おんりーゆーのお得情報

   

《その1》11月24日(火)~27日(金)ポイント2倍DAY!!
《その2》12月1日(火)~12月4日(金)期間限定!大変お得な回数券(10枚綴り)販売!!
1日使える『かよい券』が通常16000円→なんと12000円!!
18時以降のみ使える『宵湯券』が通常13000円→なんと9000円!!

「おんりーゆー」からはときどきメールで案内がある。会員と言うのか、よくは分からないのだが、出来た頃から登録をしている。メールと言うのは便利なものだ。無料で、大量に案内が出来る。どうせ、18時以降しか行けないのだから、当然宵湯と言う事になる。1回900円なら、時には良い。期限があるわけではないので、こういう時に買うことにする。「おんりーゆー」の良さは静けさである。小川の流れの音だけが響いている。と言いたいのだが、なにやらモーター音、ボイラー音が聞こえて気になる。どうもここお風呂はいつまでもコンセプトの徹底がない。しょっちゅう変更はあるのだが、方向性が定まっていない。まあーいいのだが、止められたら残念と言う事がある。あいかわらず、空いている。大いに赤字が心配である。私が心配する事ではないのだが、900円は仕方がないと思うことになる。何が仕方がないのかも良く分からないのだが。ともかく、人が少ない。人が少ないのは、入るほうとしては、悪い事ではない。一人だけと言う贅沢もしたことがあるくらいだ。

ここのお風呂の一番のすごさは、欅のドームだ。男の方の露天風呂は完全に欅の大木で覆われている。この2年で枝がさらに張り出し、いい感じになった。露天風呂に入っているのだが、実は上半身は、欅の作り出す、夜の空間と言うお風呂に入っている感じだ。風呂に入っている下半身より、上半身の夜の空間という物に入り込んでいる、闇に浸かっている感じが始まる。葉っぱの作り出しているドームにニューと身体を差し込んでいる状態。闇と言う空気感に包まれ、浸る。この自然と一体になる感じは、ちょっと他にはない。たぶん、箱根のヒメシャラの湯に夜中に一人では居ればそういう感じがあるかもしれない。しかし、ヒメシャラの植え込みの人工的な感じはちょっと違う。あの森空間を生かしてお風呂を作ったと言う、設計のコンセプトは、なかなかのものだ。

子どもはお断りと言う事らしい。たまに見るから、廃除している訳でもないのだろうが、騒ぐ子供はお断りらしい。一体騒がない子供など居るのだろうか。それは子供らしくない子供だ。騒ぐ他人の子供を上手く指導できる大人が居ないのだ。私には子供の騒ぎより、風呂の側のモーターの音の方が、はるかにうるさい。音という物は、主観だ。小川のせせらぎが聞こえてうるさいと思う人はない。以前はジャズが流れていて、いいと思ったが、いつも同じ曲が流れ続けていて、あきれた。それであの曲は誰の何ていう曲なのか、聞いてみたが誰も知らなかった。それでも森の中で、大木に覆われてコルトレーンだと思うのだが、聞いている気分は悪くなかった。流し続けたのが悪かっただけだ。止めたとなったら、チンとも音がしない。たまには流れるのも良いとは思うが、そんなことを言うとどんな曲になるか分からないから、今の方が増しであろう。

おんりーゆーは計画をたてた人の感性は、相当のものだと思う。推測だが、温泉コンサルタントでも居たのではないか。しかし、それを継続して運営する人は、どうもそのコンセプトを理解していないようだ。その一番は人がしょっちゅう変わっている。そして、職員の理解はどんどん一般的なお風呂屋さんに近づいてきている。気取った感じより気さくで良いのだが、少々心配ではある。この心配は止められたら困ると言う意味である。毎月の通信というものがある。以前は手書きのものを印刷している、実に素朴な手作りの味わいがあった。今は、ワープロで作られている。それでもないよりは良いのだが、以前を思い出すと少し寂しいものだ。森の樹木の方はそんなことにはお構いなく、設計思想にしたがって、どんどん深まっている。庭の下草にしゃがが植え込んであるのだが、こちらはいつになっても広がらない。

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