鳥インフルエンザと松岡農林水産大臣
韓国の鳥インフルエンザは深刻度を増している。3例目は12キロ離れたうずら養鶏農家に飛び火した。一、二例目のつながりは、種鶏場という関係が、推測できたが、3例目は明らかに、違う原因の感染の広がりが考えられる。この先どう展開するのか、予断を許さない状況だ。国立獣医科学検疫院の姜文日(カン・ムンイル)院長は13日、全羅北道益山市と金堤市で相次ぎ発生した高病原性の鳥インフルエンザについて、発生状況や各種疫学的調査を考慮し、学会や諮問委員では早期の終息は難しいと見ている
対応で問題を感じるのが、3キロの感染エリアの設定だ。そう考えていたやさき12キロ離れた、養鶏場が3例目になった。感染経路の推測が、一番重要だが、人による感染の拡大の恐れが、一番に考えなくてはならない。この点は韓国ではどう捉えられているのだろうか。
12月12日茨城県から人感染調査の結果が報告された。厚生省から、1月10日弱毒の鳥インフルエンザの人感染が起きたと言う、調査結果が出た。直接鶏と接していない人まで、感染したという調査結果に驚いたものだ。茨城県がそれを正確を期して、再調査した。結果おおよそが厚生省の調査が正しかった事を示している。一部推測として、風邪としてのインフルエンザによる抗体が、鳥インフルエンザ抗体と混在しているのではないか。と言う部分はある。
しかし、弱毒のH5N2のトリインフルエンザが人に感染するという、世界初の確認になった。しかし、このウイルスの感染はなんら人が発病する事は無い。鶏も発病する事は無い。推測では、この抗体も、H5N1の強毒のウイルスに対する抗体にもなると言う事が言える。ここは学問的には否定されている。しかし、普通の人間のインフルエンザの抗体反応が、鳥インフルエンザと判別できない。この抗体と言うものの意味は、どういったものなのだろう。交差免疫と言う事がやはり推測できるのかもしれない。
農水大臣松岡氏が、養鶏団体から多額の政治献金を受けていることが判明した。以前、茨城で自殺した、自民党の衆議院議員も政治献金を受け、養鶏団体との関係は深かったそうだ。茨城の最大手の養鶏場で連発した、鳥インフルエンザワクチン使用疑惑は、結局あいまいなまま終わった。松岡氏はBSEの偽装食肉問題で、有罪になった浅田氏とも懇意だそうだ。それは、農林省生え抜きの大臣だから、当然と言えば当然の事だ。献金している養鶏団体が、同時に出している要望書が、鳥インフルエンザ・ワクチンの利用許可だ。おおよその背景は見えてきそうだ。
BSEパニックの最中、保存の肉の廃棄処分を可能にした農水省。それに乗じてBSE偽装で大儲けした浅田氏。鳥インフルエンザでは、ワクチンの解禁。ウインドレス鶏舎に対する補助金。そして、ワクチン利用の疑いの濃厚な、養鶏業者の存在が在りながら、全ては闇に終わる。この一連の流れ全てに松岡氏は関係している。
韓国の鳥インフルエンザが今後どう展開するのか。少なくともここ2,3ヶ月は、人が介在した感染の広がりが推測される以上。対策の為に養鶏業者を集める事は絶対にしてはならない。養鶏業者間の行き来も最小限にしなければならない。家畜保健所も指示があるなら、FAXでのみ行うべきだ。飼料の業者、農協の配達。出入り制限が必要だろう。