安倍元首がテロで死亡する。
このブログでは日本をだめにした張本人として、安倍氏の批判を繰り返してきた。その当人が銃撃で殺された。安倍氏は誰かに操作されていると繰返し、書いていたと言うこともある。しかし、死んでいい人など誰一人いない。政治家として、最高権力者として批判を書いたが、殺すなど許されるわけがない。
政治家を批判する事は民主主義社会では、市民の義務として必要なことだと事件を受けて改めて思うのだが。やはり悲しい気分になる。政治や権力に批判がない社会は独裁政治になる。忖度して批判を控える空気は良くない。不利益を被ろうと、名前を出して批判する事が重要だと考えている。
犯人の山上も、ブログで名前を出して、統一教会と安倍氏を批判したら良かった。そうしていたら、テロ事件をおこすようなことにはならなかったのではないか。ブログなど小さな力である。しかし、正しいことであれば、人に伝わるはずだ。統一教会が自分の家族を崩壊させた事実を表現すれば良かった。必ず分かってくれる人は居たはずだ。
政治家が選挙の応援演説中に銃撃を受け殺されたことは、ひどすぎる話で我慢がならない。最初に想像したのは、何か闇の組織からの攻撃である。まったく根拠も無いし、情報など全くないわけだが。何かが不自然でおかしい気がする。こういうことを想像するのも不謹慎なのだろうか。権力者である以上、穿鑿されるのも仕方がないことだろう。
テロ事件が起きた時に想像でフェークニュースを流すことは良くない。政府もデマを広げないようにと注意喚起を出した。それでもこういうことがあるかも知れないと思っていただけに、不安が違う形で生んだ結果に、何だかこのさきの悪い事を考えて、ぞっとしたのだ。
即座に統一教会との関連が出てきた。母親が統一教会に搾り取られて、家庭崩壊になったという。統一教会だけでなく、そういう新興宗教は数限りなく、たぶん尽きることなく存在する。統一教会の広報誌の表紙に安倍氏は載せられていたという。宣伝動画にもビデオメッセージで登場している。統一教会と自民党議員は歴史的に深い関わりがある。維新の会も関係があるとされている。松井一郎代表は特に関係が深いとされている。今回の引退はどう言うことなのだろう。
政治家が様々な宗教団体の後援を得ようと関わりを持つことは想像できる。その宗教の信者じゃなくとも、宗教団体の票が欲しくて関わると言うことはあり得るだろう。しかし、安倍氏の場合、祖父の岸信介は統一教会創設者の文千名と協力して、国際勝共連合を立ち上げた人物である。統一教会と自民党は利害が一致したのだ。
統一教会は１９７０年代には大学では原理研究会という形で、学生闘争に対して権力の犬となっていた。今もＣＡＲＰと言う形で活動が続いているらしい。何度か議論をしたことがあるが、統一原理と言いながら、論理的にもデタラメな非論理的組織であった。要するに霊感商法団体レベルと考えた方が良い。
集団結婚式と言うような訳の分からないことで、活動を広げている。いつか桜田淳子さんと結婚できると思って入信したファーンも居たかもしれない。過去韓国では日本人女性と結婚できると言うことで、韓国国内で信者を勧誘していたと言われた。
統一教会がさらに問題なのは、韓国のＫＣＩＡと関係していると言われている点である。ＫＣＩＡは後に大統領になる金大中氏を、日本の警察が見ている前で、誘拐し韓国まで密航して連れ帰っている。当時金大中氏を警護していた警察の警護責任者が「誘拐を確認したのに、行動しては成らない。」と言われて、悔しかったと明言している。
それくらい日本の政府と連携して日本国内で活動していたのがＫＣＩＡである。そして、日本での統一教会の拡大に深く関与したのが、安倍晋三の祖父岸信介である。統一教会とＫＣＩＡが協力関係にあると言う想像は充分に出来る。そういう話は繰返しされてきた。
統一教会も自民党も維新の会も、関係が何もなかったかのようにごまかし続けるだろうが、関係があったことは間違いはない。単独犯として処理されるだろうが、山上は何故統一教会施設内で、銃の試射を行うことが出来たのだろうか。
一方で最近の安倍氏の行動がどうもおかしかった。突然過激な発言を繰り返すようになった。いままでの安倍氏とは異なり、肉声で語っているように聞こえた。岸田内閣が出来たことと、韓国が保守政権に変わったこと。何かこの一連の権力の変化に合せて、安倍氏の豹変を促した力がどこかに存在するように感じた。そのことは以前に指摘した。
保守勢力の見えない勢力が、安倍氏を総理大臣にしたのだとすると、何かやばいことが起こりそうだと思った。安倍氏が傀儡のまま自民党内に勢力を維持させようとしていたに違いない。岸田政権を安倍氏を使い操ろうとしたのかも知れない。防衛費を2倍にしろ。琉球列島に敵基地攻撃ミサイル基地を作れ。原爆の保有も見当した方が良い。と叫び始めた。これがなんなのか分からない。
安倍氏は極右軍国主義者的な発言に突然傾いていた。以前からそう見せていたが、あからさまには発言をしなかった。総理大臣を辞めて表面的動きは控えて、むしろ裏で自民党を支配しようとしているかに見えた。そういう力は表だって発言すれば弱まるだろう。何かこの
辺りに、もめ事を感じていた。
辺りに、もめ事を感じていた。
そのように想像する理由は安倍晋三という個人は軍国主義的な人格とは思えないからだ。信念というか思い込みの強い人間ではない。石原慎太郎とか三島由紀夫と言うようなタイプの人間ではない。何故発言だけ、武力主義的になるかが不思議な事だった。
当人としては体質に合わない育てられ方をして、そういう人間であると無理矢理思い込もうとして生きていたように見えていた。日本で最年少で、最長の就任機関の総理大臣だったのだから、人生をやり遂げたはずだが、ところが本人の様子では、少しもそういう印象はない。どこか政治家になること自体間違ったような印象である。
そして突然殺された。そこに何か繋がりがあるように感じてしまった。恐ろしい想像だが。結局統一教会への個人的恨みと言うことで終わるのだろうか。それだけでは無いかもしれない。山口 二矢 のような結果にならなければ良いが。元自衛官である。三年間勤務したという。選挙2日前である。この結果が誰に有利に働くかのか。こういう計算をした人が居ないとは言えない。
この事件はまったく背後関係のない、個人的な犯行と言うことで処理されるだろう。そういうことだと思うが、何故すぐに特定の宗教団体幹部に恨みがあり、その関係者である安倍晋三氏を殺そうと思ったと言う事を、犯人がしゃべっているという事が、すぐに警察から出てきたかと言うこともある。
選挙前に言わないでも良いことを警察がわざわざ出しているように見える。もし正直に警察が出したとすれば、警察の失態である。犯人はそういう筋書きに誘導している可能性もある。選挙2日前のこの場面でやるようなことではない。これを書いているのは事件当日である。公開するのは選挙後にするつもりだ。大分書き足したが。