民主党の福島のぶゆき議員
福島のぶゆき議員は財務官僚出身の議員である。この人が素晴らしいく頭の良い人なのでびっくりした。テレビで話を聞いただけなのだが、こんなに全体を把握できている人がいるのだと、びっくりした。有能であり、かつ国を思う人が民主党にいるという事にびっくりした。良く考えれば、びっくりする方がおかしいのであって、国会議員には有能な人がたくさんいてあたりまえだろう。能力も志も高い人が沢山いて当たり前のことだろうが。にもかかわらず、国の政治が機能していない。政治がまずいという事より、国の置かれた状態がとても困難で、誰が運営しても難しいということは言える。参議院でこの間の消費税と一体改革法案の審議がされている。法案提出者として、自民党の人や、公明党の人が、答えていた。質問しているのも同じ党の人である。聞いていてバカバカしく成るぐらい、茶番の質疑である。なんて頭の悪い人たちなのかとあきれた。
国会の審議の意味を取り違えているし、それを聞いている人の把握を間違えているのではないか。しかし、その人は自民党公明党を代表して、法案の審議をしている党を代表している人だ。個人として深く話をすれば、有能な人にちがいない。この3党合意という仕組みがそもそもおかしいので、国会審議が、見苦しくなる。つまりこの機会に、自分達の政党の先見性を強調しようとしている。3党合意がいかに自分達の政党の考えで出来上がったのかを言いたいようだ。国会を党の宣伝の場にしている。ああこれはテレビで言えばCMトイレタイムだ。もし、この先3党が慣れ合いで国会運営をしてゆくということになれば、極めて危険なことになる。自己アピールと審議とが判別できなくなる。国会で議論を行い、法案の内容を深めて欲しい。すべての人に都合がよい法案などない。
消費税で言えば、食料品等の優遇が語られていた。検討してくれるそうだ。この事だって、まず普通は食べないような高級食材と、日常的な食品が同じでいいのか疑問がある。特例を設けるとなれば、切りなく複雑化する。酒税が特別扱いの意味も考え直すべきだろう。つまり、特例を設ける意味である。生活困窮者への配慮という事が言われていたが、議論が格差全体の問題に踏み込まなければ、実は特例処置の意味は見えてこない。そう言う背景となる考え方を十二分に見えるように議論するのが、国会のはずだ。ところが肝心な部分は、どこか見えない審議会か、官僚なのか、枠組みを作るように見える。そうしてその根拠が、体裁よく語られることになる。だから、国会議員は、まるでCMのタレントのような体裁のいい姿だけを見せる。CMのタレントが痩せているからと言って、そのダイエット商品を使ったためとは思わない。
こうした姿が、3党合意の審議という中で、見苦しく表れている。これは体制翼賛の議会の姿を彷彿とさせるものだ。批判勢力が無くなるということは、深まらないという事だ。見えなくなるという事だ。何故か、その時に福島議員の事を思い出した。全体に対する展望もある。原発についても、明確な考えを言われていた。将来、廃止するとしても今行うべきは、安全の仕組みの構築と言われていた。それがきちっと出来れば、使える間は使うべきだと言われていた。それをなく、政治が、安全を宣言して、再稼働ではおかしいという考えだった。このあたりは、議論する価値のあることだ。私は、核廃棄物問題の解決がない以上廃止すべきという考えだが。福島議員は議論できる土壌を感じた。本来、そういう議論が、繰り返し行われるべきだ。そういう能力も、資質も高い人たちがたくさんいる。
昨日の自給作業:キャベツ、地場いキュウリの播種 1時間 草刈り1時間 累計時間:11時間