国とはいえ、いくらでも借金して大丈夫なはずがない。

石垣島富崎である。フサキビーチを上の方から眺めている。斜面からは西表島や竹富島がすぐそばに見える。島にある建物まで見える。海の碧さもいかにも南国的な場所で、石垣で一番のリゾート地になっている。大きなホテルや別荘が建ち並んでいる。
みるみる本舗の南側の斜面の道には車が止めて絵が描ける場所がある。車から海の絵を描ける、石垣島唯一の場所である。日陰は全くないので夏は厳しい場所なのだが、風がある日ならばで何とかしのげる。海の色は日々刻々変化する。
この斜面の耕作放棄地の雰囲気が悪くない。下の方の区切られた畑と点在する別荘。方向を変えるとハイビスカスの群落があって、その赤い花が面白い。なんとか描いてみている。まだどんな絵になるのか見当もつかない。開放的な空気の風景が描けそうな気がする。やはり、田んぼや畑とリゾート地では違う。
日本は世界一の借金経営の国になった。コロナでいよいよ借金が膨らんでいる。不安が増すばかりなのだが、何故か株価は上がっているし、円の暴落も起きていない。一体この状況をどう考えればいいのだろうか。
行き所の無いお金が様々な投機に集まっているだけで、実質の生産が背景にないのだから、いつか経済全体が崩れてしまうように思えて仕方がない。これから書いてみることは分からない話である。分からないのだけれど考えてみたい。
日本の実質国内総生産(GDP)は1~3月期から年率換算で27.8%減った。米国の減少率は32.9%、英国は約60%、ドイツも30%を超え、軒並み最悪となった。米欧の2期連続に対し、日本は19年10月の消費増税から3期連続とマイナス成長が長期化する。
今の日本の財政を家計に例えれば、年収700万円の収入の家庭が今年は1600万円を支出する。今年末に借金額は年1億2000万円に達する。満期がくる借金の返済分を含めて、今年、2530万円の調達が必要だが、このような家計に融資をしてくれる銀行なぞ、まず無い。自己破綻だ。
しかし国相手なら、銀行は(今のところ)貸し続けて(=国債を新たに購入)くれている。国には家計には無い徴税権があるからだ。いざと言えば、大増税をして、それで借金を返してくれると思っているからだ。だから、253兆円はなんとか消化できている。ーーー日経新聞
何故国が赤字国債を大量に発行して円が暴落しないかの理由であるが。以下の説明でなんとなく、そうなのかとは思えるがまだ納得できると言うところまでは行かない。
1.海外保有比率が少なく自国内での消費が可能である
2.世界最大の債権国であり、経常収支が黒字で外貨準備高も十分にある
3.クジラと呼ばれる公的資金を総動員して日本国債を買い支えることができる
4.海外勢が日本国債の売り方に回っても、民間の生命保険会社や銀行が買い支える
5.中央銀行である日本銀行が日本国債を買い入れるシステムが確立されている
6.国民が円を信用し、日本政府を信用している
2.世界最大の債権国であり、経常収支が黒字で外貨準備高も十分にある
3.クジラと呼ばれる公的資金を総動員して日本国債を買い支えることができる
4.海外勢が日本国債の売り方に回っても、民間の生命保険会社や銀行が買い支える
5.中央銀行である日本銀行が日本国債を買い入れるシステムが確立されている
6.国民が円を信用し、日本政府を信用している
世界中のお金が行き場を失っている状態である。ゼロ金利政策が続いている現状では、配当が出て売買益も期待できる株式市場や金融商品には資金がどんどん入ってくる状態と言ってよい。行き場が無いお金が集まり、株価が上がると言うことは健全ではないだろう。いつか総崩れする気がしてならない。
株というものは投資先がその資金を使い、生産性を上げ、販売を伸ばして初めて株価が上がるというのが健全である。ところが生産性は下がっているが、マネーゲームのようにお金だけが廻っていると言うことは、どこかで崩れ去るだろう。
リーマンショック以降、世界中に拡大した金余りによって、これまでの経済概念とは異なる金融市場に変化している。と言うことらしいが、日本のような莫大な額の日本国債が流通している市場というのは極めて特殊である。
ハイパーインフレが起こると言われてきたが、インフレになる心配もない今のところはないようだ。ものは売れないのだから、価格が上がることはなさそうだ。心配なのは、コロナによる消費の落ち込みが実質経済を落ち込ませている事のほうだろう。経済の弱い国から対外債務の支払いが滞って国が倒産する。それが日本経済にどう波及してくるのか。
日本政府は借金を増やし続けている。国であろうが、個人であろうが、借りた金を返さなければならないのは当たり前すぎることだ。何故国ならいくら借りても大丈夫と言うのか、この理論の根拠はやはり良く分からない。
トンデモ経済論者は訳の分からない説明をしているが、何度読んでみてもなるほど国はいくら借金しても大丈夫だと得心したことがない。読めば読むほど、意味が不明になる仕組みだ。不明になるところで諦めると理解できないのは自分の能力不足のためかと。現状は未知の分野に突入しているために、今の経済の状態を分かりやすく説明できる理論がないのだろうか。
政府は、家計や企業と違って、自国通貨を発行して債務を返済できる。したがって、政府は財源の制約なくいくらでも支出できる。インフレにならない限り、財政支出はいくらでも拡大できる。と説明されている。お金がなくなれば、自分でお金を発行すればいいという理屈は明らかにおかしいだろう。
これでは貨幣の価値というものが、国の信用に支えられているという現在の通貨制度では、ある限度を超えたときに、円の価値が暴落して行くと考えざるえない。どこが限界なのかが分からないだけだ。現状ではそろそろ危うい状態が近づいているとみていいのだろう。もし一度円の暴落が始まればすべては終わりである。
お金が際限なく印刷され増え続けると言うことはお金の価値が下がることになる。日本では、お金は物の消費には使われず、貯金や株式投資が増えて行くばかりであるので、今のところはインフレにはならないのだろう。日銀が出した膨大な国債は銀行や日銀自身がため込んでいる状態。
この次に何が起こるかと言えば、銀行の倒産ではないか。大恐慌は2,3年続くだろう。お金の行く先がない。株式はいつか大暴落を始める。実質経済が伴わないのだから、そうならざるえない。どこで銀行からお金を引き出すかは、1000万円以上の貯金のある人は考えておいた方がいい。どうせ、利息など無いのだ。