小田原県土木事務所

   

県土木という道路工事をしている神奈川県の事務所が小田原にある。そこに中嶋徹氏(あえて実名を)すごい公務員というものに何度か遭遇しているが、これほどの人にはお目にかかったことが無い。腹立ち紛れは良くないので、2週間ほど時間をおいて書いている。県土木では、現在も小田原松田線という大きな道路を作っている。この道路は、桑原、鬼柳のメダカ生息地を貫通する。その為に、環境対策を十分に行いながら作ることに成っている。道路沿いの鬼柳境というところに、5メートル幅の100メートルという細長い田んぼだった、残地が出来た。道路が計画される前は、広い田んぼがあったのだが、道路で南の一列だけが残るということになった。地主さんのKさんはそんな細長い土地では、田んぼにはしておけないので、駐車場にでもするので、埋め立ててくれと言われた。ところが、ここが鬼柳でも2番目にメダカが濃い場所であったので、何とか田んぼとして残せないかということになった。

メダカ協議会という県行政や市の環境保護課や地域の環境団体での集まりの中で、将来この地域を保全して行く、組織を作るので、それまで農の会で耕作をして置いてもらえないかということになった。農の会としては、耕作するのは良い。地代も農の会が持つ。が、田んぼに成っていなくては無理だという条件をだした。県土木の当時の担当の田中さんと、小田原市の環境保護課の方と、農の会の3者でどのような田んぼにするかを現地で話し合い確認した。当然きちっとやってくれると思いきや、適当な工事で済ませて、到底田んぼどころではない。河原のような砂利だらけの状態で工事が終わってしまった。南には大きな水路があるのだが、畔が緩んでいて、どんどん水が入ってくる状態である。これでは田んぼにならないので、約束通りに直してくれるようにお願いした。そのたびにもう少し待ってくれと言われる。それでなんと2年が経過してしまった。田中さんは転勤して、担当が中嶋さんになった。

2月にあったメダカ協議会で、私としてはもう県土木はやってくれないのだから、自分たちで何とか工事をするので、水路を工事するのだから、地元の了解を行政で得て欲しいとお願いした。そうしたら、中嶋氏は打ち合わせをしたいので、連絡をするので待って欲しいということだった。ところが1カ月が経過しても連絡が無い。連絡が無いまま時間が過ぎるので、県の環境部の方へ連絡をしてくれるようにお願いをした。しかし、相変わらず連絡がない。一ヶ月が経過した。さらに小田原市に、何とか連絡してくれるように言って欲しいと話した。それで、ついに連絡がきた。驚いたことに中嶋さんの発言は「何の話ですか。」というとぼけ方だ。なんで今さら。一体この田んぼをどのように理解しているのだろう。こんなやりにくい田んぼをやるというのは、農の会がメダカ協議会で頼まれたからだ。

3カ月もほったらかしで、「何を話すのですか。どういうことですか。」この台詞には呆れた。さんざん協議会の席上話しあったことだ。その上、忙しかったので今になって連絡したでは、もう水が来ている。協議会の席上、水路の水かさの少ない、冬の間に自分たちで工事をするから、と申し出たことを遮って、ちょっと打ち合わせたいので、待ってくれと発言したのは、当の中嶋氏だ。完全に忘れている。まともには思えない。しかし、議事録も残っている、会議での発言だ。こんな人間が県の職員で、道路工事をしている。全く驚くべきことなので、ここに名前を挙げて記録しておく。こんなことをあえてブログに書くのは非常識なことだ。私への非難も覚悟しなければならない。それでも県土木がどういうところか記録し、公表しておく必要があると考えた。最悪の条件でも農の会の鬼柳境の田んぼを続けたいと思う。めだかの為である。

昨日の自給作業:田んぼのシートはずし1時間 累計時間:13時間

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