大豆の様子
大豆は7月16日18日苗の植え付けをおこなった。昨日3週間して草取りを行った。苗は植え付けた後は水がある程度は必要。植える前に土が湿っていた方が良い。3週間雨も無い日が続いている。水やりなど一度もしなかったが、幸い順調に生育している。枯れた株は5%位だろうか。隣の田んぼから、水がどんどん染み出してくるためである。どこかに穴があるというより、地下水位が高いという事のようだ。余りに土が乾いているので、丁度良いと思い、排水溝をふさいでベットの間の水路も水が溜まったままにしていた。8月4日になって初めて草取りをした。10人ほどで3時間やったのだが、6割くらいが終わった所である。もう一度来週草取りをやる予定にしている。なにしろ暑いので、朝6時から9時の3時間がいい所である。松本さんに早い方が楽だと言われたこともあり、今年は早めに草取りをした。土が固まらない内なら、簡単に立ちガンナで削れる。
水路の状態が去年より悪く、水はけも悪いし、水の流入も田んぼのようにある。今まではこれで良かったが、この後は何とか水を抜かなければならない。去年今年と、土中緑化法で大豆栽培をしているのだが、まだこれならと言う成果の感じはしない。今年は苗を目一杯植えて行ったらば、何と苗が足りなくなって、急遽直播を加えたが。これは予想通り鳩の夫婦にほとんどが食べられた。毎年食べられるので、同じ夫婦鳩なのだろうか。何故かこの畑では3回目になるが、直播は毎回全滅である。3粒蒔いて、「一粒は天の為、一粒は地の為、一粒を頂く。」こういう都合のよいことはない。大勢の人が来て作業をするので、種をまいているのをどこかで観察していて、帰るとたちまち来て掘りだしては食べている。それでも完全に食べられたと思っていたのだが、わずかながら大豆の芽が遅れて出ている。これを残して、生育の比較の材料にしようと思う。草が茂ってから遅れて芽が出たものは鳩が気が付かなかったようだ。来週草刈り機で周りを刈ってやる。
ここは長い間、多分江戸時代初期から、400年以上は田んぼだった場所だ。土はカチカチの粘土である。田んぼを止めて20年くらいは、ナシを栽培したそうだ。その時暗渠を作ったらしいが、それはどうなったのか、今は効果がない。この水が付かる田んぼの跡と言う条件が、大豆には向いている。久野の山の畑で大豆を作ると病害虫もあるし、収量も少ない。田んぼの後に、高い畝を立てて、畔豆のつもりで作ればよく出来る。そう考えて初めて、七,八年になると思うが、なかなか良く出来る。有機農法で地域が単収を越えている。苗の植え付け後、活着まで水が欲しい。これにも水が湧くことが幸いする。その後は大豆が花を咲かす時期水が欲しい。この時期も水があれば良く結実する。いずれにしても田んぼの畦では良く出来るのだから、あの環境の再現である。ただし高い畝は作るのに苦労するので、今は広い240センチのベットである。ここに6列植えてある。間にかなり深い水路がある。ここが停滞すると、やはり大豆が病気になる。
追肥を考えなければならない。昨年肥料不足のためか、思ったほどの収量がなかった。土中緑化法は根が肥料を吸える性格に変わるので、多収出来る技術だと言う。その意味では来週に追肥を出来ればいいのかもしれない。問題は鶏糞取りが出来るかどうか。暑くて辛い作業になるので、どうにも最近はやる気力が出ない。涼しい時間に、思い切ってやらなければならない。最近体調が悪いのか、年齢の為体力が落ちたのか、竹藪の片づけも出来ない。草取りも出来ないし、鶏糞取りも出来ない。それでも、昨日は大豆畑の作業は、みんなでやる作業なので、やる気が出た。やってみたら案外に動けた。あとで身体がおかしくなることも無かった。今朝はこれから、田んぼの早朝草取りであるが、これも一人ではなかなか出来ないが、グループ田んぼなので、腰が上がる。早朝はブヨ対策がいる。それにしても朝が何時までも暗い。大分秋が近付いてきた。
昨日の自給作業:3時間大豆の草取り。 累計時間:3時間