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笹村 出-自給農業の記録-

2026年の田植

   

5番田んぼ 手前が小学校田 14日に田植。

下の田んぼの田植

下の田んぼの田植

下の田んぼの田植 高低差があり、線が見えない。

下の田んぼの線引き。上に光合成細菌の200Lタンクが2つ見える。

2026年の田植を行う。暮れも正月もなく、田んぼのことばかり考えて居た。最善を尽くしたいという気持ちだ。今年は初めての田んぼがある。メンバーも新しく12名で組んだ田んぼだ。この田んぼがこれからののぼたん農園の方角を示すはずだ。

12月7日苗代播種。1月8日9日代掻き。10日苗取り。11日田植。防風ネット張り。12日が予備日。この文章を書き始めたのは、10日の朝である。代掻きは苗代の田んぼ以外は終わっている。いよいよ苗取りの日だ。苗取りは20人が集まり、無事午前中で終わった。

新しい下田んぼの水抜きがまだ読めないので、水は落とし始めているが、不安が残っている。昨日は朝から、下の田んぼの参加者7名で田んぼの均しを午前中行い、午後にネット張りのくい打ちを行った。田んぼは少しでこぼこが残っている。水も抜けきれない。線引きをしても、分からないところもあるが、そのまま田植に入る。

5番田んぼは私が担当の田んぼである。均しは一度した。その後水を抜いている。かなりの高低差があるが、まあ良いとして、水を落としている。防風ネット張りは昨日行った。10日に苗取りを行う。11日に田植をする予定。下の田んぼの田植を優先的に行うので、5番田んぼは場合によっては、12日田植でも仕方がないかと考えて居る。

今日10日が苗取りである。10人以上集まれば、午前中に終わるだろう。(予定通り終わった。)苗取りは丁寧にすれば良い。終わったならば、午後にすぐに2番田んぼの代掻きをしなければならない。そして、2番田んぼの人たちで均しをして、(これはやらなかった。)すぐに1番田んぼの水を8番の畑に落とす。(これもやらなかった。)田んぼ担当の人の進め方があるから、それは任せた。

11日田植日にはまず朝から、線引きをする。出来れば、人が集まる9時にはすぐに田植が始められるようにしたい。田植は人が多く集まるはずだ。予想では全体では40人くらいになると思われる。車の駐車を考えておかなければならない。下の田んぼの人は下まで車を運べないものか。

3番田んぼでは、すでに苗取りが終り、田植もしてしまった。1人ですべてをやっている。防風ネットもすでに下げてある。日曜日に石渡さんのネット講義を3番田んぼの担当の方が受けているので、一日繰り上げて進めている。3番田んぼでは、3種類の晩稲品種を田植する予定だそうだ。比較が面白そうだ。とても科学的な観察の考え方をしている。

ここまでのところ、天候に恵まれた。雨が続いていたので、今は十分に水がある。所が作業が集中する1月8日からは晴れが続いている。このあと1月中は雨がないという天気予報である。水がどうなるかはいつも心配である。代掻きも自由に行うことが出来た。

しかし、雨が多かったと言うことは、いくらか日照が足りなかったと言うことでもある。苗が少し堅さが足りない気がするが、防風ネットを外してから、急速に堅さと色味が増してきたが1週だけでは足りなかった。案外防風ネットは日を遮るのかもしれない。これも4mmのブルネットぐらいが良いのかもしれない。来年はブルーネットで覆ってみようかと考えて居る。

ひこまるとゆがふもちは5,5葉期で、分ゲツがでている株が半分くらいである。日照が不足した割には、予定通り進んでいると言えるだろう。寒さは例年通りで14度まで下がる日が2日あった。苗作りには十分の温度である。石垣島での6回目の育苗で、一応納得の行く苗作りの手法ができあがった。

苗代の土が軟らかく、苗取りがとても楽だった。昨日苗取りを少しやってみて、これならば、すぐに苗取りが終わると言うことが分かった。苗代作りは直前に行う必要がある。石垣の土壌は水があっても、代掻きして時間が経過すると固くなってしまう。育苗の5週間ぐらいなら、柔らかさを維持している。

