松本文明内閣府副大臣

   

沖縄に対して汚いヤジをした松本文明氏は高校の陸上部の一年先輩である。又辞任である。前回は災害復興本部長がおにぎりを要求して顰蹙を買って、すぐ辞めさせられた。辞めさせられてもすぐ復活しているところが、アベ政権の本質である。本当に申し訳ないなどとは思っていない。沖縄のヘリコプター事故に対して、「何人死んだんだ」と国会で叫んだという。こんな国会議員が存在するという事が、もう情けなくてたまらない。人間として沖縄の現実が全く見えていない。こんな人が何故、国会議員に何故なるのだろう。松本氏は普天間飛行場に行ったことがあるだろうか。ヘイトスピーチに出かけたことがあるのかもしれない。沖縄にどれほどの迷惑をかけているのかの自覚がない副大臣。この人が辞めさせられてもすぐ復活したように、アベ政権自体が沖縄に迷惑をかけているなどという自覚はみじんもない。沖縄は米軍で潤っているのだから感謝した方がいいぐらいが、本音であろう。アベ政権は何とか尖閣を問題化して、中国との対立を際立させたい人たちなのだ。だから、こんな人間とは思えないようなヤジが出るのだ。

沖縄の基地を提供して、アメリカに日本の防衛を肩代わりしてもらっているというのがアベ政権である。米軍ヘリコプター事故が何度も起きている。日本の防衛大臣が飛行中止を主張しても、聞こえないのがアメリカである。安倍氏はアメリカに対して明確な発言をしていない。アメリカにしてみれば沖縄は都合よく使える、安上がりの米軍基地の島に過ぎないのだ。返還はしたが、交換条件として費用は肩代わりしてもらえる。何をやっても治外法権で構わないという条件である。海外派兵の米軍の3分の1が沖縄にいる。アメリカ本土での訓練ではアメリカ人に被害が出るかもしれない。沖縄で危険な訓練はやればいいと言う位の意識なのだ。ここにきてアメリカ自身のしりに火が付いた。北朝鮮の核ミサイルである。沖縄海兵隊はいつでも先制攻撃やってやるぞと焦っている。確かに日本の防衛でもあるが、アメリカの火の粉をかぶるのが沖縄ともいえる。沖縄に基地がなければ、岩国か、横須賀、厚木、がこのような被害を被らなければならない。よくも死んだ人がいないなど言えたものだ。

アメリカファーストの露骨になった米軍に対して、日本政府がどのように向き合うかである。政府は沖縄の権利を守るために矢面に立たなければならない。アベ政権の本音はそれで人は死んだのかである。原発事故の際にやはり自民党の女性議員が原発事故は死んだ人もいない小さなものだと主張した。その危機にさらされて生きている人の心情が見えないのだ。死んだ人もいない小さなことで騒がれたら国益を損なうと考えている人達。実はこれが日本人の本音なのかもしれないから、国会議員なのだろう。だから自民党が多数派になる。沖縄よ防人になれと主張した日本会議。そして沖縄には基地があるから安全だと主張する人たちがいる。石垣島にわざわざミサイル基地を誘致しようという市長がいる。その馬鹿げた政治判断が私にはまったく理解できない。この人は株投資で相当額の損失を出したという事が分かっている。その穴埋めでもしてもらったのだろうか。何か政府との裏取引を勘繰りたくなる。そもそも株投資をやっている市長というのが分からないが。

茂木大臣は、線香と衆議院手帳を有権者に配ったという。しかし、それは政党支部がやったことで自分がやったわけではない。国会でこのような白々しい言い訳をしている。大臣をやるような人が、何故こんな選挙違反のもの配りをしなければならないかである。有権者が物を貰えば支持すると考えている。政党支部であれば、物を配ってよいというのも意味不明である。もの配りのような政治活動がまともな訳がない。自民党の政党支部です。どうぞこの手帳をお使いくださいというのは何故許されるのだろう。松本文明氏は議員辞職すべきだ。副大臣を止めさせてもすぐ復活させるから、こういう輩は増長するのだ。この人のホームページには、安倍氏に褒められたことが自慢気に掲げられていた。高校の陸上部時代、練習に参加したことは一度もなかった。何故陸上部に所属していたのかもわからなかった。それが、生徒会長に立候補する為の下準備の一つだったと後で分かった。当時からそういう人間だった。もし安倍政権が沖縄に本当に謝罪するというなら、この人を自民党から除名すべきだ。

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