草刈草取り、がつづく。
昨日は鬼柳のめだか田んぼのコロガシをみんなでやった。特に草があるからというのでなく。土の腐敗が気になるので、もう一度転がしてみた。水をかなりのながし水管理にしてみた。始めての田んぼで、しかも土がどこからか、運んできた、石混じりの廃土のような土。コンクリートの20センチぐらいの塊が出てくると言う、最悪の土壌の状態。それでも鬼柳の田んぼは、絶対に失敗できないので、ひたすら管理を続けている。こんな土と分かっていたら、打つべき手はあったのだが、何しろ土木業者が、やる気なく押し付けられた仕事のような感じで、おざなりにやった仕事である。そもそも田んぼをやるのに、どんな土でも良いという訳ではないのを知らないものが、どこかから持って来たのだから、無理があった。その上機械は入れない作りの田んぼなのだから、頭を使う以外にない。田植え、4週間になって、草がないという点だけは、成功している。
鬼柳ではやることがすぐ終わったので、早速永塚にまわることにした。永塚のMさんの田んぼが草取りヘルパーの募集が出ている。1反の田んぼ。めだかのヘルパーでせめてコロガシだけは、一通りやろうと言う事で頑張った。人数がいるから、あっという間に終わった。不思議なもので、少し入らせてもらっただけで、田んぼへの愛着が湧いた。「土がいい。土がいい。」とめだか田んぼのヘルパーの感嘆し切り。やはり、田んぼの作業を一通り学ぶためのめだか田んぼだから。他の田んぼに入る体験も、田んぼは大変だと言う実感も必要。みんなも良い勉強になったようだった。Mさんの田んぼは午後もヘルパーが手取り草取りをしてくれたそうだ。私の方は、午後はめだか池のビオトープ周辺の草刈。こちらはおお鎌で手刈りである。今は刈り払い機ばかり使っているので、手刈りが辛い事。何しろ、40名の「めだかのお父さん、お母さんたち」が参加してくれた。
とても皆さん頑張られて、本気で作業をされた。これは予想とは大違い。私の失礼な予想が良くなかった。普通に管理作業にこられていた。とかく、市民ボランティア作業と言うと、却って、周辺準備負担だけが大きくなる場合もある。今回は、途中、生き物観察も行って、参加した皆さんが良い経験をされたと思う。これを企画されている、小田原市の環境保護家の皆さんは、素晴しい行動力である。この日も大勢参加してくれて、準備から作業まで、中心でこなしてくれた。この日は市長も作業参加してくれた。市長は別段市長になったから、こうした作業に参加したというより、昔からこう言う事をしてきた。久し振りに、やあー加藤さんと言う感じで、本来の顔に戻ったように見えた。たまには農作業が出来るぐらいがいいのだろうが。到底その時間は無さそうだ。作業後の桜土手に座っての、懇談の席も加藤さんが司会をした。農の会の定例会を思い出してしまった。こう言う事はとても上手なのだ。
今日は、今日とて、和留沢までの草刈である。道路整備だ。美しい久野の里地里山からの参加なので、頑張らねばならない。和留沢の自治会では昔から、草刈は良くやられている。お陰で林道が使える。本来気がついて、お手伝いに出なければいけなかった。良い機会を得られた。午後からは、もう一度、Mさんの田んぼの草取りをやる。何とか頑張って、一通り、終わらせなければならない。こう言う事が、少しもMさんの気分的に負担にならない形で、行われる事が良い。「やれるときはやる。やってもらうときも、気持ちに負担なくやってもらう。」こう言う関係が理屈抜きに成立するようでありたい。じっさい、Mさんが日頃やってくれていることを思えば、この程度の協力は当たり前である。