宇宙人鳩山元総理大臣
鳩山氏は自ら「総理大臣を一度やった人間は、影響力が残るから、今季で議員は辞める。」と発言した。普天間基地移転問題で、アメリカと交渉することも出来ないで辞めさせられた時のことだ。最悪の総理大臣であったが、この期に及んで、どういう根性だろう。辞めないと前言を翻した。議員という種族には、こういうたぐいの輩が実に多い。何にしがみついているのか。体裁のいい理由は付けるだろうが。利権に尽きる。本当の力量がある人間なら、総理を辞め、議員を辞めてからこそ、その力を発揮出来るはずだ。この国難を見るに見かねて辞めないそうだが、前言を平気で取り消す節操がない人間が、この国難を何とか出来る訳が無い。日本のことを心配してくれるなら、自分の言葉にに責任を持つこと。
鳩山氏は政治家としてはだめだが、友愛政治塾の指導者ならその才能をよく発揮するだろう。教育者の資質はある。教育者に不可欠な理想を持っている。理想を持つというのは当たり前のようだが、今の時代なかなかそういう人はいない。いわゆる生まれが良いということになるのだろう。残念なことに理想と現実の距離がつかめていなかった。理想を実現するためには、理想的でないこともしなければならない。ようするに政治家には不向きな人だ。人間には、その人その人の役割がある。その役割を自覚しないようでは、力を発揮することはできない。一度総理大臣をやった議員が辞めるのは、ひとりの人間としての生き方として当然である。辞めない人間は政治の悪い面を担うことになる。元総理大臣の影響力を使うのは鳩山氏らしくない。細川氏はその点立派だった。そして鳩山氏はまた、口では立派なことを宣言した。それならやせ我慢でも貫くのが友愛の人間のはずだ。
広島県では知事が育児休暇ださうだ 広島県の湯崎英彦知事(45)は26日、同日誕生した第3子と対面するため一部の公務をキャンセルした。都道府県知事として初の「育休」となり、今後約1カ月間、公務を調整し時間帯を区切って育児や家事に取り組む。何とも呆れた県知事だ。政治家はどうして、権力者であるという認識が欠落しているのか。権力の集中する知事という役割を自覚していない。任期中育児休暇が必要だと考える人間なら、知事は無理である。知事の法的な役回りを考え違いしている。四六時中、取り組んでもらわなければならない仕事である。権力を持つということは、私的な自己存在を否定せざる得ない。育児休暇を男性が取るのはいいことである。当然の権利である。それを社会一般のことにしなければならない。しかし、例外があることも当然のことだ。知事はだめだ。それは男女平等とか、労働者の権利とか、そういうものとは違う。その当たりの意味をはき違えている。
小田原にも鳩山さんはいる。何時までも議員を続けたいあまり、所属していた政党を辞めた人すらいる。選挙民がいけない。そういう人がまた選挙に出てきても選んではならない。またそういう議員に頼ろうという市民の気持ちが実に弱い。身内に甘い。そういうことが利権政治を生み出すことを自覚すべきだ。市会議員を続けてもらいたいほどの能力があるなら、2期ぐらいで辞めてもらい交代して行くのがいい。本当にやりたいことがあるなら、元議員の立場で十分に出来る。その能力が無いなら、議員をやっていたこと自体がおかしいだろう。鳩山氏であった。総理大臣としての鳩山氏は評価できないが、この人の作る友愛政治塾なら、松下政経塾よりは良くなるかもしれない。人間なかなか自分の役回りというものを自覚できない。自分が生まれてきた役回りを自覚できないまま、空転する人の方がなんと多いことか。