石垣市のコロナ感染者100→104→107人になる。

   



 きれいな蝶がいたのだが、どこにいるかわかりますか。

 世界のコロナ感染者数が過去最高になっている。コロナは一時収まりかかったが、又再燃してついに世界では一日の感染者数が過去最高なった。当然死亡者数も徐々に増加し始めている。こんな事態になっても、経済が重要だから、自粛などしてはいけない、とマスクもせずに騒いでいる人達がいる。どういう了見なのだろうか。感染すれば一人ではすまない問題なのだ。

 現在日本は全体で見れば、入院患者が5000人ぐらいで落ち着いている。死者は10名前後で収まっている。このぐらいならば止むえない数値である。医療関係者の対応がすばらしいのだと思う。未知の感染症に対して良くもここまで抑えてくれている。感染のリスクの中、心より感謝している。

 10月23日アメリカ一国で1日の感染者が8万3000人というのだ。大統領も感染し、その集会にはマスクをしない人が多数参加している。世界全体の感染者は累計4200万人以上、死者は110万人以上に達している。ヨーロッパも過去最高を記録して、そしてこれはまだまだ続くと言うことである。

 新型コロナウイルスは抗体ができにくい感染症らしい。一度感染しても数ヶ月すると抗体が消える人の方が多いとの情報もある。今回の感染症は集団免疫は無いと言うことなのかもしれないのだ。ワクチンも年に2回打たなければ効果が無いという、かなり難しいものになりそうだ。

 ヨーロッパの3回目のパンディミックは集団免疫が期待できないことを表している。フランスでは死者数が一日500人を又越えている。最悪の事態が再度起きている。経済優先も止むえないところはあるが、よほど用心して様子によってはいつでもブレーキをかけざる得ないのだろう。

 幸い日本は一部を除けば良い対応である。このまま行ってほしいと思う。今のところ死者数が10人前後で何とか収まっている。これくらいで収まってくれればいいとしなければならない。

 誰もが感染を広げないための常識は守らなければいけない。一度感染しても、抗体ができずに又感染する病気だと自覚すべきだ。特に老人は最大限の注意だ。日本がこの程度で収まってはいる理由は、どこが危険なのか、どうすれば感染しないですむかを多くの人が自覚したからでは無いだろうか。日本人の衛生観念の高さである。

 ところがなんと沖縄自民党の県議団は16名で、与那国島。石垣島。宮古島と自衛隊基地の視察を強行した。その上夜の会議という宴会を行ったのだ。結果そのうち12人が感染した。感染クラスターを起こしてしまった。同席した、自民党市議や副市長などは濃厚接触者になった。ある意味被害者のようだが、感染すれば加害者に変わる。

 石垣島では市議も夜の宴会も付き合ったのだろう。濃厚接触者となっていた川満誠一石垣市副市長や大浜知司竹富町副町長、石垣市議5人。感染していなければいいとおもうが。何という非常識な行動であろうか。感染した人を責めてはいけないと言うが、こう言うはた迷惑な行動は非難されるべきものだ。結局議員という人種の中には自分のこと以外は考えていない人が多いと見られても仕方がないと言うことになる。

 県民の模範になってしかるべき県議が、何というひどい行動をしたものか。さすがにこれほどの行動は、全国の自民党の中でも特出していると言えるだろう。沖縄自民党の劣化は目に余るものがある。長い間おかしな利権構造の中で野党として生き延びてきたからでは無いか。何故この時期に、自衛隊基地を集団で見回らなければならないのだろう。そして夜の宴会までやったのか。

 それは沖縄自民党がそういう政党だからである。視察をする目的の一つが宴会である。一緒に酒でもものんで、盛り上がらなければダメな政党なのだ。ここに、序列とか忖度というような諸々のやりとりが潜んでいるのだ。沖縄自民党では、こんなところで方針が決まって行くのだろう。きちっとした議論などせずに、俺に任せておけば悪くはしないというような集まりなのだ。

 石垣市の累計感染者数はついに28日に104名に達した。500人当たり1名の感染者が出たと言うことだ。これは全国一の密度では無いだろうか。このところ連日4,5名の感染者が増えている。危機的な状況である。潜在的にはこの倍の数の感染者を想定しなくては成らない。250人に一人の感染。身近に感染者がいるということである。

 コロナなぞ怖くないとうそぶく人達は、この小さな島でのコロナパンディミックをどう考えるのだろうか。医療機関も一杯になっている状況をどう見るのだろうか。油断をすれば日本中どこでもこうした危機的状況が生まれる。

 あっという間に100名の感染者である。毎日新規感染者が4,5名はいる状況だ。5万人の人口である。感染経路の不明の患者も出てきている。旅行者から感染したと診られる患者は少ないようだが、飲食店関係者も感染しているから油断は出来ない。

 沖縄本島に出かけて、戻って感染が分かるという人が続いている。バスなどの交通機関が危ないと言うことがある。バスは早急に窓を開けること。満員にはしないこと。当然の処置である。乗客は遠慮無く窓を開けるべきだ。

 島における感染の広がりがどういう結果になるのか。ゴーツートラベルが問題ないと言い切れるのだろうか。石垣島を外す、あるいは沖縄を外す。こうした選択肢も出てきていないだろうか。経済のこともあるが、島の人達の生活の安全は守られなければならない。

 行政はコロナ感染対策を0から見直すべきだ。国からきているという専門家は、もう少ししっかりと見直し対応をして欲しい。いろいろ不十分な危ないところがまだある。室内での飲食。これが何より感染源になる。野外での飲食を奨励すべきだ。

 テラスの街石垣島だ。緊急対策として、店の前の歩道は当分無料で使用を認めたらどうだろうか。ユーグレナモールなど手頃な場所になりそうでは無いか。そして、真栄里公園か、新栄公園か、サザンゲート公園あたりに夜店村を作る。無料で市内の店舗に貸し出す。

 このまま何もやらないでいたのなら、入島禁止まで考えるような状況になるかもしれない。私のような素人の考えなどダメかもしれない。しかし、現状かなりきわどい状況になっていると考えるべきだ。


 - 石垣島