6月の農作業

   

田植えが着々と進んでいる。6月に入ってすぐに始まって、11日と12日が田植え集中日であった。今度の18日19日に最後の山があって田植えは終わる。そうなると最初の田植えから2週間、コロガシが始まる。田んぼが一段落するということはない。この間麦刈である。今日これからである。実は少し倒れている。先日の豪雨で一部が倒れてしまった。そこにイノシシが出てきたような感じもする。麦刈は梅雨時と言うのは例年のことで、雨をぬっての作業と言うことが難しい。麦刈をして、一気にハ―ベスターにかけられる位乾いていればいいのだが、そんな年は少ない。今回もうまく進めばいいと祈るような気持である。少しでも乾かしながら進める以外にない。今回は少々多収を狙った。と言っても普通の農家並みには採りたいということである。反当たり400キロぐらいは最低でも必要だと考えている。それでなければ農業と言えない。

収量の問題はお遊びではないということを、具体的に示すことである。どうせ市民がやるのだから、いい加減なものに違いないとみられている。適当な畑になれば、ほら見たことかということで信用ががた落ちに成る。市民がやるからこそ、立派な畑にしなければ始まらないと考えている。それはもう一つに、化学肥料、農薬を使わない。使わないことで収量が下がれば、これまたほら見たことかとなってしまう。使わないでも、地域の平均収量を越える。この線に行かなくてはならない。要するに稲は麦の収量は誰にもわかりやすいことだからだ。そこから病気が広がるという不安もある。共同防除をしない困った奴らだという見方もある。そういう意味でも、病気も虫も出さない農業にしなくてはならない。

技術である。やる気があれば十分できることである。田んぼの草取りにしても、早め早めに手を打つことである。ソバカス抑草を完成しなければならない。昨年初期対応に手抜きをしてしまい。若干草がでた。今年は苗が小さいために深水が出来ないという悩みがある。田んぼの土の変化を観察していると、昨年と違うのは、イトミミズが増えてきたことである。ミジンコは膨大に出現するのだが、イトミミズはなかなか出なかった。それが今年は結構出ている。この調子でトロトロ層が形成されれば、雑草の発芽は抑制されると思う。現在、30体位2,5畝で撒いた。この後跡10体位まで撒きたい。雨でどうしても流れ出てしまう量があるので、撒いている数の割には実際の量は少ないだろう。

以前草ぼうぼうにして、草取りに追われた。ヘトヘトニなって草取りをやり切ったが、草を出したことがそもそも農業者として、能力不足なのだ。それ以来、草を生やさない事には心掛けてきた。麦畑も初期に1度の草取りで、何とか乗り切ったが、これももう少しの工夫が居る。以前のみかん畑だった時のナギナタガヤが結構雑草化して再生してくる。この後、堆肥の実験圃場にするので、雑草地にならないように進めたいと思う。今度購入したハンマーモアーを上手く使いたいと考えている。今年は、キャベツが良くできていて、まだまだ切れないで食べられる。窒素分を減らして作ると、蒸しの来る量が少ないということが良く分かった。トウモロコシは遅れていたが、このところ急に伸び始めた。昨日収穫したじゃがいもは我が家としては豊作の方だろう。草負けしたタマネギはやはりあまり良くなかった。ニンニクはまあまあ。トマトはまだいいのだが、茄子キュウリが駄目。

 - あしがら農の会