また、また、また冤罪。

      2025/08/01

 

何故これほど冤罪が続くのだろうか。全く日本の警察は岡っ引きから成長をしていない。何でもかんでも捕まえて、せめて、攻めて白状させれば良いとでも考えて居るのではないか。1000人犯人を捕まえても、1件の冤罪があれば、どれほど犯人を逮捕したとしても、一切がむなしいことになる。

権力を持つ者は権力の行使に、どこまでも謙虚に、科学的思考を持って取り組むことだ。被疑者から、自白を引き出すという捜査方法には、一定の抑止が必要である。被疑者が正しい自白をするとは限らない。特に第3者の証言のばあい、陥れようという思惑があれば、警官の誘導に乗りやすい。

最近あったイギリスの郵便局での冤罪事件が深刻である。罪を問われて、13人が自殺された。そして賠償対象になる人が1万人という。人間疑われるだけで耐えかねるという人も居る。強い人であれば、頑張って生涯をかけて権力と戦えるが、そういう人は少ない。

事件は1999年、富士通の100%子会社の会計システム「ホライゾン」が英国各地の郵便局に導入されたことがきっかけ。実際の現金残高よりも、システム上の残高が多く表示される例が相次ぎ、郵便当局からの圧力で郵便局長自らが補塡(ほてん)したり、払えずに刑事訴追されたりした。

前川さんは86年3月19日、自宅で留守番中だった中学3年の女子生徒(当時15)を殺害したとして殺人容疑で逮捕、起訴された。一審判決は無罪としたが、二審は有罪とし、最高裁で確定。再審で名古屋高裁金沢支部は18日、捜査機関が関係者の供述を誘導した疑いがあり、「証言は信用できない」などとして、無罪を言い渡した。

警察庁の楠長官は「一般論として、警察の捜査は国民の信頼の上に成り立つもので、捜査に疑念を抱かれることのないよう緻密(ちみつ)かつ適正な捜査を推進することが大変重要だ」と強調。つまりカメラを取り付けて、捜査に客観性を持たせることも、その延長線で考えるべきだ。

再審無罪の判決は7件続いている。少ない数字ではない。警官のなり手が減少している。これからは、外国人が日本の警察官になるしかないのか。さすがに、そんなことは出来ないだろう。ではなり手が少ないとすれば、警官に向かない人が警官になる可能性は高くなる。

警官がビデオカメラを付けることになる。やっとのことだ。アメリカでは警官が暴力を振るい、被疑者を殺してしまう事件が相次ぎ、警官にビデをカメラを付けることになった。建前としては警官を守るためということだが、この処置は明らかに警官がひどいことをするのを防止するためである。

早急にすべての警官にカメラと音声記録をすべきである。それは警官の態度が悪いからである。何故ああえばっているのだろうか。命令口調で、偉そうにしている。どこにもそんな理由はない。役所の職員が住民と接するときと、同じような態度のほうがいい。

昨日石垣市役所には航空写真をマライに行った。その前に免許更新でマイナー免許証を貰うために交通安全協会に出かけた。両者の態度の違いにびっくりした。マイナー免許証に変えない方が良いというのだ。免許更新日に気づかなくなるから、止した方が良い。年寄りにはスマホで連携は出来ないだろう。とまで言われた。

それにはそれで一理あるかもしれないが、何故政府の方針に、一応政府の出先機関であるにもかかわらず、どう言う態度かと思い、少しむっとした。何故、免許証を見なければ行けないかが判らない。免許証を見たことがない。運転免許を取得して以来、免許証を見るのは取り締まりの警官だけだ。

何故、マイナ免許証にしたかと言えば、一枚カードが減るからである。年寄りにはカードが多すぎて管理が仕切れないのだ。これから持ち歩かないで言いようにカードを減らす方針なのだ。先日買おうと考えたカード入れが、16枚入れとあった。当面の目標は16枚である。

何故持っているカードを全部持ち歩いているかと言えば、必要なときに、必要なカードがないという経験を何度もしたからだ。どうもこれが2地域居住の問題点だ。銀だこのゴールドのカードも、石垣で入らないと思って引き出しに閉まっておき、つい小田原に行くときに忘れる。

それで、ついつい全部もちにしたのだ。これから精査して、一枚ずつ減らして行こうとしたときに、免許更新である。まず一枚マイナ免許証だなと思ったのだ。それが、警官から、つべこべ止せと言われる筋合いはない。まったく、コンピュター革命に乗り遅れる国だ。

もし、この間のいきさつを私がスマホでビデオ撮影をしていて、政府に提出したらどうだろうか。出先で何が起きているのか、知ることになる。このマイナ免許証は警官には支持されていないのだ。警官には、是非ともカメラで管理が必要だ。警官が暴言を吐かれるのを防ぐという、建前も良いではないか。

犯罪現場でも、カメラを是非装着して貰いたい。駆けつけたときからの映像が残されていれば、後から冤罪事件になったときに、初期捜査の様子が分かれば、冤罪は減るはずだ。人間の主観的な記憶などたいして当にはならない。その映像をAI分析をすることで判ることも出てくるかもしれない。

「大川原化工機」の冤罪(えんざい)事件をめぐる国家賠償請求で、都と国が上告を断念し、警視庁公安部と東京地検の違法捜査を認定した東京高裁の判決が確定した。両者は原告に謝罪して捜査の過程を検証する、と表明した。この事件の捜査は思い込みによるものだった。

本来大川原化工機から、集めた資料を、地検が科学的に分析すれば、すぐに軍事転用など出来ない機械であることは判ったのだ。ところがはじめに思い込みがあるために、科学的な判断が出来なくなった。そこで逮捕拘留して、自白させようと強引な脅迫的追求した。これも映像で判ったことになる。

この事件こそAIに分析を依頼すれば、すぐに無罪であることは判ったのだ。裁判のみならず、早く捜査のコンピュター化を願うばかりである。これから警察官も減少して行く。労働時間も減って行く。このままの態勢で警察が維持できるとは到底思えない。大きな改革が警察には必要なのだ。

何故私が警察を繰り返し批判するかと言えば、疑われてひどい目に遭った経験があるからだ。家の中にまで無断で入られた。そして、盗聴もされていた。たぶんオウムの活動と誤解したのだ。後に間違いであることが判り、署長が罪を認め謝罪文をくれるのであれば、不法侵入や盗聴を訴えないと言うことで妥協した。

死刑判決が確定した後に、再審無罪になった冤罪事件は4件ある。施行されてしまった人も居ると考えざる得ない。冤罪を主張していたが、死刑を施行された。かなり疑わしいとされる事件も2件ある。当然軽微な犯罪では、冤罪が何万件もあると考えるべきだろう。

それを考えるといつ自分が冤罪を着せられるのかという恐怖がある。それは今の権力を支持していない者だからだ。権力にとって不都合な人物という自覚があるから、いつ陥れられるかもしれないという意識は持っている。それもあってこう言うブログも書いて公開しているのだ。

不当逮捕のようなおかしなことが起これば、誰かが気づいてくれるだろうという気持ちだ。権力は腐敗する。時々権力は交代した方が良い。日本がここまで悪くなったのは、アベ政権の権力集中にある。その悪の元締めだからこそ、国葬にまで成った。つまり、国家権力にはアベほど都合の良い人物はいなかった。

Related Images:

おすすめ記事

 - Peace Cafe