軽トラ朝市開催

   

8月7日日曜日朝7時30分から、10時まで軽トラ朝市を開催した。小田原の緑一番商店会の通りである。軽トラが18台と5つの販売・展示ブースが並んでの、朝市と言うことになった。「小田原まちなか軽トラ市」銀座通りの13店舗も早朝から開催に合わせ開店した。見えたお客さんに楽しんでもらえただろうか。早朝からこれほどの人出があるとは、まちなか市場もやり方次第なのだと、目を覚まされた思いがある。ここ10年以上、小田原の市内のあるいは郊外へと様々な形で出店してきた。たぶん農の会としては100回以上は出ているのだろう。定期的に毎週出ていたこともあった。今も、軽トラ朝市の基盤となる朝市には、なんくる農園さんが出てくれている。今回の軽トラ市は次への可能性を感じた。200メートルぐらいの通りが一瞬にして、お祭りの時の参道のようにできる。今回も、商店街の方も協力してくれて早朝から開店してくれたのだが、少しは売り上げがあっただろうか。

賑わいの演出と言う意味では、良いアイデアである。お客さんの視線でどんなものに映っただろうか。いくらかでも喜んでもらえただろうか。お客さんが参加者になれただろうか。今回の企画は目新しいこともあり、大勢の方に来てもらえた。問題は、もう一度行ってみたいと思うようなものに成っていたかどうかである。大切なことは、来てくれた人が一歩踏み込めたかどうかではないだろうか。買い物をすると言っても、スーパーで買うのとは違うという空気を楽しめたかどうか。お店で買えないようなものが、あったかどうか。そして小田原の暮らしの良さが伝わったかどうか。はなまる農園さんの店作りは良かった。買い物をしていても新鮮で、遊び感覚が伝わる。幾つもの金たらいに野菜が浮かべてある。これをすくって買う。夏野菜のみずみずしさがそのまま伝わってきた。野菜すくいはどうかななど思った。大きなプールに野菜が浮いている、網に入るだけすくって200円。楽しくなければ、始まらない。

軽トラ朝市で、段ボールコンポストも展示、配布をさせてもらった。これがまた大評判。瞬く間に、予定の30個が配布された。普段ないものがあるということはとても大事である。軽トラ朝市で、段ボール・コンポストを始めたんだ。と言うようなことで気持ちがつながる。現在1700の配布状況である。あと、300を様々なイベントで配布して行きたいと思う。農の会では、なんくる農園のスイカが大評判だった。大きさ、数、味、どれをとっても、なんくる農園の高いレベルを表している。私は冷たい、甘酒をだした。自画自賛だがとてもおいしかった。何度か出しているうちに少しコツが分かってきた。冷たい甘酒はは初めてだったので、冷えた感じと水の加え方が良く分からず苦労した。今度やる時はもう少しうまくやれるだろう。1杯150円で28杯の売り上げだった。

次回は農の会でも楽しんでもらえる軽トラ演出が出来ればと思う。以前あった、循環農園さんの軽トラ喫茶はおもしろかった。追い込まれたような緊張する社会の中で、ゆっくり気持ちを開いて話せる場所が必要なのだと思う。人と人が繋がれる瞬間を作り出すことが出来れば、大成功である。日常でない時間の提供。商品はその為の手段だ。松本さんのように、素晴らしいスイカが出せればいいのだが、なにしろ卵は不足しているし、困ったことである。糀とか、塩麹とか、研究しよう。今回は若い農家の方々の出店もあった。軽トラのプロである岩堀魚屋さんも出てくれた。魚屋さんがあることは、市全体の為には素晴らしいことである。又、12月にあるらしいので、今度はもう少し店づくりの工夫もして参加したいものである。

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