2月の自給作業

   

2月のトマト

冬の自給畑は、草が生えないから楽だ。やることもないので、収穫だけである。作物が凍えながらも、畑で頑張ってくれている。今年の冬はずいぶんと冷える。田んぼは凍り付く毎日である。それでも家の脇の石垣ハウスはそれなりに暖かいのだろう。加温しているわけでもないのだが、トマトが成り続けている。トマトは枯れかけてきているのだが、かろうじてまだなっている。7月から食べ始めてまだ食べているのだから、半年は食べさせてもらっている。少しではあるが、このような作物が自給には一番有難い。水やりとか冬の間は全くやらないのだが、雨が降れば水が入るようにしてある。中に踏み込み温床もあるのでそれも効果を上げているかもしれない。赤くならないトマトをスープにして食べる。ミニトマトの方が寒さに強いようだが、それでも桃太郎トマトも中球をまだつけている。今年はあまりに寒いので、どうなるかわからないが、冬越しトマトの枝を差し芽にして、次の年の苗にできる年もある。

畑では大根がまだまだ頑張っている。11月から食べ始めて、2月まで食べているのだから、すごい大根である。10月初めに蒔いたものだ。小さい内は間引きながらまず食べる。最初の頃は大根葉を炒め物にして食べた。大きくなって順に食べてきた。そして2月になってもまだ大根は食べられるのだから有難いものだ。今年は野菜が高いとか、大根が不作だというようなことが言われているが、私の家ではいつも以上に長持ちしている。これが自給の畑のありがたいところだ。売れるようなものではないが、自分が食べるためには十分なものだ。でも、自給祭には10本以上おすそ分けで持っていたが、ごく普通のレベルの大根だと思う。それは、こかぶもそうだ。今美味しく食べている。こかぶの味噌汁が好きなのだ。葉っぱも一緒に入れて食べる。筋があるとか、硬くなったとかいうようなことがない。小松菜も大きくなっては仕舞ったが、食べるには問題がない。もう無いのは一緒に蒔いたホウレンソウだ。ホウレンソウは時期が短い。

2月はジャガイモの植え付けの準備となる。今年は25日に植え付けるので、もう一度そばかすを入れて耕運しようと考えている。新しい畑なのだ。新しい畑は何とも難しい。土の様子が分からないので怖い。真っ黒な土なのだが、前歴が果樹から畑に変わり、10年ほど放棄されていたらしい。同じ場所に、4月から始まる有機農業塾が始まる、畑の準備をしなければならない。ここも同じに1回目の作業では、畑にそばかすを撒いて、良く耕した。1か月したら2回目の耕運を行いたい。それは近いうちにやらなければならない。麦は順調である。まだ小さいのだが、それなりに分げつを増やしている。家の方の麦畑は草もそれなりに出ているのだが、小麦の会は麦以外は全く出ていない。麦踏を何回も繰り返しながら、そばかすの追肥をした。玉ねぎは上の葉がどんどん枯れてゆく。大丈夫なのかと思うほどだ。枯れてゆくのはマルチをやってあってもなくても同じようだ。

家の畑では、ソラマメが寒さで小さくなりながらも緑を保っている。今年は自家採種のソラマメである。かなり沢山蒔いた。畑の隅にまとめて蒔いて、畑が相手から、移植した。ソラマメは移植したらダメだという人がいたが、別段そんな経験はない。そこで移植したものと、移植しないものを比較の為に置いてある。大豆もそうだったのなのだが、移植に弱いというようなことを聞くことがある。私は何でも自分でやってみて判断する。連作障害もそうだ。連作障害かなというような不出来を経験したことがない。そもそもそれほど立派なものを期待しているわけではない。食べる分だけあれば野菜は満足である。2月にもう一つ大きな仕事がある。欠ノ上の大きなケヤキの伐採である。役所が周辺の木は切りながら、何故大きなケヤキは切らないのか、ごまかしてばかりいた。境界査定がないとか、川との関係できる必要がない。とか主張した。そうであるなら、何故その並びの木を切ったのだ。おかしいだろう。結局は切らないという事になった。この間の導路整備課ののらりくらりの対応に腹が立った。腹が立ったので、他のことで市に協力しないことにした。

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