竹島領土問題
国の李明博(イ・ミョンバク)大統領が10日午前、日韓がともに領有権を主張する竹島(韓国名・独島〈トクト〉)に上陸した。これは李政権の追い詰められた状態が表れである。兄が汚職で逮捕された。政権末期になると、韓国の政権ではこうしたことが起こる。森本防衛相は10日午前の閣議後の記者会見で、韓国の李明博イミョンバク大統領による竹島訪問について、「韓国の内政からくる要請によるものだ。他の国の内政に、他の国がとやかくコメントするのは控えるべきだ」と述べた。この発言は自体をよく把握している。日本をいきり立たせるために竹島問題を、取り上げたのだ。谷垣氏が激情して抗議をしていたが、それを待っているのである。竹島問題と言うのは、戦後すぐから起きていることである。現在は、韓国が実効支配し警備隊が常駐している状態である。それでは野田首相も自分の領土に上陸しようとしてもできない状態になっている。
韓国は経済好調と言われながらも、大変な格差社会になり、経済の先行きはとても困難になっている。この背景や実態については改めて書きたいと思っている。無理をしてきた付けがいよいよ、表面化しようとしているのだと思う。最近は北朝鮮を敵視することで、国民を我慢させてきていたが、日本に矛先を向けなければならないくらいない性が深刻な状態なのだ。韓国の経済運営のやり方はリスクを大きく抱えている。国内の韓国人の暮らしと言うものは、どんどん空洞化して行く。オリンピックでも韓国はすごい活躍である。立派なことだと思うが、何か背景に無理を感じる所はある。つまり金メダルを目指して国を上げてということは、ロシアや東ドイツなどが行ったことに似ている。日本もオリンピックで活躍しているが、日本のスポーツの位置づけのほうに健全なものを感じる。国を上げて、1番でなければという姿が、どういうことになるか。これも韓国の今後を見守る必要がある。
1905年、明治政府は竹島を島根県に編入し日本の領土として宣言する。しかし日本の敗戦後、GHQは竹島を沖縄や小笠原諸島と同様に、日本の行政権から外した。これを口実に1952年1月18日、李承晩(イ・スンマン)韓国初代大統領は海洋主権の宣言ライン、いわゆる「李承晩ライン」を設け、韓国は竹島周辺海域の領有権を主張する。韓国から見ればその後、韓国自体が日本の植民地化されてしまう世界情勢の中で、日本の一方的な主張がされていると主張することになる。日本は竹島を国際司法裁判所に置いて、判断を仰ごうと韓国に持ちかけたこともあるが、韓国側は領土問題自体が存在しないとして、拒絶している。
領土問題は背景になる国力が影響する。韓国は国民の暮らしを無視して、経済競争に勝ち切ろうと頑張っている。それは一つの方向であるが、正しい選択には思えない。とても危なっかしい不安定な来ない状況を作り出す。その不安定化を押さえようとする動きが、今回の竹島訪問である。日韓関係は悪い状況ではなかったにもかかわらず、悪化を狙った背景には、日本との経済競争に勝った、越えたという自負を、日本人に対して見せつけようという事だと思う。危険なかけに出ている。日本政府はこの挑発に乗らないことである。韓国の挑発は、苦しいからである。無理を重ねている現状からか韓国国民の目を逸らそうとした行動である。あくまで、第3者の国際的判断を求めて行くことがいい。いつの日か、領土と言うような、国の枠が消える時代は来る。国と言う単位を絶対なものとして考える必要はない。