ヤフーコメントの分析
ヤフーコメントの分析というものが朝日新聞に出ていた。おおよそ実感と近いものである。違うのはヤフーにコメントすれば、出所が分析されるだろうという事がある。コメント全体の20%が、大量投稿する人で占められているそうだ。この20%が悪貨になってコメントの世界をダメなものにしている。私に来るコメントの90%ぐらいは嫌がらせコメントである。個人に対するコメントは自分がバレないという前提で行われるから、はるかに汚いものになる。右翼的コメントは組織的に行われている一群が存在する。もしかしたら、仕事でそういう事をしている人がいるのではと推測している。もちろんそれを憂さ晴らしにしている人も居るだろう。ウエッブ上に出てくる、特定の言葉の出てくる記事を自動的に拾い出しているようだ。そして、次々にコピペしたようなつまらない文章を張り付けてコメントする。商品の営業やストーカー体質で大量投稿をしている人達もいる。暗めの不思議な日々を暮らしているのだろう。
ネットのほうが、その人の日常よりはましな世界なのだろうか。社会の分析をするときに、ネットの状態を分析する手法があるようだ。共謀罪と関係してくるのだろう。最近差しさわりのない範囲で取り上げたコメントは嫌がらせコメントである。その他明確に犯罪コメントと思われるものも毎日のごとくある。嫌がるところが楽しくてやめられないという人は、コメントの世界には結構いるようだ。ブログを続けて来て、コメントの議論が良いものになったという経験は一度もない。人の意見を聞こうというような普通の態度がある人は、まずいない。友人のブログで絵のことでいろいろ書いたこともある。政治的なことは議論ができないのがブログのようだ。基本、自分の意見を言いたい場合、自分のブログに書く。自分の考えは、自分の名前があって成り立つものだからだ。名前のない意見というものは、空しくないだろうか。
以前は、書かれたものはすべて表示されるようにしていたら、ひどいコメントが多すぎて、消すのが大変だった。全てのコメントに返事を書くことにしていたから、どうにもならない感じになった。今は公開しないで消す。それでもコメントが来るのは何故だろう。世の中には多様な意見があるのは当たり前のことで、私がブログに書くのもその一つである。コメントをするくらいなら、自分のブログで意見を書けばいいのにと思うが、それでは嫌がらせにはならないし、もしやれば犯罪として捕まるだろう。こういう事でコメントの領域が以前より狭くなってきていると思う。コメントに何か意味が有るのかどうかは分からない。しばらくあえて並べた、無意味なコメントを見ると、ずいぶん日本が気持ちの悪い世の中になってきているような気になる。必要なコメント以外は載せないことにする。メールで頂いたご意見には返信しているのでご意見のある方はそちらにお願いします。sasamura.ailand@nifty.comである。
こうして悪貨が良貨を駆逐する。議論をするというブログの窓を閉じることになる。その意味では、悪質誹謗コメントを組織的に展開している人たちの思うつぼにはまる。残念だとは思うが致し方ない。好かれたいなど少しも思わないし、嫌われて結構と生きている。自給生活を選んだのも一切自分の好き勝手に生きたいからだった。人の世話になっていて、勝手にやることができないのが嫌だったからだ。出来る限り人の世話にはならない。病院にも行かなければ、水も食糧もエネルギーも自給する。それが好き勝手に生きる人間の態度ではないかと思ったからだ。人に嫌われても何も困らないように生きているつもりだ。どこの誰からも評価されないとしても、何でもないように生きている。絵をもう少し描ければありがたいと思う。