3月27日の田植えの「ヒトメボレ」

手前が小田原で作っていた「ハルミ」である。奥が「ヒトメボレ」である。ハルミは随分分ゲツをしてきた。この分ならばあんしんだ。この角度から見たら、7番田んぼのヒトメボレが根付いてきたことがわかった。きのうが田植えをしてから、3日目である。頂いた余り苗を3本植えで田植えした。
機械植えのJAで作った苗を手植えするのは久しぶりのことだった。余りに細く、1㎜もないようなものなので、頼りないものだったので、3分植えにした。7番は田植えまでする予定でも無かったのだが、苗を頂いたので急遽田植えをすることにした。これで、「トヨメキ」「ヒトメボレ」「ハルミ」「マンゲツモチ」と4種類の苗を植えたことになる。
この後品種によってどんな成長になるのかが楽しみだ。播種が1月16日、田植えは2月23日に始まった。播種から10週が過ぎて、直播きで成長がほかより早い田んぼは10葉期になっている。その他はまだ8葉期と言うところだ。
機械苗の頂いた「ヒトメボレ」は4週遅れた田植えになっている。石垣島では田植えがいつでも出来るので、まだこの先も田植えをやれそうだ。いつの田植えが一番良いのかも把握できるだろう。

3月20日に「マンゲツモチ」の直播きを行った。27日に発芽して、今は全体の発芽がそろってきている。でこぼこの代掻きの後そのまま播種した。どういう状態が発芽しやすいのかを見るためである。写真のように大分水が溜まっては来た。
発芽すれば、苗数を減らすためにこの8番田んぼから苗取りをするつもりである。今の様子だと、丁度良い数に苗を減らせば、もう一枚は田植えが出来る状態かと思う。株数の調整をしながら苗取りをして、その苗を9番に植えたいと思う。9番は石が多すぎるので、10番の方が良いかも知れない。
できるだけ播種量は減らすようにお願いしたのだが、それでも400グラムの種籾をすべて蒔いてしまった。もしすべてが発芽すれば、二本植えでも毛一カ所の田んぼに植えられる。一人3列づつ蒔いていったのだが、私の蒔いた3列がどこかは確認できる。やはり蒔きすぎている。ポツポツ一粒づつのはずが、もっと多い。30センチおきに二粒づつ蒔くというようなことは可能なのだろうか。
種籾は6日間溜め池に浸種しておいたものだが、鳩胸期を過ぎてかなり発芽を始めていたものだ。少し芽が大きくなったものの方が良いと考えた。蒔いてから発芽までが短い方が安心だからだ。直播きは、鳩に食べられるとか、ネズミにやられるとか。思わぬ事が起こりやすい。
色々のことを乗り越えて8番田んぼの直播きは成功した。前回2番田んぼでは失敗した。2番田んぼの失敗はやはり大雨のためと考えていいようだ。雨で種籾が流されたと言うことになる。今回の8番田んぼの成功は、蒔いた夜の雨の結果だと思う。
中ぐらいの雨で、種が土に上手くなじむくらいだったと思われる。水が自由に上下できるのであれば、わずかに水のある状態で播種して、その後水が引いて行くぐらいが良い。その後すこしづつ水を入れることを繰返し、発芽を待つ。発芽したら水没しない程度に水を増やして行く。
直播きをするときは充分に天候を予測しなければならない。小田原でも今度直播きを二畝行うのだが、この発芽も比較が出来るだろう。30センチ間隔で二粒蒔くに挑戦してみたい。ぬかるんだ中そんな蒔き方が出来るのだろうか。慣れれば可能なのだろうか。
4月20日と日にちが決まっている。どんな状態の種まきになるか。直播きが成功するのかどうか。興味深いものがある。雀もいるし、ネズミもいる。全体をネットで覆うことが出来ればと思うが、大きな雀よけネットはあったはずだが、今どこかに残っているだろうか。
2月後半に田植えしたものは田植え時点で四葉期だった。それから4週半が経過して7.5葉期であれば、健全な成長だ。ほぼそのくらいには成っている。全くの初めて田んぼでの、牧場の土壌としては、悪くない生育である。
気になるのは分ゲツがまだ少ないと言うことだ。4月10日に生育調査をしてみよう。本来であれば、4月3日に成るのだが、田植え時点で苗が四葉期だった。一〇葉期になる予定が10日になる。ここで生育の確認をしたい。分ゲツ数と株の背丈である。4月10日の生育調査には小林先生が来てくれないだろうか。専門家の客観的な目で判断して貰うことも必要である。
八葉期から一〇葉期まではイネはたくましく分ゲツを始めるはずだ。全体に日照不足である。例年の半分と言われている。握って見たところ株が少し軟らかい。影響が出ているのでは無いだろうか。分ゲツ肥が足り無かったことはあるだろう。
1年目のことだし、欲張らない方で安全に栽培できる範囲が、田植え前によみがえり堆肥を二畝に10袋と言うことだった。これは正しい判断だったと思われるが、この後、穂肥をどの程度入れるかが課題だろう。穂肥は米ぬかが良いと思うのだが、米ぬかを各田んぼに1袋ぐらいだろうか。
多く入れて倒すのは困る。株が軟らかいから、少し不安なところを感じている。10日に生育調査をして、5月1日が補肥の予定ぐらいだろうか。前回この補肥のタイミングですでに穂が出てしまった。この現象が一番怖い。二期作と違い、早く穂が出てしまう現象は起きにくいと思われるが、上手く乗りきって貰いたいものだ。
水に関しては今のところ問題は無い。8番まで水は入っている。全体に東側の田んぼである、7番8番は水の浸透が少し良い。土壌が違うのだと思う。残る9番、10番は水を入れようと思えばすぐにも入る。ただまだ石拾いが出来ていない。2日か3日辺りに石拾いが出来ないものだろうか。石拾いをして、水を入れ始めたいものだ。
8番田んぼの「マンゲツモチ」の余り苗を9番に田植えするのが良いのだろう。本来であれば、この田植えに崎枝小学校の子供達に来てもらえれば良いかと思う。子供達は水牛を見によく遊びに来ているから、何も学校行事にしないでも良いかもしれない。
のぼたん農園の行事として、子供達を招待して田植えをしてもらうという方が良いかも知れない。3列ぐらい自分で植えてもらい。名札を立てる。5月の連休中に行ったら良いかも知れない。植えたもので、餅つきをのぼたん農園で行う。
子供会というものがあるのだろうか。むしろ自治会に相談してやる方が、学校に負担をかけるよりも良いのかも知れない。地域の子供と連携しなければ良い活動には成らない。