夏祭り近づく
大井町の山田「旭ブルーベリー農園の夏祭り」が、いよいよあさってになった。昨夜は最終打ち合わせが、行われた。打ち合わせと言っても、ごちゃごちゃ話しているばかりで、全く整理されていない中で、幾つかの輪が出来て、それぞれの部署での、問題点をああでもないこうでもない。と雑談しているという様子だ。これはいつもの事で、何か話を分かり易く整理して、手際よく進めると言う事が出来ない。これは、農の会関係の集まり全般にある。極めて、部落的集会ということなのだろう。誰かが取り仕切ると言う事が余り適当でない、空気なのだろう。だから、時間がすごく掛かる。何となく共有できるまで、雑談しているのだから、必要な事がきちっと話されたのか。まだ残っているのか。ちょっと不安なまま、明日から直接の準備となる。実は、これがいいと思っている。これがゆるい空気を作り出す。妙法なのだ。
先日志村さんが、屈斜路湖のほうでアースディのお祭りに参加してきたそうだ。10日間もテント生活をしたそうで。それが、どうぞ、場を提供します。来られた皆さんで、やりたいことをご自由に始めてください。こういう雰囲気だったらしい。すごい主催者がいるものだ。勇気がある。我々にはそこまでの度胸はない。でも山田村の夏祭りは、やりたいことを、かってにそれぞれがやっている、自由な許される感じだけはある。つい、来た人も一緒になってやりたいことをはじめてしまう。そんな空気に成れば最高だと思っている。だから、どんどん盛りだくさんになり、間際になってもどんどんアイデアが、加わる。学園祭的乗りだ。自分が面白そうなことをやる、という一番が、野焼きだ。先日作った土球。無事乾燥したそうだ。当日も粘土で形作りができるそうだ。時間があれば、もう一度作りたい。
立派な横断幕が出来た。もう祭りムードは高まった。古代の森の道つくり、今年の一番のテーマだ。これを祭りの間中、作っていたい。来た人も一緒になって作ればいい。準備万端でサーどうぞじゃ面白くない、お客さんで来た人も、スタッフになって、作業員に成ってしまって、違和感のないような進みかたになれば。作る方が、見ているより面白い。実は、古代の森の道作りは3年越しの、計画だった。いつかあの森の中に道が出来るといいよねが、小宮さんは、一気に進めた。小宮さんは思い込むと、止まらないのだ。素晴しい起伏のある道になった。こんな散歩道はちょっとない。子供にとってはちょっとした冒険の道だ。この道を古代にいざなう道にしたい。色とりどりの布を旗めかせ、祭り気分が盛り上がる道にしたい。森の木が、おしゃれをしてウキウキしているようにしたい。
ヒスイのネックレスのワークショップもある。ひょうたんを使ったアクセサリーも面白そうだ。古代人になりきろう、変装コーナーもいい。一日古代人の気持ちで、過ごせれば、それだけで充分な体験だと思う。今年は本格的な石釜が出来た。この石釜で、空豆さんが、石釜パンを焼いてくれる。この前の試演では、素晴しいパンだった。あの石釜焼きたてパンは、他で味わうことは先ず出来ないだろう。
山田はその昔、そんな風にのんきにか、気難しくか。古代人が暮した場だ。たぶんその頃に耕作が始まり、田んぼも作ったのだろう。そんな山田の古代人がひょっこり現れそうな、お祭りになってきた。きっと野焼きをしていれば、あの素晴しい土偶を創作した、古代の作家が現われて、我々の作った土偶を見て吹きだすことだろう。