石原差別発言
「この中に帰化された人、お父さん、お母さんが帰化され、そのお子さんいますか。与党を形成しているいくつかの政党の党首とか、与党の大幹部ってのは調べてみると多いんですな。先祖への義理立てだか知らないが、どういう心情だか知らないが、日本の運命をまかりとうす法律を成立させようとしている。」
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石原都知事の低劣なすがたがまたさらけ出された。人間として一番恥ずかしい、差別的体質の人間。歳を取ったからだろうか。抑制が出来なくなっている。都知事と言う立場の人間が、公の場で差別発言を垂れ流してしまう。もともとこれほどひどい人間であったとも思えない。どんどん人間性が劣化してきている。裸の王様。原因は絶対的都知事として、君臨してきた政治的状況にある。3回も都知事に選んだ東京都民の責任は重大である。帰化した人間である事の何が問題と言うのだろうか。たぶん皇国史観のようなものが根にあるのだろう。
この発言で一番打撃を受けるのが、「立ち上がれ日本」と言う新政党。特に、与謝野氏の政治的スタンスは、これと一緒でいいのだろうか。結局、極右的政党に巻き込まれたと言う事になりやしないか。石原氏は全てに破れ、憂国の士気取りなのだと思う。自民党内で結局排除され、都知事として巻き返したが、最後に取り組んだ、オリンピック招致が不成功に終わる。その原因を日本国という枠での後押しがなかった、無念がある。特に皇室まで持ち出そうとして、失敗に終わった屈辱感が、立ち上がれになり、こうした差別発言を言わずに居られない心境に追い込まれている。帰化した人間を、差別しなくていられない、追い込まれた心境。他所の政党の党首をこういう形で、批判する事の効果。オバマが大統領になったアメリカ。
永住外国人地方参政権の問題、本質は韓国との関係が大きい。国交の成立していない北朝鮮の事、あるいはその他の国の人とは又別に考えたほうがいい。日本が植民地化し、多くの韓国人が強制的に日本人にさせられた歴史。その歴史的背景から、日本に単純に帰化できない心情の、韓国出身者が多数存在する。しかし、まったく日本社会の一員として、暮らしている。本来なら帰化して貰うことが一番である。しかし、そうするしないは、各々複雑な重い気持ちが背景にある以上、時間をかけて解決するしかない状況である。その第一歩として、日本の社会が変わる必要がある。国会で成立する可能性があるのは、「永住外国人」の「地方」の「選挙権」である。中には、朝鮮総連の人が日本の総理大臣になっていいのか。など見当違いの発言がある。あくまで暮らしに密着した、地方選挙において、投票できる権利を永住外国人が持つこと。
福島社民党党首がこの対象は私を指しているのではないか。と言う事で反論を表明している。確かに石原発言は亀井氏か福島氏か鳩山氏の3名の誰かの祖先が、帰化した人と言う事である。亀井氏は反対の立場、鳩山氏のお父さんお母さん著名な一族である。結局、福島党首がいかにも名指しされたと言う事になる。撤回しない限り、法的手段もじさないとしている。是否、とことん戦ってもらいたい。そのことで、社民党の輪郭も明確に成ってくる。与党入りしてから、どうも分かりにくい、政党になった。その意味でも、石原発言と戦って欲しい。こうした発言をあえて行うのは、反論するものが、むしろ不利益になる事があるからだ。必ず、そうはいうけれど、本当の所は見たいな議論が、社会の影に流れ始める。それで相手にしないで置く人がおおいいのだろう。今回は徹底して正義を貫いて欲しい。