地場・旬・自給

笹村 出-自給農業の記録-

舟原ため池の改修工事

   

 

舟原ため池のカキツバタの掘り起こしを行った。私が行う、ため池の最後の工事ではないかと思っている。10数年ため池を整備を続けてきたが、小田原に来てため池管理することも、徐々に難しくなってきている。のぼたん農園にはため池がいくつもある。その管理だけでも手に余るようになっている。

舟原ため池は泥で埋まってきた。一度泥上げをしなければならない。最近の雨は過去にない豪雨で、小田原ではあちこちで土砂崩れが起きている。その濁流がため池にも流れ込んでいる。いつの間にか、ため池がかなり埋まっていた。今回できる限りの泥上げをする。周遊道もできる限り直したいと考えている。

ユンボ一台だと、泥に埋まり出られなくなるといけないので、まごのりさんのユンボをお借りして一台を確保、もう一台は小田原市が業者に依頼してくれた。おかげでなんとか安全に進められる体制ができた。ユンボは私がやるより、渡部さんの方が上手なのでお願いした。小さなユンボなので、少し不安なところがある。ユンボは大きい方が安全で、操作もしやすい。

まず、18日にカキツバタをすべてため池から掘り起こす。これをため池の入水口当たりの湿ったところに固めて保存する。3月にこれを植え戻すことにするよていだ。それまで休眠させておく。凍るくらい寒くなるので、干からびて枯れてしまわないかが一番心配である。上に、藁やらコモなどをかけておくのがいいだろうか。

18日はユンボが下に降りれなかったので、作業は手作業だけになった。多分株数でいえば、400本ぐらいにはなっているだろう。10株の購入から始めたのだから、7年で、40倍に増えたということになる。毎年株分けして増やしてきた。大株になっているものもたくさんある。400㎡ぐらいのため池だから、一㎡に一株ということになるか。

ユンボが池の中に入れなかった。明日は業者の上手い方が来てやってくれるというのでかなり期待している。下に降りれなければ到底水抜きの水路が掘れない。しかし今日は雨になりそうだ。これではできない場合。どうしたらいいのだろうか。結局改めてやる以外にないということになるのか。来てくれた業者の人と相談するほかない。

雨では仕方がないので、残っているカキツバタを何とか手作業で掘り起こすほかない。これだけでも終わらせたい。まあ、あと100株くらいなので、一人でも終わらせることはできるはずだ。カキツバタさえ取り除くことができれば、つぎにつながる。ユンボが雨では使えるか、使えないか、きわどいところだ。

堀り出したカキツバタの苗は、3月の下旬に、カキツバタを上の方のため池に植え付ける予定だ。カキツバタがちょうどよく植えられるぐらの深さの池にする予定だ。カキツバタは20センチから30センチくらいの水位がよさそうだ。冬浅くなってもかまわない。

カキツバタが一面に植えられれば、かなり見ごたえが出てくるはずだ。カキツバタが咲く5月は、カキツバタため池祭りをやりたいものだ。今年はまだ咲かないことになる。だんだんにカキツバタの群生地として認知されれば、舟原ため池も何とか管理が継続されると考えている。花好きの人は沢山いる。自然に管理したいという人が現れるのを待っている。

下の方のため池はガマの穂が広がってしまった。今回ガマの穂はできる限り抜きたいと考えている。ガマの根が深いところで地下茎で広がっているので、できる限り抜き去りたい。難しいとは思うが、ともかく一度は抜き去る。そして、4月ぐらいになったら、のぼたん農園から蓮を持ってきて、植えこみたいと考えている。

蓮とガマの穂の戦いになるかもしれないが、蓮に味方して何とか蓮がため池いっぱいに広がることを目標にする。どうだろうか可能だろうか。ともかく今年は挑戦である。蓮を植えるのだから、できる限り水深は深くする。80センチぐらいあってもいい。そうすればガマの穂も出にくくなる。

ガマの穂は深いところでは芽を出せない。水連はかなり深いところでも値を伸ばし、葉を立ち上がらす。そうして大きな葉が水面いっぱいに広がれば、ガマの穂を抑えてくれることだろう。水連池になってしまえば、下の方のため池も管理が楽になる。6月か7月ごろ睡蓮の花が咲く。これまた見事なはずだ。

美しい花に人間は引き付けられる。そうすればさすがにここをまたゴミ捨て場にするなどという人はいないはずだ。まだまだ、駐車場とか、案内板とか、やりたいことはあるのだが、そういうことは後からついてくるはずだ。まずは、カキツバタと蓮の美しいため池にすることが私の役割だと思う。

周りの道路も徐々に削れて、泥が落ちて傾斜もきつくなっている。この道路直しも今回できる限り進めたい。これも難しい工事になる。雨は残念だが仕方がない。最悪、中央の道路を低くして、上のため池から、下のため池に水が流れるようにしたい。午前中だけでもやれないだろうか。

一日中雨ではなさそうなので、ある程度作業が進むかもしれない。まず優先すべきは中央の堤防の管を取り除いて、下のため池に水が流れるようにしたい。そしてため池に入れるように降りる道を作ること。その次にやりたいのは、乾かすための排水路づくり。これがいくらかでもできないと、下のため池が乾かない。

今日は苦しい作業になりそうだが、事故がないように注意してやらなければならない。作業は9時からの予定。8時の段階では、まだ雨は来ていない。8時半になって雨が降り始めて、今日の作業は中止にした。雨はやんでくるはずなので、残ったカキツバタの掘り起こしだけはしたいと思う。

Related Images:

おすすめ記事

 - あしがら農の会, 地域, 暮らし