田んぼは稲刈りが近づいてきた。

田んぼは15号台風でなぎ倒されたが、2週間経過して何とか持ちこたえている。根元が折れていなければ、結構立ち上がってくれる。倒れたところは、みんなが縛ってくれた。今年は7月がひどい日照不足で、やきもきしていた。やはり分げつは少ない。
一度は一週間ほど生育が遅れた。葉の数一枚が一週間と数えて、10枚目が11週目に出た。ここにきて生育は例年に追いついている。毎年、気象が極端化するようで、難しい栽培になっている。

これから厳しい気候になればなるほど、苗を十分に作ることがより重要になりそうだ。苗が良くなかった仲間の田んぼが今年は収穫できるかどうかの状態になっている。欠ノ上田んぼの苗は過去最高の出来だった。良い苗を一本で植えたので、あの日照不足にも耐えたともいえる。イモチや縞葉枯れ病が出なかったのは、一本植の健全な苗のおかげもある。
イネが倒れた原因は2つある。一つは7月の日照不足で株が徒長気味であること。そして2つ目は土壌が緩くなり過ぎたこと。深水の結果もある。長年深水を続けてきて、土壌が緩くなる傾向が出てきている。土壌が少しづつ変わるのかもしれない。来年は浅水に変えたほうがいいだろう。

深水の主な理由は雑草対策である。雑草がここまで減少したのだから、来年浅水で試してみても、草がそれほど出ない可能性も高いのではないか。少なくともヒエが無くなったので、挑戦してみる価値はある。
倒れた稲には3,4本で麻ひもで結わえて立ててある。これで2週間維持している。収穫まで十分に実りを進めそうだ。倒れた稲はそのままでも起き上がることが多い。慌てて、起こしてしまうとかえって根本が痛むことがある。又緩んだ田んぼに入れば、さらに倒すことにもなる。その状況次第なのだが、結わえて立ち上げる作業は最小限にした方がいい。
分げつが少なく、徒長気味の稲株になっている。そこに大きな穂が付けば、当然倒れる。倒れるくらい実のらなければ、到底収量が物足りないものになる。今年は畝取りは無理かもしれないと思う。私が石垣に越してしまい、水管理になれているものが出来なかったのだから、仕方がない。来年は解決するだろう。
稲刈りは予定通り、10月5日と6日である。後9日。稲刈りは遅い方がいいと考えている。全体に穂から緑が消えてからである。穂の色も、黄色からだんだん色を深めてゆく、充実した茶色が出て来てからが良い。穂の葉柄もすべてが黄色になる。
ここまで待てば、遅れて出た穂のお米も食べれるところまで実る。今は選別して、食べることのできるお米までくず米にしてしまうが、自給の田んぼでは、無駄にするお米はない。刈り遅れると味が悪くなるというが、そんな経験はない。田んぼで立ったまま、ハザガケをしていると思えば同じことである。
玄米が15%以下の水分量になるまで田んぼにおいて、そのままハーベスターで脱穀した経験も何度かあるが、味が悪いなどという事はなかった。味が早く悪くなるのはよほど早く根が枯れてしまうからではないだろうか。
田んぼ管理はとても良くできている。草はほとんどない。穂の大きさも十分である。粒張りもどんどん良くなってきている。これは穂肥の効果だと思う。
水を切っても、雨が降るので田んぼが乾くところまでは行っていない。それでもやっと今日あたりから田んぼがひび割れてきている。水口の遅れている田んぼだけは少しまだ水が欲しいのかと思う。何故か上の田んぼからの水漏れで、水口田んぼが乾かない。上の田んぼが水を切れば、乾いて来るから丁度良いかもしれない。
この後雨が降っても水が田んぼに溜まるようなことはまずい。雨がさっと流れ出るように、溝切をしなければならない。