石垣島でコロナウイルス感染のデマが広がる。

   



 マスクの型紙、マスクは簡単に手作りできる。自分で作れば、空気漏れのない顎までかぶるものが作れる。政府のお世話になるより、各自が作ればいいのだ。こう言うときこそ自給の力だろう。

 石垣島では今のところ新型コロナウイルス感染は起きていない。いつ起きてもおかしくはないと思うが、ともかく今日までは起きていない。すでに感染が起きていれば、隠されていることは間違ってもない。日本の行政はその点信頼して大丈夫である。

 先日、かなり信頼できる方、お二人から、コロナ感染が起きたという連絡をいただいた。かなり詳細な情報を伴う話であった。やっぱり来たかと思った。1週間ほど前のことだ。それから、情報には気を付けていたが、それは間違いであった。それほどみんな神経質になっていると言うことだろう。

 誤情報が広がっている。冷静な判断をしなくてはならない。ネットを調べてみると、やたら石垣島で感染が始まっているかのように書く人がいる。すでに感染は広がっているとまことしやかに書いている。これはネットの危険なところだ。まず発信者の分からない匿名情報は信じないことだ。

 不安に駆られたひとが、常軌を逸した行動に出ることが予想される。この点気をつけなければいけない。悪巧みのある人間がたとえば、中国が尖閣諸島に攻撃してくると言うようなデマを流す可能性もある。要注意である。不安が高まっているときには様々な偽情報が出るおそれがある。
 石垣島での不安は感染症への病院の対応能力が小さいと言うことだ。重症になれば、3名しか入院できないというようなことが、先日市長の注意喚起から広がった。不安を増幅させるのは正しい情報の場合もある。市長の注意喚起があんなことを言うのは実は感染が起きていると言う疑心暗鬼を生んだかもしれない。
 先日のトイレットペーパーがなくなるという偽情報も、そんなことはないという否定の善意のコメントが広がって、かえって不安を増幅しトイレットペーパーを買いに行くことになったという。非常時にはともかく冷静に行動しなければならない。
 石垣島のような環境であれば、コロナウイルスが広がる可能性は大都会に比べて極めて低い。注意しなければいけない、場所も限られている。たとえ感染が起きたとしても、きちっと対応すれば大きな心配はしないで大丈夫だ。感染拡大はあり得ない。

 すでに東京などはかなりの感染が広がり始めている。本来であればすでに政府が緊急事態を宣言しなければいけない所まで来ていると思う。政府は経済崩壊が怖いので、ためらっている。もうためらっている場合ではない。このままでは感染が収まると言うことはあり得ない。

 ネット情報と言うものはいつも怪しいものだ。マスクなど無意味だともっともらしく書いていた医療関係者が沢山いた。あるいはコロナウイルスなど恐れるに足らないと強がる人。集会などやってもかまわないなど、間違った情報を書いている人がかなりいた。そういうことを言った人の情報を今後信じないことである。

 誰が間違いを書いたか、忘れないようにしないとならない。そうした人は、何についても適当なことを書く人なのだ。そして、無署名のものは信じないことだ。ネットの情報はマスメディアとは違う個人発信の良い情報も多い。それだけに誤情報も多くなる。判断するのは読むがわの能力である。今回のコロナの感染において、誰が正しい情報を流していたかである。私は3名ほどひどいことを書いた人を覚えている。今後そういう人のことはまともには考えない。

 自身のこととして、今回新型コロナウイルスの感染について過去書いたことをたどってみて、間違ったことは書かなかったので良かったと思う。こうしたときに間違ったことを書く人は、次に他のこと書くときにも間違っている可能性が高いと言うことだ。

 石垣島でこのフェークニュースというか、誤情報が出た頃から、マスクをして歩いている人がいくらか増えたように思う。島では伝聞情報がほぼ全員に伝わったのではないか。それくらい誤情報は真実として広がったのだ。怖いものだとおもう。たぶん全国でそうした不安からの間違った情報が広がっているだろう。

 コロナ感染の広がりの判断は、以前にも書いたことだが、死者数である。昨日9名になった。特に東京の7名は深刻である。10名までで抑えられればナンとか乗り越えられるが、それを超えるとかなり危うい状況になるだろう。このことも以前にも書いた予測だ。政府は大都市の外出を抑えるようにしないといけないだろう。

 石垣島では大多数の人がマスクをしていない。私も人との接触が少ないので感染をする機会が無い。マスクをするような環境ではまだない。唯一人と顔を合わすのは朝のファミマである。そのファミマは観光客が来ない地元系のファミマである。屋外で人とすれ違って感染するというようなことはよほどのことでない限りない。

 石垣島で感染が広がるとすれば、大学や会社が休みになり、ふるさとの石垣に戻ってきた人が感染していた場合である。観光客は滞留時間が短いし、行動範囲も限られているので可能性は低い。石垣に戻ってきた人が感染者であれば、家庭での感染はすぐにでも起こるだろう。

 しかし、東京や大阪に行っている人であれば現状となれば戻りたいだろう。当然のことだ。戻るべきでもある。ただ戻ってしばらくは静かに注意深く暮らすと言うことではないだろうか。

 東京で非常事態宣言が出たら、小田原にも行けるのかどうか。迷うことになる。私が小田原に行かないとどうなるか。どうと言うことはないとは思うが、やはり行くべきなのだろう。迷うところである。

 - 石垣島