苗は柔らかい土壌の方が根を良く伸ばしてくれる。不耕起で、硬い土の方が強い根が沢山出て伸びる、と言う人がいるが、不耕起の苗代では良い苗が出来ないと何度か試してみた。苗は甘やかして育てな描ければ良いものは出来ない。肥料も必要だし、鳥ネズミ虫から守ってやる必要がある。

晩稲品種の選択は、苗作りの段階を観察してみて、期待が出来ると感じた。場合によっては4週育苗になるのではないかと、考えて居た。今までの経験では、奨励品種の「ミルキーサマー」や「ひとめぼれ」や「にじのきらめき」は4週育苗で、5,5葉期になっていた。

やはり早すぎる生育なのだ。そのまま13枚目の葉が止葉になって穂を出してしまう。元気がないまま穂を付けてしまう。満作にならないまま、小さな穂を付けるので納得が行かない。そこで晩稲品種にすれば、ゆっくり成長をしてくれて、有機農業でも満作の稲になるのではないかと想定している。

晩稲品種は苗の状態から見ても、5葉期までの状態で、1週間ゆっくりしている。これが普通の生育の速度だ。このまま普通の生育速度で進めば15枚以上の葉を付けて、満作になるはずだ。4月19日に15枚目の葉が出る想定。この日あたりで走り穂。5月初旬で出穂。か穂揃い。6月初旬が稲刈り。

一応の想定としている。ひこばえを成長させて、2回目の稲刈りが、9月半ば。3回目の稲刈りが、11月末の予定。そして、来年の種まきが、12月の初旬。こんな感じで一年が回る予定をしている。「にじのきらめき」はもう少し早い生育だった。

ゆっくり生育してもらいたい所だが、実際はもう少し早くなりそうな気がしている。今は例年通りの気候などないから、どのくらい寒くなるか。どのくらい暑くなるか。また雨が降るのか降らないのか。それによって、進行はかなり変わってくるのだろう。柔軟に考えておかなければならない。

11日が田植日である。下の田んぼには14名の参加だった。朝9時から線引きを始めて、午前中で終了した。田植は水が引いていなかった上に、かなり深いところが多かった。土壌は粘土質で田植靴でも歩きにくいものだった。始めて田植する人も多く、かなり困難な田植になった。

それでも、田植開始が10時で、6セの田んぼが2時間で終わったから、それなりには出来たと言うことだろう。始めて作った田んぼはまだ土壌が安定していない。また一番の問題点は水が完全には引かないこと。田植している最中も湧き水が入ってくる。

完全に平らに出来れば良かったのだが、深い代掻きをした場所と浅い場所があり、田面もでこぼこだった。もう少し上手に出来れば良かったのだが、技術不足である。田んぼ均しで修整できれば良かったのだが、4人でやったのだが、足を取られてしまい、十分には出来なかった。

それでも、一応は植えられたので、良かったとは言える。5番田んぼの方は、午後まで残った7人で、午後1時半から2時半までの1時間で植えた。こちらは植えやすかった。ただ植えていて、土が悪いという幹事だった。ここは不耕起で4年間やっていた田んぼだ。土壌が良くなっていないと言うことを痛感した。

粘土質になっていないのだ。不耕起では工作を続けていても土壌に余り大きな変化が起きないようだ。まるで新しい田んぼの土という感じだった。やはり田んぼの土壌は耕耘して、腐植を漉き込んでだんだん良くなって行くものだと痛感した。

2番田んぼは代掻きまでして、後は担当の人たちに任せた。朝来てから、田んぼ均しをした。その後に、紐を使って田植をした。夕方4時頃に終わった。全く私は、5番と下の田んぼで、関われなかったのだが、田植まで一日で出来て、良かったと思う。

今年は新しい田んぼもあり、田植が終わるまで不安で緊張した。それでも何とか終わり、心底安堵した。例年のことだが、田植が終わるまでは、田植以外のことが出来なくなる。大豆の収穫も遅れた。これからあれこれやらなければならない。

 

 

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