レジ袋と買い物篭

   

レジ袋、別段レジの所で貰うからと言って、レジを入れるわけでも、レジから出てくる訳でもないので、おかしな名前だ。マイバック運動。買い物に袋を持って行きましょうと。これも、スッキリしない名前だ。名前が悪いと成功しない。でも買い物篭持参運動。これではさらにまずい。こんな事になる前は、当たり前だった買い物篭は、暮らしに余裕があったからだ。買い物はついでの事ではなかった。貧しいけれど、時間があったり、人手があった。大家族と言う事もあるだろう。捨てると言う事が少なかった。先ずは取っておいた。カンでも、ビンでも、どの家でも貯めておいた。使う機会が必ず来るからだ。我が家では今でもレジ袋は、購入しなくてはならないほど、有用なものだ。随分便利に有効に使える。きちっと有効に使えば、マイナスだけではない。ともかく簡単には燃やさない事だ。何度でも破れるまで使えばいい。

買い物篭これには愛着がある。様々な自然素材で、編まれていた。最後にはビニール紐で編まれた、モダンな奴も出た。モダンに成って消えた。自然素材の方が良い訳でもない。ビニール製だって、充分使えば同じ事だ。ビニールを悪者にしても意味がない。NO2の削減。京都議定書。ここでは、日本が削減を約束した。6%のうち、森林による寄与が1,300万炭素トン(1990年排出量比3.9%)が計画されている。今更、日本の森林が増やせるわけがないので、2通り考えられている。一つは海外での植林。我が社はブラジルの森を育ててとか、コマーシャルでやっているあれだ。偉そうに主張しているが、義務をこなしているのだ。もう一つはすでに荒らしてしまった、人工林を整備管理すれば、植林したのと同じように計算します。3条4項にそういう規定がある。これが良くわからないが、ともかく、下草刈りをする。枝打ちをする。間伐をする。森林管理はどうもインチキ臭い。

植物が大昔堆積した物が石油、まわり回ってビニールになっているのだから、そもそも、植物由来の資源をどう使うかで、燃やさない使い方なら、悪い訳ではない。色々疑問はあるが、温暖化というものが、着目されて森林管理に繋がるのはいいことだと思うが。温暖化の要因はそれほど単純ではない。化石燃料をつまり、地球に蓄積された。植物起源の資源をゆるやかに使おう。こう言う事なのだろうが、結局は時間は延ばすがあるだけ使い切るのであって、これでは解決案ではない。化石燃料を使い切る。その上のことだ。天然ガスだって同じこと。先に延ばしている間に、次の方策を考えるという時間稼ぎ。ここで、必ず、原子力エネルギーが出てくる。これを止めて欲しいのだ。原子力を出す為に、NO2問題を持ち出している。

もう一つ止めて欲しいのが、バイオエネルギー。良いようで問題は深刻だ。アマゾンの森林を伐採して、トオモロコシを植える。サトウキビを植える。しかも食べるわけではないから、化学肥料に農薬を多投する。遺伝子組み換え作物が蔓延することになる。バイオエネルギーが地球を滅ぼす一歩を進めた事に間違いがない。人間が増えすぎた事と、消費的な暮し方に偏りすぎた事。これがを何とかする以外。人間が不時着する場所はない。
太陽エネルギーの利用。ひなたぼっこ。暮らしをひなたぼっこ型に変えること。

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