老齢者健康法
老齢者の体力が5歳若返ったとの文部省の発表である。素晴らしいことだ。長生きしても元気でなければ始まらない。養鶏を始めた時に、60歳まではやろうと考えていたが、何とか64までやれている。ありがたいことだ。最近90歳くらいで元気で農業をされている方をテレビでやっている。一昔前なら、80歳くらいの感じだ。元気な方は10歳くらいは若返っている感じだろう。あやかりたいものだが、こういうことは持って生まれたものが、大きな要素だから限界はある。それでも最善を尽くす事はこころがけたい。ずいぶん多くのお年寄りが、スポーツジムに通っているということも言われる。若い人にはそんな時間もないというのが実態だろう。余暇をスポーツジムで楽しむというのは、なかなか良い傾向だと思う。と言っても、働く方が好きな老人も多い。ただスポーツをやるというより、社会に貢献しながら、体力を増強するということが一番良いのではないだろうか。
久野でも、多くの人がウオーキングをしている。犬の散歩をする人にもよく出くわす。世田谷でこういう人たちが防犯パトロールの活動を兼ねて運動をいているため、犯罪が減少したと言われていた。私としては、何歳まで自給生活が出来るかである。生涯自給が理想ではある。身体を動かすことが、健康にも、自給にもなるとすればなかなかの暮らしである。改めてスポーツジムに行くとか、健康体操をするというのでなく、自給畑をしながら、健康増進になるということを考えたい。一番の効能は、安定した気持ちで日々が暮らせるということである。農作業をするというのは、自然相手であり、常に感覚を研ぎ澄ましていなければ出来ない。熱波が来る。雨が降る。風が吹く。霜が降りる。日々おろおろうろたえているようなものだ。自然と向かい合うということが、農業である。人間のどうすることもできない自然の大きさの中で生かされていることを知る。
絵のことも同時に頭の中にある。これも大切なことだと考えている。雨にぬれるハザ掛けを見ても絵のことを考えている。絵に出てくる訳ではないが、こういう光景が頭の中で蓄積され絵になるようだ。毎朝こうしてブログを書くのも、健康維持のようなものだ。頭の体操の一つだ。健康には体力が一番かもしれないが、頭の活力こそ、健康の根源だと思う。頭は休息していると衰える。頭は使えば使うほど元気になる。前向きに頭を使えば意識が活性化してくる。自給生活の健康法は、頭の体操である。中でも絵を描くことが良い。いまだかつてない世界をイメージしようと、挑戦しているからだ。絵の世界の広がりを空想し、確認しようとすることはとても健全なことだ。絵描きが長生きすると言われるゆえんである。どちらかと言えば、本当は、長生きした人しか、本当の絵は描けないということだろう。
私は「ゆる体操」に月1回通っている。身体をゆるめるという考え方に魅力ある。緩める動きを教わっている。大体のところは覚えた。覚えたので、風呂屋に行ってやっている。はたから見ればおかしな奴だと不気味がられるかもわからないが、案外腕立て伏せをやる人、スクワットをやる人、真向法をやる人。様々いるので、目立たないようにやれば何とかその場の空気に収まる。ゆる体操はこじんまり出来るのもいい。身体を温めながら緩めると、ゆる効果が増すようでもある。それよりなにより、スーパーセントーが私の健康法である。私が5歳体力が若返っているとすれば、お風呂効果である。身体の回復を早める。免疫力が上がる。スーパーセントーに行くようになって、病気らしい病気をしたことがない。身体を酷使して、明日は節々が動かないかなというような時でも、ゆっくり温泉に入れば、翌日は回復している。疲れを後に残さなければ、老人でも元気でいられる。サウナに良く入る。このことはいいとばかりとは言えない気もするが。今のところは良いようである。