アメリカがイランを空爆した。

アメリカとイスラエルはイランを空爆して、宗教支配者のハメネイ氏を殺害した。同時の空爆で、イラン政府の要人が多数死んだ模様だ。日本政府はおおむねアメリカ支持という姿勢で、国際法違反についてはコメントがない。ヨーロッパ諸国も同様である。もう国際法などなくなっている。
この空爆が国際法違反であることは明白であるが、問題はハメネイ氏のようなテロ組織の支援者であり、また国民を強権で弾圧している独裁者をどうすればいいかである。もちろん軍事力で殺してしまうことは、許されることでないのは当たり前のことだ。
国連が機能していない以上、イランの核開発を止める力はどこにもない。イランが核弾頭を保有すれば、イスラエルは極めて危険な状況になる。その前に叩きたいというイスラエルとアメリカの意図なのだろう。前回の12日戦争で完全に破壊できたというのは噓だったという事なのだろう。
ハマスを支援しているのもイランである。そもそも、イランの革命防衛隊はテロ組織といってもよい組織である。イランもホメネイ氏が宗教革命を行うまでは、親米国家であり、イスラム原理主義の国ではなく、中東の中では自由のある国だった。しかし革命後は中東の紛争の問題となるテロ組織はいつもイランの支援を得ることになった。
アメリカの同時多発テロ2.11のアルカイダはイランとの関係が深い。シリアのアサド政権は両者の関係をつなぐ役割をしていた。そのシリアで継続されたテロ組織を、イランは支援を続けていたわけだ。今回の根底には2,11のほう部区の意味も含まれていると考えていいのかもしれない。
イランの独裁者ハメネイ氏は反政府デモの群衆を、先日も1万人も殺したとされている。国民に自由も民主主義もない。こんな状況が許されていいはずもない。経済制裁の結果と、国の経済が軍事力偏重になっているため、イランの国民の生活は最悪の状態に置かれている。
先日アメリカによって、ベネゼイラのマドゥロ大統領が首都カラカスで拘束され、米国の法廷(ニューヨーク)へ移送された。麻薬取引の犯罪者だということが直接の理由であったが、これも間違いなく国際法違反である。しかし、トランプ自身が私には国際法などないと、公言している。
ベネゼイラは石油の国であり、豊かな国であったわけだが、マドゥロ大統領のでたらめ政治によぅて多くの国民が政府によぅて殺され、国から脱出せざる得ないような状況になってしまった。間違いなく最悪の政治状況の国であったわけだ。
世界にはまだまだ、そうした強権政治の国がある。北朝鮮などもその一つである。そうした国を空爆してもいいのかということを考えてみたい。空爆をして、殺害してしまえば、確かにその国の大多数の国民にとっては良いことになる。ベネゼエラでは歓迎している人の方が多かった。多分イランでも同様であろう。
世界を見渡せば、状況や関係は複雑に絡み合っていて、見る角度によって正義が変わってくる。特に中国の視点で見れば、友好国の独裁者仲間が殺されたという話になる。これで台湾進攻はまずはなくなったとみていいだろう。台湾進攻などしようとすれば、トランプは何をするかわからない。
このことは後からもう少し考えてみたいが、トランプの目的の一つは、中国のエネルギー購入先をたたくという目的だと思う。それは、ベネゼエラの時にも言われたことだ。親中国家をたたいているのだ。日本がアメリカから独立して、中国と友好国になれば、高市氏を空爆で殺すのだろうか。日本には反撃能力がない。
ところが、北朝鮮は核弾頭を保有している。長距離ミサイルも保有している。こうなると、北朝鮮がいくらひどい政治をしていたとしても、アメリカであっても空爆をできないということになる。政界の強権政治の国は核保有を目指すことになる。金正恩の判断は間違っていなかったことになる。
だから、イランが核保有を目指して、ウラン燃料の濃縮を続けていることは明白である。遠からず核保有するはずだ。その前に空爆をしたわけだ。マクロンフランス大統領量は核戦争の均衡の世界情勢になっているとして、核保有の数を増加することを宣言した。
世界は核戦争に向けて、一気に進んでいると見なければならない。核保有した強権国家が追い詰められたときに、核使用に踏み切るはずだ。目に見えるほどその時が近づいた気がする。独裁者にしてみれば、殺されるよりは核攻撃して自爆した方がましだと考えるはずだ。
今トランプが攻撃しているのは、中国の習近平政権と盟友と言えるベネゼイラやイランである。中国はこうした国から安く石油を購入してきたわけだ。中国がアメリカの最終的な標的ともいえる。高市第2次下駄の雪政権としては、アメリカに踏みにじられようとも、くっついてゆく方がいいと考えているのか。
あるいは、核保有の道を選ぶのか。これが高市氏が言う国論を二分する選択という事なのかもしれない。世界中が、トランプや、金正恩や、プーチンになるということだ。もちろんそんなことを望む人はいない。しかし、いま世界はその方向に、確実に進みつつある。
明らかに平和主義は勢いを失っている。話し合いで平和の道をなど、もう探しようもない空気になったことを感じる。しかし、核兵器を世界中が保有したとすれば、どこかの国が使う可能性はある。もし平和の道をあきらめれば、今度の世界戦争は核戦争になる。そして世界は、人類は滅びる道に進む。
では諦めないで何をしたらいいのかである。日本が攻撃的武力を一切持たないことを明白にすることだ。どこの国にとっても安全な、無害な国であることを世界に公開することだ。IMFの視察も常に行う。自衛隊の武力も攻撃能力がないことについては公開する。徹底した防御の武力を装備する。
日本を侵略することはなかなか困難であるが、明らかに日本は近隣諸国にとって安全な国であると示すことになる。そして、日本は世界のどの国にとぅて、良い観光地であり、お客さんであり、またよい製品の生産地であるという状況を作る。喜ばれる国になり、攻撃など受けない国になる。
スイスのような、永世中立国歌を目指すべきだ。何故なら、今のアメリカのやり方に日本が巻き込まれれば、とんでもない戦争にひきづりこまれることになるからだ。トランプのことだから、日本がアメリカの戦争に同盟国として従軍しないのであれば、関税を50%にするなど言うはずだ。
トランプにとって外国はすべて、利用すべきものである。グリーンランドを領有すると言い募るほどの強欲な人間である。またそのトランプがいいという、アメリカ人が多数派なのだ。良識を失ったアメリカにいつまでもついていけば、大きな犠牲を強いられることになる。
アメリカから独立して、世界の平和を目図す国宣言をする。これが日本の安全保障である。そう書いていながら、多分それで安心できるという人も少ないだろう。つまりどういう立ち位置であれ、もう世界に安全な状況などないということだ。だから考えられることは、どれがいくらかでも安全かを考えるほかない。
日本の平和主義は世界の唯一の希望である。日本も極右政権になり、核保有を目指すことになれば、トランプが空爆する可能性も出てくる。同時に中国と友好関係を結ぼうとすれば、空爆されるのかもしれない。こんな武力が支配する世界を受け入れるほかないという事なのか。人類の愚かさを嘆いても仕方がないのだが。