Amazon.comの返品対応
Amazonから交換の絵の具が届いた。アメリカの通販会社から、石垣島まで返品がスムースに行くのか試してみた。注文した絵の具が違う色が来たのだ。たぶん無理だろうと思いながらやってみた。ところが見事に素早く交換品が届いた。アメリカのAmazonは信頼できる。
いぜん、日本のAmazonでコーヒーフィルターで注文と違う物が来たことがある。その時はしばらく応答がなく、改めてメールをしたら、納入業者から電話がかかってきた。説明をしたら、届いた物は送り返さないで良いから捨てて欲しいと言われてびっくりしたことがある。
最近画材の購入は海外の通販サイトから購入している。石垣島だと海外の画材屋さんからの購入も国内の画材屋さんと比べて時間がかかると言うこともない。2週間ぐらいで石垣まで届いている。送料に関しては国内の画材屋さんと比べてそれほど高い感じがしない。石垣島の事情かも知れない。
画材そのものは日本の半額以下だ。当然海外の画材のことであるが。しかも、絵の具は日本では売られてはいないサイズの大きいものもあり、はるかに便利である。シュミンケの16ミリチューブまである。
購入するのはEBEYかAmazon.comである。慣れるまではあれこれ心配であったのだが、今は安心して購入している。その一つが確実な交換システムである。私のような適当な物でも、サイトから返品が出来たのだ。先日購入した絵の具で色違いがあった。
カドミュームイエローレモンが欲しいのに、カドミュームイエローが来てしまった。似たものであれ、少ししか使わない色だ。我慢しても良かったのだが、この際交換の研究のために、申し出てみた。
初めてのことだったので、どうすれば良いのか皆目分からなかった。そこで購入履歴を調べてみると、確かにカドレモンがある。それをクリックすると、なんと返品と言う項目が出てきた。ただ、理由欄が出てきた。英語がよく分からないのだから、絵の具の名称だけ描いてお願いした。
そして、クリックすると、近くの送り先を探すページが現われた。一覧の中に沖縄本島の宜野湾の住所が出ている。その住所をコピーして送れと描いてある。どういう所か分からないが、そこに絵の具を入れて送った。名刺も入れて送ったのだが、返事もないまま時が過ぎた。
すると、8月17日の私の注文品の交換品のカドニュウムイエローレモンが9月5日に送られてきた。行ったり来たりしながらも、3週間で交換品が来たと言うことになる。驚いてしまった。すごいシステムである。石垣島からはアメリカの方が日本より近い。ますます、海外通販で安心して買い物が出来る。
海外サイトで買えば大体の画材が格安で購入できる。日本の画材屋さんがマージンを取り過ぎているのだろう。むしろ、この点が改善されるべきだ。舶来品意識がまだあるのかもしれない。シュミンケの絵の具が最高級品だとなれば、数倍でも売れる。たぶんドイツで買えば、ホルベインもシュミンケも同じ程度の価格なのだ。色はシュミンケの方が良いが。
日本の画材屋さんも早く改善をなければ、誰もが海外サイトで買い物をするようになる。ちなみに、日本のAmazonで画材を購入するのは実に馬鹿馬鹿しい。同じ絵の具を日本のAmazonの方が安心だと思って買ったら、なんとアメリカから送られてきた。1ヶ月以上かかって到着した。同じ物が高いだけだった。
前にも書いたことだが、130センチ幅の10メートルの大きなファブリアーノの650グラムのロールの紙をEBEYで購入したのだが、7000円ぐらいの送料だったと思う。下手をすれば国内の方が高いくらいである。国内の通販は気をつけないと送料で儲けようというところが結構ある。
ただアメリカのAmazonで気をつけるべきは送料である。日本の通販であれば、まとめ買いで40個買えば、40個同梱の送料である。ところが、アメリカの物は何故か色ごとに送料がかかる。これはどういうことなのか今のところ分からない。
先日日本のヤフーで筆一本を購入した。なんと送料が2600円であった。筆一本がである。1300円の筆であったから、3900円の筆と言うことになってしまった。しかし、その筆は3万円くらいはする物であったから、損をしたわけでは無いが、気分は良くない。送料で騙されることは良くあるので、ヤフーの送料を掲載しない店は要注意である。
まさかの送料で、おかしいと抗議はした。確かに石垣の送料は明記されていなかったのだ。沖縄の離島なのだから、当然だと販売店はいうのだ。ユーパックであれば、別段送料に離島価格など無い。あれこれ理屈を付けて初めから送料で儲けようとごまかしている通販が結構ある。こうした不誠実があれば、そのサイト自体から客が離れる。
楽天が送料無料でもめていたのは分からないじゃない。楽天の商品の場合、石垣島は複雑な扱いである。楽天では沖縄および離島には送りませんという表示が結構ある。送料が高いならともかく、送らないという選択はひどい。差別である。
こういうことがあるので、石垣島の人はAmazonプライムに入ると言うことになる。これなら、送料はほとんどが無料である。それでも私はプライムには入らない。2度いつの間にかプライムに誘導された嫌な経験があるからだ。不愉快な気分がいつまでもあるから、プライムには入れない。
想像では通販に所属する販売店は輸送会社と特別な契約をしているのだ。一定の地域だけが輸送網で割安なのだろう。石垣には宅配を扱わない会社があるのだ。やってくれるのはユーパックとヤマト便が中心だと思う。それでやっていない輸送会社時計約していると、送らないと言うことになっているのだろう。こんなことがまかり通ると言うことでは、楽天はだめだろう。
そのてんでは日本のAmazonの方は、沖縄には送らないと記載があれば、問い合わせることにしている。今のところ送るという返事が来る。沖縄には送らないと言うことはAmazonが認めないのだろう。何しろアメリカのAmazonなら、そんな差別はないのだ。日本中どこでも同一送料である。
コロナで通販会社は活況であろう。このままでは楽天は危ないと思う。中国の通販サイトのアリババも調べてはみたが、今のところファブリアーノやニュートンはない。品物を探す方法も今一ピンとこない。香港の会社では、EBEYで販売しているところがあるのに、中国はアリババについてはまだ分からない。
こういうことは、通販だけでは無いのだと思う。日本の企業は世界の革新から遅れ始めている。そのことにまだ日本人は気付いていない。たぶん遅れている現状に気付くのはまだまだ先で、もう追いつけなくなった頃のことだろう。