ため池とお茶畑の草刈り
2025/11/03

金曜日にお茶畑の草刈りができた。土曜日にはため池の草刈りができた。うまく雨をかわすことができた。小田原に来て少しだけだが、役に立てたという気分である。気持ちよく石垣島に帰ることができた。今回星野さんに草刈り機を直していただいた。見事に2台直していただいたので、その技術には改めて驚いた。気持ちよく直してもらえるので、草刈り機はいつも星野さんから購入している。
星野さんは、久野の里地里山の活動でご一緒させていただいた方だ。もともとは日本たばこに勤めていたと聞いている。退職されてから、機械の修繕を周りの方から頼まれるようになったらしい。昔から機械が好きで、趣味で直していたという。機械修理は独学で学ばれた方だが、その技術は天下一品である。
素人の方が、周りから頼まれて、喜んで機械直しをしていたらしい。周りからぜひ定年退職後の仕事として、農業機械の修理屋さんになってほしいということで、いつの間にか地域の修理屋さんのような役回りをされるようになった。死ぬまで続けられれば、それでいいといわれていた。すがすがしい人柄の方だ。
機械修理が格安な理由は、お金謎貰わず、機械を楽しみで直していればよかったのだが、直すと直してもらった方も、ただというわけにもいかない。何かお礼をしなければということで、ビールとかお酒ということになったらしい。しかし、あまりお酒があっても困るということで、いくらかお金をもらうようになって、機械修理屋さんのような仕事になってしまったらしい。
どこの農家の方も機械では苦労している。ちょっと壊れても自分では治せない機械がなんと多いいことかと思う。専用の工具がないと外せないとか。珍しい部品が使われていて部品が手に入らない。直す個所はわかっているのだが、そこにどうしても到達できない構造の機械とか、農業機械は、直すことを考えないで設計しているのかと思うようなところがある。
星野さんは使えなくなった機械を保存されている。その古い機械から部品どりをしては直してくれる。だから、半年の間にまた壊れたら持ってきてくれまた直すからと言われている。部品どりで十分使えるのだ。今の時代使えるのに直さないで、使い捨ての時代である。物を大切に使うという意味で、星野さんは昔からの修理屋さんだと思う。
今の農機具屋さんは買い替えが専門である。買い換えてもらうために、あえて直さないという傾向がある。直すとしても、直すというわけではなく、パーツ取り換えという事しかしない。また壊れたら困るからだといわれる。しかも、直しに来てくれるということはまずない。何とかお願いしてきてくれたとしても、出張料が5千円から1万円になる。
それで治らなくても仕方がないという話になる。農業機械は自分で直すという事しかない。石垣島ではそういう力量のある方がたくさんおられる。島暮らしの歴史なのだと思う。だからどんな壊れ方をしたものでも取っておく。私も昔からそうだったのだが、なぜか今の人は壊れればごみとして捨ててしまう。
使えないものをとっておくなんておかしいといわれる。使えないものなど何一つないと考えている。だから多くの農家の納屋はごみ屋敷状態になる。しかしそのごみが大切なものなのだ。自給生活をしてみれば、捨てるものなどないということに気づくことになる。古くぎ、空き缶、木切れ一つ大切なものになる。
お茶畑の草刈りがあと少しというところで、ガソリンが切れた。それでガソリンを入れて再度エンジンをかけようとしたら、ゴムが割れていることが分かった。たまたま星野さんの家のすぐそばなので、その足で直してもらいに行った。翌日、ため池の草刈りをする予定だったので、急いで直さなければならなかった。
結局、他にも交換する場所があってそこも直してもらった。ついでにもう一台も積んであったのだが、これも動かなかったので、こちらもさらに直してもらった。2台が好調に運転できるようになった。ありがたいことだった。農の会は星野さんがいなければ、機械の維持ができないだろう。一日でも長く星野さんに修理を続けていただければと祈っている。
翌日は、ため池の草刈りだった。8人の方が来てくれた。ありがたいことだ。みんなが来てくれるので何とか溜め池管理を続けることができている。今回の草刈りで、多分草はもうそれほどは伸びないはずだ。次は草刈りではなく、ため池のかいぼりである。本来ため池というものは積もった土砂を泥上げしなければ埋まってしまうものだ。
冬の水の減る時期に池の水を抜いて、泥上げをしていた。ため池も作り直して以来、一度も泥上げをしていないので、当然半分ぐらい埋まってしまった。今年は何とか泥上げをする予定である。道に泥を上げて、道を広げようと思っている。中央の土手は低くして、水が乗っ超すようにしたい。
1月か2月になるはずだ。もし水が減らなければ、それもできないことになるが、例年冬は水が来なくなるから大丈夫だと思うが、12月に小田原に来た時に、工事の計画を立てるつもりだ。11月後半に来た時には穂田さんに見てもらい、どうすればいいかを相談したいと思っている。
池の周りをユンボで通れるようにしたい。最初は通れるように作ったはずなのに、今は道がやせ細り、ユンボはとても通れない。年に一度は大きなユンボを借りて、周回道路を直したり鎮圧したりしたい。まずは通れなければ話にならない。いずれにしても、冬にどこまでできるかは、泥の乾き具合だ。去年の状態ならばできるのだが。
まずは11月後半に来るときにため池の排水ベンを外しをする。中央の堤防の管もエルボーを取り外す。水をできる限り抜く。池の中に水路を作り水路に水を集め周りの土がいくらかでも乾くようにする。少なくとも、上のため池は土が乾いて作業ができるようする。そこまでできれば、中央の堤防までは何とかできるはずだ。
11月に来た時に、役所の方と相談をして工事の打ち合わせをしたい思う。ユンボを借りて行うにあたって保険のことを心配しているようなので、工事業者に入ってもらうことも考慮しなければならない。これも穂田さんか、山地さんにお願いしなければならないかもしれない。
12月に来た時には、カキツバタを抜いて、どこかに退避させておく。寒さで傷まないように養生しなければならないだろう。これは専門家の渡部さんやまごのりさんに相談しよう。カイボリの終わった時に植えなおすことにする。3月になるかもしれない。少し暖かくなってから植えなおした方が、活着がいいはずだ。
ため池の工事が終わると、やらなければならない仕事も、一段落といえる。そのあとは2か月に1回ぐらい小田原に来ることにするつもりだ。のぼたん農園のほうも、下に田んぼを広げて、ため池を作るなどかなりやることが出てきている。大豆と五穀栽培も来年は軌道に乗せなければならない。
小田原の家の管理のことも、いつまでも渡部さんに頼っているわけにはいかない。来年は方向を決める必要がある。石垣島に暮らし始めて7年。次の段階を考える時期になっている。次回来た時には1っ歩進めなければならない。小田原の家が農の会に役立てばと考えてきたが、そろそろ、将来に向けて違う形を考えたい。
新しく就農する人が、使ってくれればいいのだが、この管理の大変な家をできる人は少ないだろう。この家に15年暮らして、農業の実力がある程度なければ、管理は難しいだろう。新規就農の大半の人が挫折するわけで、この家も管理能力がある人でなければ負担になるだけだろう。