ビワ・ウメ・モモジュースの作り方
作り方と言えば、あまりに簡単で説明の余地が無い。ただ、広口瓶にビワ・ウメ・モモ等を入れて氷砂糖を入れる。徐々に水が上がるのを待つ。注意点と言えばアルコール発酵する前に終わることだ。それが我が家の果実ジュースである。最近これを果実酵素と呼ぶ人もいるようだ。庭にある色々の果樹が実を付ける。お酒に浸けるか、砂糖に浸けるかしている。桃のシロップ漬けとか美味しそうだが、面倒なきがしてそこまではしない。食べれるだけ食べて堪能する。旬である。それが一番美味しい。たぶん身体にも合っているのだろう。腹はしょっちゅう悪いのだが、果物の食べすぎでお腹を壊すということは不思議とない。冷たいかき氷を食べてとか、濃いコーヒーや濃いお茶の飲みすぎで気持ち悪くなるというのはある。それでも昔に比べて最近はお腹の調子がいい。歳をとり年々調子が良くなるというのも不思議なものだが、ありがたい。
もしかしたら、梅を黒砂糖で10年近くも浸けこんだものを、毎日飲んでいるからかもしれない。この不気味に黒ずんだ液体を、ちょっと人体実験のつもりで毎日60CC飲んでいる。いわゆる酵素液に似た味がする。私の身体に良い果実の代表が梅である。梅干を毎日食べるというのは、とても健康に良い。塩分の取りすぎを心配していない。それくらいの汗をかく肉体労働をしている。汗をかいたら、しょっぱくて酸っぱいものは身体が待っている。酸性化した身体をアルカリ化するのが梅ぼし、そのほか様々な効能が言われるが、梅は中国3000年の歴史が薬効が証明している。ブルーベリーがよいとか、マンゴーが良いとか色々あるだろうが、梅干しほど安定した薬効が証明されている果実はない。
私の家で使う梅はおかしいのだが隣の家の梅の木である。3本の大木がある。この梅の大木が隣の家から根元は出てはいるのだが、樹木全体が私の家に存在する。この梅が実ると、私の家のブリキ屋根にものすごい音を立てて、落下する。夜あまりの大きな音なので、びっくりして目が覚めるほどである。そこで切るのをお願いした。しかし、切れないということである。梅は採っていいから我慢してほしいと言われた。出来る限り屋根にかかったところは切った。それでも今の時期は地面は一面の梅である。いい匂いではあるが、毎日すごい量落下する。この落ちたもののから良いものを使う。梅干しと、梅酒と、梅ジュースということになる。しかし人間の神経は不思議なもので、自分の家で使えるとなると、あのすごい音もさして気にならなくなった。桃は越してくる前から庭に植えてあったものだ。結構な大木なのだが、結局は腐るものが大半である。そこで腐る前のまだ堅い内にとって、氷砂糖で付ける。ほのかに桃の香りがする位のなかなかのジュースになる。
そして、枇杷である。6年ほど前に、8本植えたものが6本育っている。枇杷は縁起が良くないというので、庭に植えない方が良いという人もいるが、自給の暮らしには必需品だと思っている。葉をシップに使うことが多い。枇杷ジュースも枇杷酒もこれは美味しい。枇杷はぶどうのように鈴なりになる。これを摘果して、粒を大きくするのが生産される枇杷だろう。何もしないというか、何かをするほど余裕もない。そこで大粒は生食にして、小粒をジュース用にする。昨年までは、何か獣が出て一気に食べられたのだが、今年は鳥にもやらなれない。すごい量なっている。20キロぐらいは採っただろうか。食べたいだけ食べた。よくよく木で熟すと味がとても濃くなる。1回に1キロは食べたのではないだろうか。身体はおかしくはならないかった。梅酒は毎晩飲んでいる。10年物の古酒がある。ベトナムの甕に入れて脇に置いてあって飲む。