タミフルの格下げ
抗インフルエンザ薬のタミフルが、6月に公表された世界保健機関(WHO)の新しい「必須医薬品」リストで「保健システムに最低限必要な薬」から「補足的な薬」に格下げされたと英医学誌BMJが9日までに報じた。
新しい薬は常に検証され、見直されてゆく必要がある。製薬会社の利益主義による国際的な暗躍がある。「国民の45%に相当する量を目標としてタミフルを備蓄する。」と日本政府は決めている。こうして日本はタミフルの備蓄と廃棄を続けている。その主目的は製薬会社の経営と考えるほかない。これはタミフルだけの問題ではない。製薬会社は社会にある先行きの不安感を、意図的にパニック化させる傾向がある。それが不要な医薬品の販売に繋がるからである。テレビは薬コマーシャルを禁止した方が良い。訳の分からないサプリメントも同様である。薬まがいのサプリメントが横行している。ゴマが良いならゴマを食べればいい。あくまで食用の量が健全な姿である。サプリメントとして飲み続けたら、身体が対応力が衰退するに決まっている。肝臓がやられる可能性もある。宣伝というものは怖いもので、私のような薬拒否人間でも、ついつい宣伝を見ていると気弱になって飲みたくなったりする。年をとっても気弱になってはならないと思い直す日々だ。
人間の身体は死ぬときには必ず死ぬ。この明らめる覚悟が弱いと、薬に依存したくなる。健康サプリメントに引っかかる。タミフル等さしたる効果がある訳ではない。それは当初から言われていたことだ。いまさらながらのWHOの判断である。このブログでもタミフル備蓄の無駄遣いは、何度か書いた記憶がある。素人の私でもあまりに馬鹿げた、製薬会社の策謀には気づいた。政府は承知しながら国民を欺いたのだ。医療については不安を煽られごまかされやすい。WHOの鳥インフルエンザの人ひと感染のリスク判断は科学というより、思い込みで動いていた。確かテレビで英雄扱いされたシングルマザーのWHO日本人女性医師は、「その後国会議員になったはずだ。自分が製薬会社の販売マネキンにされていることに気づいていたのだろうか。意図的であれば、犯罪に近い。製薬会社の支援を受けての立候補だったのだろうか。」これは私の間違った思い込みでした、申し訳ありませんでした。ましてタミフルは服用後異常行動が起こる可能性がある薬だ。何人もの飛び降り事故が起きている。こんな危険で効果の薄い薬など私は拒否する。
医療費が国の財政を破たんさせかねない。不老長寿を願う意識は病だ。健康の為ならお金も命も惜しまない日本人。薬を止めてきちっとしたものを食べるべきだ。サプリメントより食事に気を使うべきだ。暴飲暴食をしてサプリメントを飲み、病院通いする人間が、医療保険を無駄遣いしているのではないか。運動をしたら保健料の5%下げる。良い食事をしている人は5%保険料を下げる。まず健康になる努力を国はバックアップすべきだ。そしてどれだけ努力をしても人は必ず死ぬ。当たり前すぎることなの覚悟と自覚が必要だろう。死ぬことは決して悪いことではない。もちろん有難いことでもない事は確かだ。人間死ぬという事があるから、死ぬことを自覚するから、生きている今を充実させる。かならず死ぬという自覚があれば、無駄な医薬品に騙されることはない。延命治療の費用も保険負担か。
豊かになると不老長寿の医療を夢見る。誰もいつかは死ぬという運命がある。それを受け入れ良しとするところから、真剣に生きるという事が始まる。死ぬ自覚をするところから、人間は人間になる。人間になるために絵を描く。人間だから田んぼをやる。精一杯生きると言いう事が実に愉快になる。効果も不確かなサプリメントに依存しているようでは、精一杯に生きるという事の方がおろそかになる可能性が高い。健康である努力は大切であるが、健康で何をするのかの方がもっと大切である。国は医薬品よりも、健康な暮らし作りである。予防医学である。不安の強まる社会では政府がむしろ、健康不安を払しょくする活動をすべきなのだ。製薬会社に加担するなどはとんでもないことだ。そんな無駄なお金はどこにもない。