かったのは、自民党の議員面々である。当然のボケ役を充分に演じてくれた。はらわたが煮えくり返ったのは、麻生総理であろうが、意外にもまっとうな反応だった。案外体質は似ているのかもしれない。まさか総理になる順番はなかった所が、次々に本命が、リタイアしてしまうので、転げ落ちた総裁の席。アニメ好きが妙に秋葉原で受けて、藁をも掴んだ、自民党総裁選挙の結果みたいなものに。国民には見えている。そのことを充分この方はご存知。しかし、自民党議員にしてみれば、全精力をかけ、全ての望みを自民党内の先陣争いに費やしているかのごとくだ。日本をどうする。より、次の選挙で頭は一杯。選挙に勝てるなら、民主党に勝てるなら、毒でも飲もうと言う心意気の、古賀選挙対策委員長の奇策。

一方、連動する橋本大阪府知事も動いた。橋本知事は自民党の中川秀直元幹事長を訪問し、近く地方自治体の首長数十人規模の新グループを結成して次期衆院選で支持政党を表明する考えを伝えた。その中には、なんと開成町町長露木氏の名前もある。露木氏はその足で、大井町町長にも連動を要請。近隣市長には会って連動をお願いをするそうだ。小田原の加藤市長にも会うだろうが、どう反応するのか、しなのか、興味深い展開である。地方の意思表明。当たり前の事だ。町より、県。県より、国。上の方が偉いと思っているのが、今の行政の体制。本来下から下から、積み上げてゆくのが、民主主義の基本ルール。いつもごみになるが。ごみは一人一人がどうするかを決められる。それが自治会単位になり。行政区になる。一人が暮すと言う事を、尊重するためには、個々人の意志が反映してゆく仕組みが大切である。所が、国の法律があるので、指導があるので、仕方がないことになっていることが多すぎる。

国民の人気にいい気になるな。「権力の怒り」は暴発している。これが過ぎると、イランのようなことになる。お上の時代は去ろうとしている。これだけは刻々明らか。これも選挙対策で、景気は底を打った。こう言う事を大本営報道は繰り返す。株価の動きを見ていると、上がり始めると、じわじわ連れて上がる。少し下がると、狼狽気味にドット下がる。世論調査の支持率は、株価と同じ。民主党支持も政策支持ではない。反自民の連れての上がり。何時狼狽で下がるやも知れない。反自民に過ぎない。民主党は政策選挙にするなら、解散解散と言う前に、マニュフェストだろう。9条に対する姿勢を明確に出来ないのでは、いくら反自民であるとしても、投票をためらう。いずれ、東国原氏も、橋本知事も、開成露木町長も、自民党を目指している。東国原氏が自民党総裁になって、総理大臣は民主党では、すごい茶番。

露木氏は何故、国政に立たないのか。露木氏は17区の現3人の予定候補より、国政向きである。考え方のなかには、、国を変えなきゃ駄目という、思想が随所に現れる。開成町民であれば、是否もっと続けて欲しいと言う所だろうが、適材適所と言う事がある。また、どんなに優れた、適材と思われる人も、後継者を育て譲る必要がある。町長より、衆議院議員の方が偉いとは少しも思わない。むしろ、町長の方が、町民にとってははるかに、重要であると言う事を、開成町民はひしひしと感じているだろう。その、「下からの積み上げの思想」が国を変える必要がある。と言う所ではないだろうか。世界一有能な日本の官僚が、日本を作ってくれる、こういう時代は終わった。厚労省の実態を知れば知るほど、もう官僚に任せて置けない。官僚に負ぶさってきた自民党にも任せて置けない。

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