卵とコレステロール

   

最近気になるテレビコマーシャルがある。コレステロールは気になる。でも、生活習慣はなかなか変えられない。『見ないふり、それが一番心配です』をキーフレーズにコ〇〇トンを飲めばいい。『コレステロールは薬で下げられます。」というものだ。日本での薬の意味がよく現されている。コレステロールは気になる人が多いいだろう。しかし、コレステロールって何と聞かれると、善玉がいたり、悪玉がいたりで、もう一つ納得が行かない。「卵がいけないのだろう。」こう決め付ける人も結構いる。「油ものがいけないのだろう。」「欧米食の影響が問題。」様々な感覚がある。いずれ明確には分からないが、自分の食生活が、どことなくコレステロールというやつを溜めているのではないかという、不明瞭な自覚がある中年が多いいのではないか。コレステロールは「若い女性の甘いもの」と同じような訳のわからない、ぬれ衣を着せられている気がする。

そこを上手く付いたのが、このコマーシャルである。暮れで酒を飲む機会もある。ついこの売薬を買ってしまう人が多いいに違いない。中年になれば誰だって、どことなく自分の食生活に不安がある。本来なら、生活習慣を変えるべきだ。誰だってそんなことはわかっている。分かっているけど、止められない。この現実である。せめて卵だけははずしてほしい。毎日2個の卵を20年食べ続けている。うちの犬も毎日2個食べている。それでも、犬も私も生きている。何でもない。しかし、卵がいけないのだろう。こう言う感触が多くの人に宿っている。食べ物は毎日の人体実験である。自分の身体と相談して行く必要がある。何が良くて、何が悪いかだ。ところが悪いのは分かっているが、それをそのままにしておいても、この薬さえ飲めば大丈夫。確かに人間そうなのだけど、そんなものだとは思うが、それを正面から認めてしまっていいのだろうか。

中年は生活習慣病と言うやつに、脅迫されているような感触がある。悪いのではないか。悪いのは分かっているが。まさに、生きているのはこの後悔と不安の日々なのだ。この脅迫をどれだけ払拭するか頑張っているようなものだ。食生活と日常生活がいっしょくたんになって、迫り来る。たかが、卵1っこで大げさなことをと思われるが、神経が繋がっていて、薬で1発解決できるなら、スッキリしたいという所があるのだろう。この辺を突いているから、このコマーシャルに怒りがこみ上げるのだ。食生活が気になるなら、食生活の改善に少しでもいいから向うべきだ。それを薬があるから大丈夫。これでは拙くないか。この分かっちゃいるけど、に迫ってくる感覚は悪質ではないか。食生活を変えないで、この薬を飲んでいて本当に大丈夫だと保証があるはずもない。問題が深刻化してゆくに違いない。問題の先送りが、一番いけない。

対症療法。薬を使ってしのぐ。見ない振りをしているより、コレステロールに直面すべきと、このコマーシャルはまず言っている。本来直面するとは食生活の改善であろう。「コレステロールの増加する生活習慣を変えましょう」なら、AC広告機構のものになる。生活を変えられないと言う事を前提に、大丈夫コレステロールなら、薬で下げられえるので、こういう流れを主張していいのだろうか。卵のぬれ衣であった。卵は少しも悪くない。卵は最高の健康食品である。素晴しい食材である。鶏は自給生活には不可欠なものだ。卵を食べればコレステロールも下げられる。嘘だと思うのだろうが、卵に含まれる、レシチンは卵黄から来ていることばで悪玉コレステロールを駆逐する作用がある。必須うアミノ酸8種を含むバランス栄養食品。などと書かれているものがある。そういうのは調べた訳ではないが、私の毎日の食実験では2個食べると具合がいいと出ている。

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