石垣島は魅力ある町13位だそうだ。

   

石垣市は魅力ある町投票で13位になった。特に沖縄の中では、一番である。全国の一番が函館市だ。京都、札幌の上位三都市は前年通りらしい。インターネットで集計して、3万の投票結果だそうだ。住んでみたい町という方では、石垣市は17位になっていた。暮らしている私の感想としては、間違いなくどちらも一番である。函館を選ぶ人は暑がりなのだろうか。石垣は年平均気温では一番暑いのでは無いだろうか。そして、日本で一番美しい町である。石垣は離島であるのに、小田原よりは都会的である。不便なことは何も無い。石垣市はもっと上位に来ていいはずである。宮古島のように土地価格が500倍にも跳ね上がったところがなぜか順位に入らないのでは、何かおかしい。1番となった函館市は人口を急激に減少させている。魅力的でもさすがに暮らしにくいということが想像される。京都も歴史ある町で行ってはみたいが、実際にはいろいろ暮らしにくそうな感じがある。石垣市のように印象もよい上に、実際に人口が増加している町は少ない。このように、多くの人の夢と現実を併せ持っているから、石垣市は人気急上昇である。石垣市がさらによいのはまだ土地価格が急上昇している中では安い。安いので私が越してくることができたと言うことでもある。これからは厳しくなるに違いない。早く判断して成功である。もし自衛隊基地ができなければ、遠からず、石垣市が一番になるだろうことを確信している。
一昔前の農協さん御一行が世界で不評だった。飛行機に乗ったとたん日本酒を飲んで、ステテコになったと。いつか農協さんの悪評は消えた。わるく言われた中国の人たちのマナーもとてもよくなっている。ひとは国際化すると落ち着く。町で出会うとできるだけ会釈をするようにしている。郵便局の人が、挨拶をしていたので立派だと思い真似をし始めた。中国人であるとはにわかには分からなくなっている。石垣では私も知らない方からよく挨拶をされる。観光客に思われているのだろうか。あるいはご近所さんに挨拶をする良い風習が残っているのだろうか。石垣に中国人が来てくれる。温かく迎え入れることが、平和のための道筋だとおもう。ちょっと知らない人への挨拶には抵抗はあるのだが、実践してみている。今度はニーハオぐらい言ってみようかな。ヘンなおじさんで結構。
石垣は世界のお客さんを迎えて、日本の平和外交の町になるべきだ。おもてなしの町だ。そもそも琉球王国はおもてなしで、国政を行っていた。100年古酒を飲んでいただく。三線と民謡でおもてなしをする。そして優雅で艶やかな舞踊をお見せする。あの紅型の美しい衣服はそうして洗練された。高い文化力で武力は無くとも尊厳を維持したのではないか。刀まで取り上げられれば、空手を作り出す。空手に先手なし。こうした、沖縄の知恵こそ、沖縄の魅力なのだと思う。日本では過疎化して、消滅してゆく町がある。地域が消えてゆく。大都市一極集中である。この地方の苦しい状況の中で、なぜ、石垣市が人口を増やしながら、賑わっているかを、過疎地域の人たちは考えてみるべきではなかろうか。石垣は美しい風景の町だ。それでも美しい町でも消滅してゆく。石垣は古い歴史を感じさせる町だ。そういう歴史を感じさせる町が消えている。 石垣は生活に充分便利だ。小田原よりも便利に暮らせる。この点では離島の中ではほかにはない都会を併せ持つ町かもしれない。それよりも、何よりも、石垣の魅力は国際性ではないだろうか。世界中の人が町を歩いている。
石垣の人たちの繊細な相手の心を知ろうとする。歴史的に培った良い資質は、石垣を東アジアの交流拠点にする可能性がある。地理的に上海も東京も同じような距離だ。中国人のオアシスになる可能性は高い。自衛隊基地より効果的な、安全保障だ。石垣にあるゆったりした空気は中国に一番ないものである。交流拠点と言っても民間交流である。石垣の歴史的な文化を感じてもらうことができる施設は必要なのだろう。ユーグレナモールを自動車を入れないようにする。そして、すべて琉球石灰岩の石畳にする。その上で、市役所の移転跡地に、文化施設を作る。できれば、琉球民家の家並みを造り昔の村を町中に再現する。三線体験やエイサー体験ができる。紅型の琉球衣装を着て、舞踊を学ぶなどと言うのもいいだろう。八重山上布の制作体験。ヤチムンカンのように、さまざまな民芸体験ができるというのもいい。縁側で泡盛を飲める。オジーが三線弾いてるさー。八重山そばは当然必要だ。シーサー作り、琉球ガラスの工房などもいい。丸一日たむろせるような、商売とは離れた文化施設が、交流館になる夢。

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