2015.1.14のイネの状態


1番田んぼ。縦横縦横縦横と6回のコロガシが終わったところ。今年はコロガシ8回を実践するつもりだ。あと2回は出来れば終りだ。18日、19日とやれればと考えている。田植えをしたのが、12月15日である。品種は「にじのきらめき」今田植えをしてから1ヶ月が経過をしたところだ。
種まきをしたのが、11月10日だったから、2ヶ月ちょっとである。生育の良い所は9葉期と言うところだ。生育の悪い所はまだ6葉期ぐらいの様子だ。いかにも分蘖が少ない。冬の田植えのためだろうか。風が強い性だろうか。それでもゆっくり成長はしている。ゆっくり成長をしてくれれば、15枚葉が出てくれるかも知れない。ここに期待して12月田植えにした。
イネは一応根付いた。今が石垣では一番寒い時だ。13度まで下がった日が2日あった。それでも陽射しが温かく25度まで上がる日もあった。水がぬるま湯になる日もあった。不思議なことに水口の方が水は温かいのだ。湧き水の水温が20度は有り、これは温泉なのかと笑うほど高い。


反対側から見た写真。
2番田んぼである。ここは12月14日田植えの餅米「ゆがふもち」の田んぼだ。田植え後に何もしないで、1月12日にコロガシを始めて行った。それで持ち直した感じのところである。やはりコロガシは必要な作業だと思う。土壌が閉塞した感じになっていた。
コロガシによっていちいちでイネが持ち直してくることを何度も見た。12日に転がしてから日に日に緑が増してきた。この場面で補植したのだが、それではさすがに遅い。補植はできるだけ早くやらないと良いイネにはならない。田植え後1週間ぐらいには終わらせたい。
補植した苗が翌日に浮いてしまった。土壌が柔らかくて、水が深くて補植が上手く出来なかったのだ。この田んぼは田植えを5葉期の苗を5本上ぐらいにした。苗が沢山あったので、風対策で沢山植えたのだ。他の田んぼよりも風にやられなかった。


逆側から見た写真
3番田んぼ「にじのきらめき」一番生育の良い田んぼである。現在全体が9葉期ぐらいになった。分ゲツも始まっている。葉色も濃いし、葉の巾もしっかりしている。触った感触も堅い。理由をあれこれ考えてみるのだが。よく分らない。
肥料は2畝で45キロ「よみがえり」牛糞堆肥を入れた。これはどの田んぼも同じである。代掻きは去年よりは深く行った。田んぼに残っている岩の層から水漏れが起きている感じがするので、ここを砕いて石拾いをして、耕土を深くしたのだ。
風の向きが3番田んぼに幸いしたのかも知れない。海の近い南斜面の段々畑なので、風の強い日には20mぐらいふく。防風ネットはやっている。それでも他のたんぼは今年も大分風にやられた。風は小さい苗を植えた方が良いという意見があるが、考えてみた方が良いかもしれない。

6番田んぼである。「にじのきらめき」を12月8日に田植えした。最初はなかなか根付かず心配だった。その後コロガシを5回やって大分回復した。まだ十分とは言えないが、やっと一安心というところまで来た。今年は成長にさがある。
どこの田んぼにも言えることだが、全体に肥料不足なのだ。早めに追肥をした方が良いかもしれない。土壌がまだ出来ていないと言うこともあるが、土壌の消耗が早いという気もする。腐植をもっと入れ込んで行くことが必要なのだろう。
基肥の量を倍増する必要がある。土壌が出来ていないので、田んぼで肥料分が生産されると言うことがない。2畝によみがえりを100キロ入れても良いはずだ。肥料が足りないために初期生育が悪かった可能性が高い。これからやる4番田んぼと8番田んぼでは試してみる必要がある。

8番田んぼである。田んぼをやってみたいという人が現われたので、今年は田んぼをやってみる予定である。水が行かないかも知れないが、水が足りないなりに作ってみると言うことで、始めて見る。田んぼの経験は8年あるという方なので、何とかなるだろう。
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腐植を増やすと言うことが必要である。ひこばえ農法を行い、年3回稲は刈り込んでいるが、3回収穫すると言うことで、田んぼでの生産物と消耗する物とでは、失われて行く量の方が多いのだろう。ひこばえ農法が肥料を風雨よりもよほど必要だと言うことが見えてきた。
アカウキクサをもっと増殖する必要がある。光合成細菌のを入れると言うこともあるようだが、それよりは水牛の糞の利用方法を考えることだろう。まず、水牛の糞を集めておく場所を作る必要がある。これから水牛が増えるのだからなおさらのことだ。